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詩* 擬態

病みの間際で 生きる私は
素知らぬ顔で 道を行く
決して 見つからないように
決して 覚られないように

息を潜めて 色を変え
周りに合わせて 笑うだけ
身を守るために 淡々と
生き延びるために 耽々と

個性の時代と言うけれど
認める基準は リツイート
キレイか スゴイか モウカルか
言ったもの勝ちの 多数決

ちょっとだけ違う 生き方を
変わり者だと イジられて
唄を忘れた カナリヤは
空も忘れて 歩き出す

群衆の中を とぼとぼと
目立たぬように とぼとぼと

混沌の中に 映り込む
ヤミと ヒカリに 揺れながら

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