中国横断記その14 ウイグル ⑥ トルファン
今の様子
前回のはこちら。
今までの中国横断記はこちら。
2019年9月17日 ウイグル (トルファン)
夜、一人でゲストハウスにいたところ日本語で「日本人ですか?」と声をかけられた。
日本語を聞いたことが久々だったので驚いて振り向くと、そこには小柄な女性がいた。
話をしてみると彼女は中国の人だが日本にとても興味があり、独学で日本語を学んでいるらしい。その日本語の実力はとても高く、僕の日常会話も理解してくれる上にしっかりと応答もしてくれるのである。
その後その人と夜共有ルームでお話しをし、明日は共にトルファンを観光することになった。
2019年9月17日 ウイグル (トルファン) 5日目
相変わらず暑い。さすが灼熱の町だ。気温が40度ほど。
時間通りに彼女と集合。
まずは朝ご飯!ということで散策。
干しぶどうが売っている。これがおやつ代わりに最高!
するとまずは以前敦煌で食べたパンが売っていた。中に羊のお肉が入っているものだ。とても美味しかったので早速購入。
やはり羊のお肉の汁がたっぷりしみこんでいて最高に美味かった。
その後歩いていると何やら釜で作っている人がいる。
ピザかなと思ったが、これはウイグルで有名なパンらしい。
興味が引いたのでこれも買って食べてみた。出来立てということもありとってもフカフカしていて美味しい。ゴマぐらいしか味付けをしていないのだろうがその素朴な味もまたたまらない。
しかし大きすぎて全部は食べきれず。。。
お腹も一杯になったところで、観光地「交河」へ。
中国で唯一現存する漢代からの最古の土蔵建築遺跡だ。紀元前200年ごろから200年ごろに作られたものだ笑。すげえ。。。。
ヤギがいた。
お腹が減ったので昼食。美味しい人気の場所を調べてくれてそこに行くことに。
行ってみるととても並んでいる。さすが人気店。
並んだ挙句、席に案内されると10人が囲む一つの丸机で、8人くらいが談笑しながら食べているところに連れていかれる。すると彼女が中国語でその方たちと話をし始め、僕の話題へ。
食べている方たちはどうやら日本人をみたことがないらしく、質問攻めに笑。それを中国人の彼女が毎回翻訳笑。
その間に食事が来る。
ウイグル名物料理、ラグ麺(しっかりとした麺に羊肉とピーマンやトマトをのせたもの)
とポロ(羊肉と人参や玉ねぎが入ったウイグル式ピラフ)が到着。
ラグ麺、ポロ共に格別とも言える美味しさ。うますぎる。しかもすごいのが両方お代わりし放題。
美味しいすぎるのと、もう食べれないかもと思い両方ともお代わりしてラグ麺はさらにお代わり。これをみていた中国人は爆笑しだす。「こいつどんだけ食うんだよ!」 みたいな話をしている。
終いには「日本人はたくさん食べる人たちなのですか』と聞いてきた。だから「多くの日本人は僕以上に食べますよ」と冗談交じりに答えておいた。真に受けて本当に驚いていた。結果ラグ麺を4杯食べてポロを2杯食べた。どちらも一杯しっかりと一人前あったので今思うとよくこんなに食べれたな、と信じられないくらいだ。
で食卓を交わした中国人たちとは仲良くバイバイ。
その後中国人の女性と博物館に。
ホンモノのミイラがいたり、かわいい土器があったり。。
中国の歴史3000年は改めて思うとすごい。日本が旧石器時代の時と比較すると驚きは増すばかりだった。
そして、、、
実は僕はこの日を持って日本に帰宅することに決めていた。
というのも中国は15日以上滞在する場合はビザが必要であり、僕はビザを取っていなかったからだ。
そのためこれからトルファン→ウルムチは電車、ウルムチ→西安、西安から飛行機で静岡空港に戻るというルート
で日本に帰るチケットをネットで買った。
それで今日同伴してくれた中国人の女性が色々調べて駅まで見送ってくれることに。
荷物を持ち途中、
牛乳を自分の水筒やペットボトルに入れてくれるおばあちゃんを道で見つけ、その牛乳を買って駅へ。
ネットで券を買ったのでまずそれを駅の受付でチケットに交換してもらわないといけない。
すると、だ。受付がものすごい並んでいるのだ。
50人くらいいるのに受付が一つしか開いていない。ちなみに受付は全部開けるものなら8個ほどある。
余裕持って1時間前に駅に着いたのにも関わらず、このままだとチケットが手に入らない。
発展しているところは世界でも引けを取らないほどだが。こういう些末なところが弱いというか整備できていないのも何とも中国らしい。
みんな並びに並んですごいイライラしている。
早くしろ!とか遅えよ!とかいう罵声が聞こえたり、並びで揉めたりしている。で列はというと全く進まない。。。
この状況を察してくれたのか、彼女は色々な人に聞いてくれた。
「日本人の友達が時間がない。もっと受付を開けてほしい」とわざわざ交渉をしてくれたのだ。
すると特別に僕のためだけに受付を開けてくれた。
それで僕はチケットを手に入れることが出来たのだ。
だが、彼女が泣き出してしまった。大丈夫?と聞くと「みんな酷い。」とのこと。僕だけ列とは別に特別に受付をしてくれたものだから、
他の並んでいた中国人がキレて彼女に暴言を吐きまくっていたらしい。それで号泣してしまったのだ。
暴言を吐かれてまで僕のためにしてくれたこと、本当にありがたくてしかたがない。。。ありがとう。
そのおかげで電車に乗れた。そこで彼女とはバイバイ。
2時間くらいかけてウルムチ(烏魯木斉)に戻る。
2019年9月18日 ウイグル 西安 (帰路)
で朝6時の飛行機で西安に行くので夜から朝まではウルムチの飛行場の椅子で就寝。
それで起きて寝ぼけながら飛行機で10時前に西安。次の西安行きは13時半。
少し時間がある、ということでここでもまた飛行場の椅子で軽く就寝。
起きると12時半過ぎ。
お、やべえ。と思ってチェックインのところへ。
すると一言。「もうチェックインの時間は過ぎましたので乗せられません」。とのこと。。。。。。。。
終わった、、、、、。帰れない。。。。。。
最後の最後にまたこれかよ。。。。。。。
続きは
また次回。
2019年9月17日 ウイグル(トルファン)の出費
1元=約15円
朝食 パン 30元
交河入場チケット 70元
お昼ご飯 50元
牛乳 3元
ばす 3元
飲み物とぶどう 7元
ばす 1元
地下鉄 4元
おみやげ35元
計 203元=約3045円
帰りの電車 飛行機 21254円
合計 約 24299 円
ここで旅を偲ぶ。
Keitaro.
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