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公務員(市役所)を辞めてよかったこと7つ。底辺フリーランスでも幸せな今。
私は、コロナ禍に12年以上勤めた公務員(市役所)を辞めました。
そして、その後、ブロガーとして起業して3年以上経ちます。
「起業なんて、一部の人しかできない」
「意識高い系だったんでしょ」
って思うかもしれません。
でも私は、特別なスキルもないただの事務職(しかも短卒)で、辞めたのは30代前半のとき。
退職に至った理由としては、
体調不良(人間関係のストレス)
他にやってみたいことがあった(ブログ)
結婚が決まった(県外の人)
という、3つがちょうど重なったこと。
「幸せ」と「最悪」が同時に来てしまったタイミングで、「もう無理だ」「辞めるなら今でしょ」と何かに突き動かされた感じでした。
そんな私の退職は、まったくキレイなものとは言えず・・・
実際、周りの人にたくさん迷惑をかけたと思います。
(何も知らない人は、「あ、結婚して退職したのね」って思ってたかもしれないけど。)
きっとこの記事を読んでいるあなたは、
✅️公務員(市役所)の仕事がつらい
✅️公務員という働き方に疑問がある
✅️職場の人間関係で悩んでいる
✅️他に挑戦してみたいことがある・・・
など、色んな気持ちを抱えていて、
「公務員辞めた人ってその後どうなったのかな・・・」と気になっている人だと思います。
それ、すごくよく分かります。
私の場合、ほぼ勢いで市役所を辞めてフリーランスになった、というちょっとレアなケースかもしれません。
しかも、これからまだまだ変わっていく可能性もあります。
なので、「へぇ~こんな人もいるんだな~」という感じで軽く読みながら、参考にしてもらえたら嬉しいです。
ということで、今回は「公務員を辞めてよかったこと7つ」について独自視点で書いてみようと思います。
※「辞めてよかった」面だけをアピールするのではなく、実情やリアルな感想も書いていきますね。
公務員(市役所)を辞めてよかったこと7つ
①人間関係のストレスが激減した
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やっぱり公務員というか、組織を抜けて感じる良かったことの1つ目はこれでしょう。
私は実際、人間関係のストレスで、難聴になったり、体調を崩しがちになっていました。
公務員(市役所)を辞めて、
嫌な人と関わらなくて良くなった
人事異動ガチャと無縁になった
というのが一番の恩恵だと感じます。
私はHSP気質で、人の感情にも左右されやすかったりするので、今は本当に心が穏やかです。
ただ、退職して「人と関わらなすぎる」のも・・・実はストレスだったりします。笑
今のブロガーという働き方は、ほとんどが1人の作業。
同居する家族、保育園の先生、ブログコミュニティの人などと関わることはありますが、新鮮味はありません。
むしろ「人が恋しい・・・」と感じたり。笑
私のは極端な例なのですが。
それでも「嫌な人と会わなくてもいい」というのは心を消耗しない上で大きな恩恵だと感じます。
夫からも「仕事辞めてから明るくなった」「若返ったね」と言われます。
②場所に縛られない自由さ
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公務員(市役所)時代は、当たり前ですが、いつも同じ建物に通っていました。
コロナ禍になって、リモートワークが浸透し始めてきた時、「なぜ私はいつもここに来なくちゃいけないんだ?」とふと考えるようになっていました。
(実際、市役所のリモートは全然進んでいなかったのですが、世の中の流れ的に)
そんな「場所の縛り」から解放された今は、好きなところで働くことができます。
その日の気分で、家で仕事したり、図書館に行ったり、カフェに行ったり。
これは公務員を辞めてよかったと感じることの大きな点の2つ目です。
その恩恵を一番感じたのは、夫の転職のときでした。
夫もメンタルを病んで民間会社を退職したのですが、次の会社を選ぶ上で、私の勤務地を考慮する必要がなかったので「選択肢が広がった」と思います。
実際、次の会社は、隣の県だったので引っ越しが必要になりました。
私には何も制限がなく、身軽。(息子の転園はあったけど)
夫のやりたいことを素直に応援できる!
