
表現者を目指す私に刺さった言葉。~ノーノーガールズ~
最近No No Girlsというオーディション番組を見た。
ちゃんみながプロデュースをするガールズグループのメンバーを決めるオーディションだ。
実は私は高校と大学で演劇部に入っていた。その前はピアノの発表会だったり吹奏楽だったり、とにかく「表現」をしてきた人生だった。
そんな私が心の奥深くまで刺さった名言や、考えさせられたことをまとめてみようと思う。
※言ったそのままでは無くて分かりやすいようにまとめているので、そこはご了承ください。
珠玉の名言集
①「自由な表現をするには、一回型にハマらないといけない。やりたくないことをやって、型にハマって、やっと自由を手に入れることができる。」
これは刺さる人が多いと思う。
演劇をやっていた時、ひたすら演技をメンバーから指摘されたことがあった。その時、「いいじゃん!自由にさせてよ!」と思ったのを覚えている。
だけど、自由とは基礎をひたすら積み上げた先にあるものだ。
基礎を吹っ飛ばしていたら、「ただの自己中でうるさい人」になってしまう。
この言葉をしっかりと胸に刻んでおきたい。
②ロジカルに考えすぎちゃいけない。自分の内側から湧き出てくる感情を表現できるようにしよう。計算されているような表現にしないこと。
これも刺さる人には刺さるんじゃないかな。
失敗が怖かったり、周りの評価が気になったりする人ほど、考えすぎて「感情が湧かない」ということはよくあると思う。私はこのタイプだった。
「上手くやろう」という気持ちが強すぎて、「ここはこうしよう」「ここはこんな風に動こう」という感じで論理的にいろんなことを決めていた。
だけど、それじゃあ楽しくないな、って思うようになった。
やっぱり表現の醍醐味は、「湧き上がってくる感情」に身を任せることだと思う。
だから、考えすぎずにその時感じたものを表現していたい。
③「ステージ上では楽しめとは言わないけど、楽ではあってほしい。楽じゃないとリハーサルでできていたこともできなくなるから。心配事を減らして事実的に大丈夫にしておこう。大丈夫だということを。自分の目で見て。」
ちゃんみなが本番の4日前にファイナリストにかけていた言葉。これはシンプルだけど、本当に大事なことだなあと思った。
前述した「ロジカルに考えすぎないようにする」ためにも、不安を取り除くことはすごく大事。
特に、大丈夫ということを「自分の目で見る」ことが大事なんだと思う。
私の場合、大丈夫なはずと自分に無理やり言聞かせて本番を迎えることが多い。それでいざ本番になると失敗を恐れて「台詞飛ばさないかな」とか考えすぎてしまう。結果、ロジカルになりすぎて感情が出てこなくなっちゃう。
だから本番前は不安になったことを紙に書きだしてそれの改善に集中して、大丈夫であることを「事実として認識する」のが良いんだと思う。やってみたい。
④「歌、ダンス、パフォーマンス。これらにネガティブになってしまった時点で負け。お客さん、メンバー、関わってくれた全ての人に無礼になってしまう。心からはポジティブなものを出そう。」
「上手くやらなきゃ。」
緊張や不安を感じれば感じるほど、パフォーマンスに出てしまう。表現者の基本的な姿勢として、自分のやろうとしていることにはポジティブになった方が良い。
この言葉は基礎として覚えておきたい。
⑤「自信を持つには、自己愛が大事。いくら周りの人がすごい、と言っていても自分でそう思えていないと意味が無い。そのままだと、『ただの上手い人』になっちゃうよ。」
私が演劇をしていた時は、周りの「すごい!」という声に依存していたな、と思う。こういう人は多いんじゃないかなあ。いつのまにか周りの評価に踊らされていた人。
唯一無二のアーティストに誰だってなりたいと思う。いわゆる「本物」の人。
それになるには自己愛と自己対話が必要。これが無いと「ただの上手い人」になってしまう…。恐ろしい。
気を付けようと思いました。

⑥「他人にどう思われるかを気にするより、自分がやりたい方にして。それが正解だから。」
あるファイナリストが歌唱法について迷っていた時に、ちゃんみなが「あなたはどっちの方が良いと思っているの?自分のやりたい方にしてね」と、声をかけていた。
なんて素敵な言葉だろう。
表現について模索している時、他人からのアドバイスはすごく参考になる。
でも、他人のアドバイスばかりに身を委ねていると訳が分からなくなってくる。
この言葉をお守りにして、迷ったときは自分の声を聞きたいな。
⑦「向き合っていなかったんだよ、弱い自分と。無視してきたんでしょ?強がってきたんじゃん。弱い自分に謝って、その子と一緒にステージに立とう」
「弱い自分と一緒にステージに立つ」という言葉に感動した。なんて素敵なことなんだろう…。
緊張したり不安になっている自分を慰めてあげるだけじゃなくて、一緒にステージに立つ…つまり、一緒に戦うということだ。
弱い自分を殺すことで強くなるんじゃなくて、「弱い自分と一緒に強くなる」ことが本当の自己肯定感につながるんだと思う。
「いやいや、私は緊張しないですから」って無理やり自分を押し殺すんじゃなくて、緊張しているけど、頑張るからねって声をかけてあげたい。
さいごに
No No Girls を見て、これから新しい表現人生が始まるような感じがした。
表現することに対してトラウマやネガティブを感じるようになっていた私に、もう一度真剣にやりたいと火をつけてくれた番組。
ぜひ見てみてください。人間としても成長できると思います。
ちなみに後編で人間関係の在り方についてNo No Girls から学んだこともまとめようと思います。
ではまた❣️