CoC界にうごめく一般人とは…♪
PCの能力的な観点の話。CoCのPCは「探索者」と呼ばれているが、そのPCは「一般人」だと言われる。自分自身も誰かに言われて「探索者=一般人」という刷り込みが強くあり、ルルブの目安に従わせてたケド、PLからの不満も多くて悩んでた。
そして様々なゲーマーと卓を何度か囲むウチに、この「一般人」が人によって幅があり捉え方が違うのではないかと気がついた。
……「一般人」という単語も、人によって解釈が別れる恐れがあるらしくTwitter上でヒアリングする事に……
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■《1》一般人のバリエーション。
ヒアリングした結果、CoCで言う一般人は…大きく分けて3種あるかもしれない。
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(A)いつ死んでもおかしくない人
ホラー作品なのだからホラー的な存在によって誰がいつ死んでもおかしくないという意味で、終始ダメダメな普通の人が一般人で探索者。
能力的にはリアルな我々と同じか平均以下。
※どこまで弱くて良いのかは人によって異なりそう。
(B)ヒーローになる一般人
開始の立ち位置は一般人だけどゲームが物語が進むにつれてヒーロー資質のある人にしたい。なりたい。物語の主人公なのだから。
名称が違う通り、探索者は一般人とは違う存在なのだから。
※どこまで弱くてどこまで強くして良いのかは人によって異なりそう。
(C)実はスゴい一般人
水戸黄門じゃないが一般人という体裁なダケで、本当は凄い人。
もしくはそれくらい実はスゴい人でいいじゃないか物語の主人公なのだから。名称が違う通り、探索者は一般人とは違う存在なのだから。
※どこまで弱くてどこまで強くして良いのかは人によって異なりそう。
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傾向は3種あるとして、(A)が一番貧弱で、(C)が一番強い一般人となるだろうケドも、それでも「どの程度までが一般人的な能力なのか」については人によって異なるような印象があり、特定に到る事は出来なかった。
特定したかったのは例えば技能の上限。CoC7版では初期作成の時の技能の上限が示されていない為、100を超えても問題はない。
一方、技能には目安があり、プロなら50~74点。アマチュアなら49以下となる。
また特別な存在であれば、現代日本の一般人が所持できないような、銃器等のアイテムを携帯しても問題ないだろう。
しかしながら(A)~(C)ぐらいでは、ゲーマーが望む探索者の能力を具体的に特定・固定する事は出来なかった。
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■《2》作った探索者を一般人とする
作られた探索者を、その世界の一般人代表とする提案。
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多くのTRPGでは卓単位で自由に遊べば良いとされており、それを前提に考えた時の提案である。
それは「作られた探索者を、その世界の一般人代表とする」のだ。
PLには自由に作ってもらって構わない。
その代わり、そのPLのレギュレーションが世界では一般的であり、世の中の人の多くはPLが作った探索者と同じような存在にする。
PL達の解釈やルールが世界のルールにもなる為、これであれば卓毎にトーンが決まる上に、ルール的な曲解より、世界設定の解釈で世の中が全て変わるなら色々不満がなくなるかもしれない。
■具体的なメリット
【a】能力値・技能値
キャラ作成の能力値について、ランダムの振り直しを自由に許可する代わりに世の中の一般人もそういう能力値にする。
技能値の上限もPL達で決めて、それが一般的である事にする。
その代わりNPCも同等の能力になる。
何かNPCに対して行う場合、能力値的なモノは卓の探索者の誰からをランダムに選び、その探索者と同じ能力で対抗したり対処する。
【b】所持品
探索者が銃持ってたらその世界では銃を持つのが一般的になる。金持ちで誰でもフェラーリを持ってても乗り回しても良い事に出来る。
【c】パーソナルデータ
パーソナルデータの髪・瞳・肌などの色合いも、事実に即するかゲーミングカラーかはPL達で決めれば、それが世の中の一般に変わる。
出身地が不明と記載されれば、それも世の中では一般的で世の中のNPCの多くも出身地不明になる。
特異な設定でも、それがその世界の一般的という認識になり、差別や偏見もなくなる。
■デメリット
【d】NPCが強くなる
神話生物含めて能力値や技能などの決め方はPL達が決めた方法に準じる為、強くなる場合がある。
【e】一意的なキャラが作れなくなる
全ての探索者が世の中の一般人代表となる為、特殊でユニークな探索者が作れない。
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■まとめ・所感。
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《2》が具体的な解決策で応用も効くので良いと思っているが、Twitter上ではあまり反応は良くなく…悩ましい。
考察止まりな為、何かしら進展した場合に変更するかも・・・。
おわり