アメリカの国立公園で死にかけた話
2019年の3月。僕は高校の同期と二人でアメリカの西海岸トリップをした。
ロスアンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコを主に、車を借りての2週間旅行だ。
いくつか行きたいところを決めていた一つに「国立公園」があった。
その「国立公園」で悲惨な目にあったので今回それをお話ししたい。
国立公園に到着
西海岸の近くには多くの国立公園がある。しかし時期が3月だったため、オープンしているところはほとんどない。しかし、ある国立公園は開いているとの情報を見つけ、そこに向かった。
気温は10度以下。天気も悪くとても寒い日だった。
そのためか、いざ着いてみると観光客は一組しかいない。
だが6時間かけてここにきたのだ。これで帰るわけには行かない!ということで早速入っていった。
「洞窟」めがけて。。。
この国立公園の目玉は「洞窟」。
洞窟は入り口から2キロほど。
「持ち前のエネルギーで!」ということで矢印の方向に沿って進んだ。
最初はテンションも高く、写真を撮って楽しんでいた。
曇りであるが雨は降っていなかったからだ。
矢印の方向にひたすら進んだ。
だが奥に進んでいくと、雨が降り出す。
その結果地盤がぬちょぬちょになっていく。
結果、靴はビチョビチョでグチョグチョに。
更に気温が低いのと雨でどんどん身体が寒くなり、気分が悪くなってくる。
楽しみにふらっと来たつもりが最早サバイバル体験をしているかのようだ。
気合いで進むも、、、。
気合いで1キロ以上歩いた。しかしその疲れを更に畳み掛けるようなものが。。。
通路が雨の濁流によって塞がれているのである。
とてもじゃないがいけそうにない。
「引き返すか」。とも思ったが、
だがそしたら今までの苦労が水の泡だ。
考えた結果、通路でないがうまいこと歩けるところを探し、進んだ。
その結果。進行方向を失う。。。。
Googlemap,を開くも場所がどこだか分からない。
そしてあたり一面赤土。。。
帰り方も分からないし、濁流、もひどい。雨も止みそうにない。
だいぶ疲労もしている。
窮地に立たれた。
結局。。
だいぶヤバい状態。
でも
「止まっててもしょうがない!! 」と思い、あてになるものを求め動き回った。
40分ほど歩くと、上の方に豪華な別荘らしきものがたくさん連なっているではないか!!
もうここに助けを求めるしかない!!
とりあえず人がいそうな別荘を探した。
だが別荘なもので誰も人がいないのである。
しかし最後の望みをかけてそこに辛抱強く待機していた。
すると本当に偶然、別荘のプールを清掃しに清掃員が来たのである。
もう最後の頼みである。
ひたすら叫んだ。
「HELP,HELP, HELPーー!!!!!!!」
すると気がついてくれた。。
「なんだこいつら!」という目で見てきたが、
事情を伝えると納得してくれ、
こっそりと別荘を通じて国立公園から抜け出させてもらった。
そして3キロほど見た目も歩き方もゾンビのようになりながら無事車まで戻れた、と言う話である。
最後に
いくら開いていようが、天候を元に行くことを決めた方がいい。
そして無理をしてはダメ。ということも改めて学べた一日であった。
ここで筆を置く。
Keitaro.
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