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詩* アッケラカン

アッケラカンと生きることに
憧れていた
いつも笑顔で軽やかに
生きたかった

周りを見ると

アッケラカンと人を傷つけ
アッケラカンと人を押し退け
アッケラカンと悪口を言い
アッケラカンと我が道を行き
すべて正義と言い張って
アッケラカンと生きている

そんな人しか見かけなかった
そんな人にはなりたくなかった

だからボクは諦めた
アッケラカンと生きること

どんなに傷つけられても
どんなに押し退けられても
どんなに悪口言われても
アッケラカンと生きるほど
強くもなれなかった

だからボクは
ささやかな痛みや
ささやかな優しさを
詩に書こうと思った

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