ヒッチハイクで飛田新地に行ってきた話。
それは大学に入って初めてのゴールデンウィークだった。
ようやくの大学生。何か面白いことしたいなぁ。と友人と話合っていた。
それで色々考えた挙句ちょっと冒険心ある
「ヒッチハイク」をしてみよう!となった。
その時の話だ。
ヒッチハイク当日。
東京でヒッチハイクが成功できるところは用賀のインターチェンジ(IC)とのことだったので、そこに集合。
インター付近にあった「ニトリ」からダンボールを貰い、
「西へ行きたい!!」と書きこんで待つこと1時間半。
ワゴンが止まった。
覗いてみると見た目のイカツいおじさんが一人。
事情を説明するとおじさんは「乗って行きな!」とのこと。
ちょっと怖かったがこれもご縁だと思いそのワゴンに乗った。
おじさんの向かう先は「大阪」。
ゴールデンウィークの帰省で向かうとのことらしい。
大阪人らしく、キレのいい関西弁で冗談めいた話をたくさん聞かせてもらう。
車内はとても賑やかだ。
そして沢山の大阪の名所を教わった。
その中でも「飛田新地」というところは異世界で面白いからオススメとのことだった。
そして約7時間経過。
大阪に到着。
イカツイがとても気さくなおじさんと別れを言って大阪の地にたどり着く。
時間は夜。
とりあえず大阪に来たので「どて焼き」で腹を満たす。
でお腹も一杯になったし、次どこ行こうか、となった。
「飛田新地」一択だった。
向かった。
そもそも「飛田新地」とは。
まず飛田新地は「遊郭」だ。
「遊郭」とは女性と遊ぶ場である。歌舞伎の舞台や話のモデルになっているものも多い。助六は特に有名な歌舞伎の遊郭話である。
そういった遊郭は昔はたくさんあったが、今はほとんど無くなってしまった。しかし、大阪の「飛田新地」は今も存続している由緒ある遊郭なのである。
もちろん女人禁制。女性は入ることのできない領域だ。
では実際の様子をお伝えしよう。
「飛田新地」に突入
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