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#30 誰にでも親切にしなければいけないのか
皆さんこんにちは。
実はこれを書いている最中もまだ何を記事にするか決まってません。(笑)
正確にはどの題材を伝えようか悩んでおります。
決めました。いじめ問題にしましょう。
改めまして皆さんこんにちは。今日が8/30日明日が31日という事で長いところだと子供の夏休みが明日で最終日になりますね。
家でずっと子供の世話をするお父様お母様方は凄いですね。
それだけで仕事をしている人よりも何倍も凄い事だと思います。
なぜかって?
仕事は息抜きになる事もあるかもしれませんが、子育てはそうはいきません。
子供を育てるという事は他の人の人生に責任をもつという事ですので、とても大変な事なのです。
話しは逸れましたが本題に入ります。
いじめ問題というと子供だけだと思うかもしれませんが、実は大人になってからのいじめの方が陰湿です。
これを読んでくださる社会に出ていない人にはそれを知ってほしいですし、今現在社会でいじめにあっている人には今から書く記事を頭に入れておいてほしいと思います。
真面目な人や優しい人によくある事なのですが、みんなに親切にしたいと思っても世の中にはいろんな人がいます。親切にして親切を返してくれる人もいれば人の親切を奪うだけの人もいます。一昔前にテイカーという言葉がはやりましたよね。
そんな親切、仏教では布施というのですが実は布施をする人はこういう人にしなさい。というのが教えられています。
それが三福田という教えです。
・悲田(ひでん)・・・本当に困っている人
・恩田(おんでん)・・・ご恩を受けた人
・敬田(きょうでん)・・・尊敬する人
この三つに親切という種まきをすると必ず自分の所に返ってきます。
これを善因善果といいますが、よく間違われがちなのが悲田と恩田になります。
ここをはき違えると自分の運をテイカーという人達にどんどん吸い取られて不幸になってしまいます。
ではどうやって正しく悲田と恩田を見分けられるのかというと、これも三毒といった教えで伝えられています。
三毒とは貪欲(とんよく)・瞋恚(しんい)・愚痴(ぐち)の三つを指します。
貪欲とは「あれが欲しい、これが欲しい、」「くれ~くれ~」と言ってる状態の事です。一昔前だとクレクレ中という言葉がありましたよね。
これを言葉にしている人はいつまでも満たされる事がないので、「○○が無いから困っている。」と言っても親切にする必要はありません。むしろ与え続けると自分が与えられなくなった時に欲が収まらなくなって攻撃に転じてくるので早い段階のうちに距離をおいておきましょう。
瞋恚(しんい)とは忍耐が無く感情をされけだす事です。仏教とは本来、自力を目指すものですのであまりこういう表現はよろしくないとは思いますが、自分の感情をコントロールできない事はとても自力があるとはいえませんし、貪欲の解説でも述べたように感情をさらけ出しているという事は、もう欲が収まらなくなって攻撃に転じている状態といえるので距離をおきましょう。
最後に愚痴(ぐち)ですが、仏教の愚痴は皆が思っている愚痴とはちょっと解釈が違います。
仏教の愚痴とは
物事の本質や真理を知らずに行動や言動を起こすこと
物事の本質が見えている人には、この愚痴を行っている人についていくのは、信号無視をする友人の車に同席するのとかわりません。
ちょっとわかり辛かったしょうか。
かといって人は完璧ではありませんし三毒を無くすことは難しいです。
だから僧侶は修行をするわけですが
今回のいじめ問題にだけフォーカスするのでしたら
三毒を常に起こしている人からは離れ、三福田をしましょうという事です。
もっとわかりやすく言うと
貴方の親切を待っている人は他にもいます。自分の利益だけしか考えられない人から離れて、世の中にあなたの優しさをわけていきましょう。
それでは皆様が良い人生でありますようお祈りしています。