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fugud
ここ最近観た映画あれこれ。その2
ここ最近観た(といっても結構前のもありますが💦)映画のレビューです。同じ様な書き出しで記事をつい先日も書きましたが紹介する映画は別作品になりますのでご容赦を。
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『セールスガールの考現学』
http://www.zaziefilms.com/salesgirl/
新宿・シネマカリテにて鑑賞。
モンゴルといえば草原、モンゴル相撲というザックリとしたイメージしかなかった僕らに新鮮な印象を与えるモンゴル映画。
デザイン的な構図の画角とMV的な手法が度々挿入される演出、朴訥な印象の主人公の女性が物語が進むにつれて段々と可愛くなっていく過程など色々と見どころがあった。
特に唐突に挿入されるMVシーンは説明過多な映画を観ている観客には新鮮な感じがするのではないかなと思いながら見てた。
モンゴル国内の性文化の規制やロシアからの影響などをサラリと紹介しつつそれらがストーリーの本筋に効いてくる作りになっていて画造りだけでなく構成も参考になった。
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『せかいのおきく』
http://sekainookiku.jp/
お次はTOHOシネマズ・シャンテにて鑑賞。
こちらも凄く好きな作品だった。
時代劇というとチャンバラや戦のシーンがテンプレートのように入ってくるがそういうものは全くと言って良いほどなく(一部、描かれるが決闘後のみ)、貧乏長屋に住む庶民と元武士の娘、肥溜めを売って生活する青年達の日常を主軸に物語は進行する。
映画『赤西蠣太』で描かれていた様な江戸時代の庶民の生き様が『せかいのおきく』にもあり、ちょっとした些細な描写から悲しみが表現されててディティールをキッチリ描くとこういうことも出来るんだなと思った。
以上、さらっとですが映画忘備録でした