【高校情報Ⅰ】 プログラミング Python 入門 第5話 制御構文(if文/条件分岐)と関係演算子 (情報1)
動画を見たら以下の問題が解けるようになります
■■解説動画■■
文字おこし
今日のPython講座は条件分岐と関係演算子の基本について学んでいこう
ところで今度の情報のテストで80点以上とったら、お小遣い500円アップしてくれる。
今度のテスト範囲は、条件分岐だね。
丁度今回話す内容のネタとして使えそうだから
テストの点数とお小遣いアップの関係の
プログラムを組んでいこう
その前に関係演算子について学んでいこう。
2は1より大きい?
もちろんだよ。
じゃあ、逆に2は1より小さい?
いや違うよ。
そうだね。
今話したように、二つの関係が正しいか正しくないかを判断するのに使う演算子を
関係演算子というんだ。
具体的な例を見ていくね
2という数字は1より大きい というのは
2>1
と書くんだ。
あっ!中学でも習ったやつだね。
ちょっとこれだけでPythonのプログラムを実行してみよう。
Trueと表示されたね。日本語で真といって、あっていることを意味する。
逆に1と2をひっくり返してみよう
1>2
1という数字は2より大きい というのでプログラムを実行しよう。
Falseと表示されたね。 これは日本語で偽と言って、正しくないことを意味する。
この関係演算子はいくつも種類があるから確認していこう。
じゃあさっきのテストの得点とお小遣いを例に
今の関係演算子と制御構文を使ってプログラミングをしていこう。
ん?制御構文ってなに。
英語でIFってどういう意味
もし~ならばっていうことだよね
そうなんだ、制御構文はIF文ともいわれ、
得点が80点以上ならば、小遣いをあっぷする。
それ以外なら、お小遣いをダウンする等のプログラミングができるんだ。
じゃあ、テストの点数が90点だったとして
プログラムをしていこう
はじめに、変数 tokutenに 90を代入する。
そして
もし、得点が80点以上だったらという 制御構文を書いていこう
もし得点が80点以上ならばでコロンを入れる
if tokuten >= 80:
その次の行に 満たす場合の処理を記載する
この時for文の時と一緒で、ifのtrueの条件に当てはまるグループとして
半角スペース4文字あけるか、タブキー(※)を押して、インデントをすること
※Pythonコーディング規約PEP8では、半角スペース4文字が推奨されています。
print(“お小遣い500円アップ。”)といれよう
それ以外だったら、お小遣いアップ無しと出力するようにするには。
else: を記載する 文字の位置はifと同じ位置であること
そして次の行に、インデントをして
print(“お小遣いアップ無し”)
といれよう。
じゃあ実行してみよう。
得点に90をいれたから、80以上の条件を満たして
お小遣い500円アップが表示されたね。
じゃあ、次は得点変数を70に変更しよう
実行してみよう
今回はelseに当てはまって、
お小遣いアップ無しって表示されたね。
他にも条件を加えたい場合は
elif(エルイフ)を使うんだ。
じゃあ点数が60点以上だったらという条件を加えよう
elif tokuten >= 60:
と記載して、次の行にインデントして
print(“お小遣い300円アップ”)と入れてみよう。
80点の場合も当てはまる条件だけど
if文は上から順番に判定していき、当てはまった時点で他のelseには入らないんだ。
だから60点以上80点未満でこの条件に当てはまることになる。
だから変数 得点を70に変更して実行してみよう。
ちゃんとお小遣い300円アップって表示されたね。
elseは上に記載されたいずれの条件にも当てはまらないときに記載する。
この関係演算子を使えば色んなプログラミングが出来そうだね。
それでは、今日の復習問題をといていこう
■■確認問題■■
■■答え■■
使用プログラム
print(1 > 2)
score = 75 # 変数scoreに75を代入する
if score >= 90: # もしスコアが90以上なら
print("大変良い") # 大変良いと表示する
elif score >= 70: # もしスコアが70以上なら
print("良い") # 良いと表示する。
else: # 上記以外の場合は
print("良くない") # 良くないと表示する。
tokuten = 70 # 変数tokutenに90を代入
if tokuten >= 80: # もし得点が80以上なら
print("お小遣い500円アップ。") # お小遣い500円アップ。 と表示
else: # 上記にあてはまらないなら
print("お小遣いアップ無し") # お小遣いアップ無し