詩* 爪あと
深く暮れゆく秋空に
爪あとを残すように
飛行機雲が燃えている
偏西風に流されて
大きく波打つ姿が
龍のように見える
秋よ 秋
短い秋よ
どうかもう少し
ここに居てくれないか
私は懺悔がしたいのだ
春の独りよがりと
夏の小さな過ちを
真っ赤な夕日の中で
燃やし尽くしてしまいたい
きれいさっぱり
身軽になって
冬の準備がしたいのだ
ゴメンナサイを
隠したままで
冬を越すのは辛すぎる
秋にじっくり
浄化されずに
いきなり冬は辛すぎる
深く暮れゆく秋空に
爪あとを残すように
飛行機雲が燃えている
偏西風に流されて
大きく波打つ姿が
龍のように見える
秋よ 秋
短い秋よ
どうかもう少し
ここに居てくれないか
私は懺悔がしたいのだ
春の独りよがりと
夏の小さな過ちを
真っ赤な夕日の中で
燃やし尽くしてしまいたい
きれいさっぱり
身軽になって
冬の準備がしたいのだ
ゴメンナサイを
隠したままで
冬を越すのは辛すぎる
秋にじっくり
浄化されずに
いきなり冬は辛すぎる