海外でぼったくられたら。
僕はジョージア🇬🇪という国に行った。自然や景観が美しく物価も安くご飯も美味しい、とてもいい国だ。
しかし一つだけ気分を害することがあった。それはボッタクリにあい大金を取られた、ということである。今回はその時の話とそれを踏まえた上で、もしこのような事件に巻き込まれた場合どう対処すればいいのか、をお伝えする。
ぼったくられ体験記
ジョージアについた当日の夜。夕食を食べた後、街を散策していると中東系の年配の男性に声をかけられた。
「何を探している?これからいい感じのバーがあると聞き、そこに行くのだが、一緒に来ないか?タクシーなら手配するよ。」とのことだった。話を聞くと彼はトルコから旅行でジョージアに来た、とのこと。とてもフレンドリーの方で、僕自身ちょうどバーに行きたいところだったので、「ぜひ!」といいタクシーに乗り込んだ。
着いたところはあまり人の気配のないところ。会員制なのか誰でも入れないよう門は閉まっており、外にはガードらしき人が二人いた。
中に入るとお客さんは全然いない。店の人が5人ほど。とてもガタイのいい人たちだ。
席に案内されるとメニューを出された。どれも日本円で換算すると一杯5、600円ほど。適当に一つ注文した。
すると奥の方から女性の方が何人か出てき、僕の横に座ってきた。
ここでこのお店は「キャバクラなのかもしれない」と思い、「いくらかかるんだ?」と尋ねたところ「フリー(無料)だよ。」という。
じゃあ軽くその女性に一杯奢り、この店はでようと決めた。この時はかかっても2千円くらいだろうな。と思っていた。
すると僕の席に頼んでもないシャンパンが来るではないか!!
店員に聞くと一緒にきたトルコ人が頼んだらしい。
ただ僕は頼んでいない。だから「僕のはナシで!」と言ったのだが「頼んだものはもう無理です」と言い、聞く耳を持たない。
とりあえず値段が気になったので尋ねたところ請求書を奥から持ってきた。
ーーーーーーーーーーーーん?????
0の桁がおかしい。自分の一杯目のお酒は500円ほどなのに、0が一個一個数えないと分からない数だ。計算してみた。
ーーーーーーーーーーーーは?????????
そのシャンパンは800000円(80万円)ほどするではないか!!!
ジョージアという物価が日本に比べて3分の1ほどの国なのに、である!!
完全にボッタくられた!!!!!!!!!!
とりあえずこれは交渉しないと流石にヤバい。
とりあえず一緒にきたトルコ人に値段の話をした。彼は怒り出し、店員に「ふざけるな!」と言い口論をし始めた。すると店のガタイのいい人間が彼を奥の方に連れて行くではないか。罵声が聞こえ、その後ぶつかりあっているような激しい物音が聞こえ出した。
――――――「あのトルコ人はもしかしてボコボコにされているのでは??」
その後途中から音が全く聞こえなくなった。
「え????、殺された??」――――――――頭が真っ白になる。
それと同時に「早く金出せ!」とせがんでくる店員。4、5人に囲まれそしてみぞおち辺りを殴られる。
「死にたくはない」。。。
それに尽きた。
手持ちの3万円ほどを出し、それ以外はクレジットカードを切った。
そしてそれでも足りなかったので近くのATMに店の人間と行き、
カードで現金を引き落とした。
払ってしまった。。
トルコ人が半分は補うとなり払った額は38万円。。。。
払った後は「もう一杯くらい飲むか?」と店員がいうもののこんなに気分の悪いことはないので店を出た。だいぶ凹んでいると、何と殺されたと思っていたトルコ人が平然とそして無傷で出てきたのだ。
そして彼は一言「最悪な日だったな」と告げると、夜の街に消えて行った。
そこではっきりと理解した。
このトルコ人はグルであり、最初から僕はカモにされていたのだ!!
―――――――――――――――
これが一部始終のぼったくられの体験である。
リボ払いの分割払いでカード会社には今も毎月払っている。。。。
この経験と調べた結果分かったこと
・中東は注意!!
日本人へのぼったくりが多発しているそう。トルコ人によるものがとても多いらしい。いくらフレンドリーで人が良さそうであっても声をかけられたら注意するように。
・もしぼったくられたら
基本は払わない。
基本的に払ったらもうそれは戻ってこない。請求書が明らかにおかしかったら払う前に警察、または大使館に連絡を入れること。
または言語が分からないと言い「通訳の人間」を呼ぶよう手配してもらうこと。通訳を頼むのはお金がかかるが結果としてはこちらの方が安い。
身の危険を感じたなら
身の危険を感じ払わざるを得ない状態になったなら、その場では払おう。その後警察、または大使館に駆け込んで事情を説明すること。事件化されると仮にカードを切ったとしてもカード会社がそこを不正のお店として入金をしないようにしてくれるらしい。
証拠品を持つ
証拠のものをできる限り持つこと。領収書はもらう、もらえないのなら写真に撮る。お店のメニューやお酒を写真撮る。録音をする。お店の内装、外装、場所。こういうところもできる限り撮っておくこと。
落ち着くこと
パニックになること間違いない。だが落ち着けば見えてくるものはあるはずだ。それでできる限りの先のことを推測したり、または頼れる人がいるのなら連絡をかけること。ネットで「ぼったくられたら」と調べてもいいかもしれない。
最後に
だいぶ悲惨な経験ではあるが、今は高い授業料であり、そしていいネタが作れたなということくらいにしか思っていない。お金は払ったものの、身体は健常であるからだ。そして今後同じことが起きたらどうすればいいのか分かるからだ。また自分の命は自分で守る。平和な日本では得られないいい経験でもある。
今回はそういった実際に起きた旅の現実をお伝えしました。
ここで筆を置く。
Keitaro.
以前の「旅」についての記事はこちら。
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