そんな自分でいられることが嬉しかったです。
③自分の可能性を信じられるようになった
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公務員の人なら、一度は聞いたことがあると思います。
「そんなものは民間じゃ通用しない」とか「民間じゃやっていけないよ」という意見。
公務員として働いていると、知らず知らずのうちに、
ここ以外で私を受け入れてもらえる場所はない
自分には何のスキルもない
という呪いのようなものを刷り込まれていく感じでした。
私の同期にはすごく仕事が出来る人(女性)がいたんです。
周囲の評価も高くて自慢の同期だったのですが、
「いや、私は何もできないよ~」と過小評価している言葉を聞いて。
凄く悲しくなったことがありました。(あれは謙遜じゃなかったと思う)
だけど、きっとどんな人にだって可能性が眠っているんですよ。
というか、そう信じたかった。
だから私は、全くの素人からブログの世界に飛び込みました。
「お前には何もできない」という脳内の声を振り切りながら、がむしゃらに頑張って、自分で収入を得るスキルを身につけることができました。(まだまだ勉強中)
このように「自分の可能性を信じられることができる」というのは、本当に大切なことだと感じます。
これからどんな選択をするにしても。
自分でゼロから稼ぐという経験とスキルは、きっと心の支えになるでしょう。
④自分や家族の時間を多くとれる
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公務員(市役所)を辞めてよかったと感じることの4つ目は、「時間の自由度」だと感じます。
何時に起きてもいい、何時に寝てもいい。
20代後半ごろから朝がめっきり弱くなってきて、8時半の始業が辛い時もありました。
時間の恩恵を特に感じたのは、「夫の休職期間」でした。
結婚してから、私の夫は2度休職しています。
無気力で、無表情で、心も体も疲れ切っている。
そんな夫のそばにいることができたのは本当に良かったと感じました。
私があのまま市役所に勤め続けていたら・・・
夫をアパートに一人きりにして心配だっただろうし、夫だけ実家に帰ってもらっていたかもしれない。
私が彼のためにできることは多くはないけれど、同じ空間にいられるだけでもよかった。
不安な時に一緒にいてあげることができた。
ちょっと元気になってからは、一緒に料理をしたり、散歩をしたり・・・。
きっとあの時間があったからこそ、社会復帰につながったと感じています。
一方で・・・
時間が自由すぎると、ついついダラダラしてしまうというデメリットも。笑
それでも、息子の保育園の送迎などがあることで、メリハリはつけられています!
⑤収入の天井がなくなった
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公務員は、やはり色んな面で手厚いと思います。
でも、辞めてしまったら「失業手当」はゼロです。
だからこそ、「早く稼がなくては!」と焦っていたのですが、退職してすぐに妊娠。
つわりで、ブログどころではなくなり、ほぼ何もせず過ごしていました。
子供ができたことは嬉しいことなのに、何もできない自分を責めていましたし、「やっぱブログやめようかな」と弱気にもなっていたんです。
しかし、それを巻き返すかのように、
安定期からブログをガチり始めた結果・・・
妊娠7ヶ月のときに、初めて月収10万円を達成。
帝王切開でしたが無事に出産し、
産後3ヶ月のときには、月収50万円を超えました。
(その後、60万円以上になりました)
こうして、公務員時代のボーナス以上?の金額を自分の力で稼ぐことができたのです。
「公務員を辞めたからには、公務員以上稼ぎたい!」というのは私の目標の1つになっていました。
だから、この経験は、私の人生にとって大きな財産になったと思います。
もちろん、収入の不安定さはありますし、ずっと稼ぎ続けるのは至難の業。
でも、収入の自由さというか・・・
天井がないのって、素直にワクワクしませんか?
(逆にいえば最低の収入保証もないんですけどね。)
出産とブログを頑張った記念として、家族3人で「星のや軽井沢」に泊まったのは良い思い出です。(ずっと泊まってみたかった・・!)
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これが、公務員を辞めてよかったと思える5つ目でした。
⑥プライベートが自由になった
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公務員(市役所)を辞めてよかったことの6つ目は、「公務員という肩書から解放された」ということです。
分かる人には分かると思うのですが、「市役所に勤めている人」というだけで、心無い文句とか、言いがかりをつけられることってありませんでしたか?
みんなが訪れる場所だからこそ、「もっとこうしろ~」「だから市役所は」みたいな意見や批判をぶつけてきたり。(私に言うな!)
そんなこともあり、プライベートでも、「わざと公務員であることを隠す」ようになっていたんです。
ちょっとしたアンケートとかでも、あえて「会社員」に✅️したりね。
今思えば、気にし過ぎなのかもしれないけど、「公務員だから私生活もしっかりしてないといけない」みたいなプレッシャーも感じていたんだと思います。
だから、その肩書から解放された今、社会的な信用はなくなったけど、結構「スッキリ」しています。
辞めるのはもったいないって言う人もいるけど・・・
「元公務員」という経歴は消えることはないし、私の人生の一部として残っています。
今はむしろ、「公務員だった人」として胸を張っていけたらいいなと思っている。
そこらへんの葛藤は、この記事でも書いています。
⑦(おまけ)服装やヘアースタイルも自由!
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長くなってきたので、最後はちょっと、おまけ的な感じです。
公務員を辞めて良かった点の7つ目として、
毎日服装を考えなくて良い
被服費が激減した
ということも忘れてはいけません!
