土曜日 朝8時
7月から部署が異動になった。
今までは外で勤務をすることも少々あったが、今回は思いっきり内勤。朝から晩まで丸の内で働きまくっている。
実は4月から残業時間ゼロを目標に、業務一つひとつへ取り組んでいた。
4月と5月は残業ゼロ。6月は惜しくも2時間。それでも我ながら優秀だったと思う。
しかし7月になり、営業日6日にして残業時間約6時間。由々しき事態である。
何が辛いって、毎日丸の内まで朝から行かなければならない事だ。5時台に起きて準備。7時台の満員電車に乗って押し潰されながら丸の内に向かう。
毎日寝不足を感じながらヘロヘロになって1週間を過ごし、久し振りに「休みが待ち遠しい」と思った。
そして迎えた初めての土曜。
朝起きる癖が付いてしまったせいで、二度寝をしたのに朝8時前に起きてしまった。
旦那が寝ているのを起こさないように起き上がり、何となしに隣の部屋でテレビを点けた。
あ、おかあさんといっしょがやってる。
何でそんなことを思ったか今思い返してみても全く分からないのだが、リモコンを片手に2チャンネルのボタンを押している私がいた。
そして始まった「おかあさんといっしょ」。
私はけんたろうお兄さんとあゆみお姉さんの時代の人間。勿論今のお兄さんとお姉さんの名前なんて分からない。ただひとつパッと見て思ったことは
お兄さんがイケメンだな……
ということであった。
これ、実はすごく必要だと思った。育児で疲れているお母さんたち。テレビの中ではイケメンのお兄さんが何の疑いもない笑顔で手を振っている。何て幸せな朝なんだ。
そして着ぐるみ劇の『ガラピコぷ〜』。オープニングのアニメーションがまさに現代アニメそのものであるような、ピンクと水色のキラキラした世界だった。
どんなキラキラしたキャラクターが出てくるんだよ……と思っていたら、さすがNHK。着ぐるみになると何だか質素だった。
そして何より最後の子どもたちとお兄さん・お姉さんがみんなで踊るとき。我々の世代で言うと、ひろみちお兄さんの「あ・い・う!」のアレである。
みんな楽しそうに歌って踊っているのだが、私の目を引いたのは一人だけ全く歌わず全く踊らず、ずっと肘を気にしている男の子だった。
あれが普通のバラエティ番組だったのなら、放送事故のレベルである。途中で笑顔のお姉さんが背中を優しく押すものの、何の反応も無く肘を気にしている……!
もしかしたら障害児さんなのかもな、とも思いつつ、あの子がもう少し大きくなってあの映像を見たらどんな気持ちになるのだろうか…とその後の家庭を心配した。
総じて「おかあさんといっしょ」には親子のふれあいを助ける歌や踊りが散りばめられていて、有効なツールだと思えた。
しかしこの議論をするのはかなりナンセンスだとも思いつつ、番組名が気になってしまったこともまた事実だった。
「おかあさん」といっしょ。
「おとうさん」はどうなの?両親が離婚していておかあさんがいない場合は?「おかあさん」と付けるせいで、やはり子育ては母親ひとりでやるべきだとNHKが考えている?
……とかね。
私はクレーマーではないし、「おかあさんといっしょ」というネーミングに対して何の疑問も持たずに生きてきた。けれどきっと家庭環境によっては色んな見方が出来るんだろうなぁ。
……と、ここまで書いて一度記事を書くのを終わらせ、今日のヘッダー写真にしようとしていた「おかあさんといっしょ」のロゴを探していたら、「おとうさんといっしょ」という画像が出てきた。
よくあるパロディなんだろうなと思っていたら2013年〜現在も引き続き、BSプレミアムで日曜日にやっている本物の番組だった。びっくり。
ちなみに放送日は毎週日曜日のみ。やはりお父さんの休みと言えば日曜日なのだろうか。
何にせよひとつ言えるとすれば、世の中のお父さん・お母さん、平日休日関係なくみんな頑張ってる。毎日本当にお疲れ様です。
わたしもお仕事頑張るぞ〜〜
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