私が市役所に勤め始めた頃、女子には「事務服」がありました。
でもいつのまにかそれも廃止され、オフィスカジュアル的な服ならOKという感じになりました。
それが嬉しい人もいたと思うけど、やっぱり「平日5日間の服」を考えるのって結構だるいんですよね。
男の人はスーツなので、ほぼ毎日同じの着てたって、よほどファンじゃなければ気づかれないでしょう。笑
それに、30代も過ぎてくると中堅だし、「安物を着てたら恥ずかしい」っていう気持ちもあって、1着1万円前後する服を買うことが多かった。
もともとそんなにおしゃれに興味があるほうでもなかったけれど、自分に合わない服は着たくない、というこだわりはありました。
だから、
買いに行く労力(できれば試着したい)
実際に服を買うお金
毎日服を選ぶ時間(&メンテナンス)
って意外と負担になってたんですね。
一方で、今の在宅フリーランス生活。
被服費はゼロの月だってあるし、2~3パターンくらいを毎日着回すだけでOK。
スティーブジョブスじゃないけど、選択が少ないって本当にラクです。
毎日ほぼすっぴんだし、「人に見られる機会が少ない」って、ほんとコストかかりません。笑
「公務員やめてやっていけるかな?」って思ってる人は、収入面が心配なのだと思うのですが、私のように在宅を選べば、支出の面はかなり減ると思います。(飲み会もないしね)
あとは、当たり前だけど、髪色や髪型も自由なので、「これ、ちょっと明るすぎない?派手すぎない?」みたいな不安もゼロです。
といっても、髪色で遊んでいたのは辞めた直後1~2年くらいで、今は普通のカラーに落ち着いていますけどね。
【現在】4年目の今はゆるく頑張ってます
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ここまで、公務員(市役所)を辞めてよかったことを7つご紹介しました。
市役所を辞めて、フリーランス4年目突入した今は、当初よりもだいぶんゆるく生活しています。
少し前から夫の実家で同居し始めたこともあり、ブログと無理なく向き合いながら、日々を過ごしています。
複数のブログからの収入と、足りなければ貯金などを取り崩す生活。
(※退職時は3〜4年生活できるくらいの貯金・資産を貯めていました)
月収10万円以下の底辺フリーランスという感じです。
今は夫も無収入で、生活していけるの?って感じだと思いますが・・・
実家暮らし(持ち家)で固定支出が少ないし、物欲もほぼないし、家事も激減。
むしろ、「身軽で充足しているな〜」と思います。
(もちろん義理家族のサポートがあるからこそ)
在宅の個人事業主だから時間の融通がきくし、きっと扶養内でパートで働くよりは、気楽で自由だと思います。
子供の発熱などにもすぐに対応できるので、誰にも迷惑かけることがありません。
平日にフラッとランチに行ったり、美容院に行ったり・・・
その日の気分に合わせて過ごすこともできるようになりました。
と、良いところばかり言って!
実は、こんな自分を正当化したかったりするのかも。笑
今の暮らしは気に入っています。
でも、先ほども言ったように、
もうちょっと人と関わりたい
誰かの役に直接立ちたい
という気持ちもある・・・。
もしかしたらいずれパートとかボランティアなどをするかもしれませんし、何かで補完できたらいいなと思います。
これが現時点の正直な気持ちです。
まとめ
いかがでしたか?
「公務員、辞めてよかった?」と聞かれると・・・
正直、手放しで「最高!」とは言えないかもしれません。
私の場合は、夫が休職して経済的に不安定になったり、社会的信用が薄いのは事実なので。
でも、あの選択があったからこそ、今の自分につながっていて。
今の自分は、間違いなく幸福度が高いです。
健康で、幸せです。
というか、「幸せを感じられる体質に戻れた」という感覚に近い。
感覚を麻痺させて、あの重たい空間で我慢していたこと思えば・・・
自分らしく、そして人間らしく過ごせているな、と思います。
一方で、公務員生活は、辛いことばかりではありませんでした。
私を人間的に成長させてくれましたし、たくさんの素敵な仲間と出会わせてくれました。
出会いと経験、学びに、今は心から感謝しています。
「これでよかったのかな?」とふと考えることはあるけど、それはきっと、どこにいても同じだと思うんです。
今感じられる幸せを、背中を押してくれた色んな人に感謝しながら、1つ1つ大事にしていきたいと思っています。
最後に、辞めるかどうか迷っている過去の自分へ・・・
辞めることは、
逃げることじゃない。
ただ人生の方向を変えただけに過ぎない。
どの道を選んだとしても、
幸せは見つけることができる。
自分の心に正直に生きる勇気を。
自分を守れるのは、自分だけだから。
ここまで長文を読んでくださりありがとうございました。
参考になったら嬉しいです。
おしまい。
👇️ブログってほんとに稼げるの?
公務員を辞めてから3年間のブログ収益はこちらの記事で公開しています。
👇️どうしてブログを選んだの?
私が公務員を辞めてブログを選んだ理由は、こちらに書いています。
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