「人生は無意味だ。なぜなら意味をつけるのはあなただからだ」──真偽の壁を超えたエイリアンインタビューの哲学性【前篇】
【前篇】
はじめに
──その内容に見る荒唐無稽な意識のベクトルは、そのまま裏返せば、人類の無限で自由なはずの意識が、いかにテニスボールほどにも抑圧されてきたかということに気づかされる。
そして、代わりにそこにぽっかりと空いた空間に、極度に貧相な代替品をあてがわれたかのような・・。
その内容が、フィクションであろうがノンフィクションであろうが、むしろあまり重要なことではない。
なんであれ真実、または真実を含む事象は、人の心に刺さって抜けないからだ。
ここにある内容は僕たちの意識を拡大する意味において稀有のものだ、と僕は思う。
もっとも「稀有」の指す意味が、この僕たち人類においてではなく、地上人間社会を時空軸において俯瞰することのできる存在(ET)による知見であるとすれば、特に驚くには値しないだろう。
当時大きな話題を呼んだ『エイリアンインタビュー』は、事件後60年も経っての2008年の出版(日本では2015年)。比較的最近の出版とはいえ、決して新しいものではないのでご存じの方も多いだろう。
元になった事件は77年も昔のこと。
ユーフォロジー分野では古典の代表格である。
この本は事件の後日談ともいえるもの。
僕自身6、7年前にその概略は知ってはいたものの、ご多分に漏れず、生き残ったETという表向きセンセーショナルなトピックの陰に隠れて、正直そこにある深刻な内容は看過してきた。
「墜落UFO」や「生きたエイリアン」といった、あまりにもキャッチーなというか、動画のネタにできそうな題材だから、「またキワモノか」くらいに踏んでいたわけだ。
当然YouTubeにそうした向きを対象にした作品が多数挙がった。
このnoteを調べてもこのテーマは比較的人気があるようだ。
しかし、そこには意外な深い内容があった。
さまざまなご意見・主張があって当然と思うが、なかに、「信じられない内容だったが、どこかふと頷けてしまう自分がいた」的な感想も少なからずある。僕はそれは正直なものだと思うし、それがこの”作品”の底の深さ故のものだとも思う。
年々UFO目撃情報は増えている。
そればかりか、実はおびただしい数のUFO墜落事故が世界各地で発生、同時に隠蔽されているという情報もある。
これを受けてか、昨年、米国防総省(DoD)はUFO(UAP)に関する目撃情報を一般公開するホームページを立ち上げた。
しかし、それに先立つ2019年のアメリカ宇宙軍の登場は、残念ながら善意の宇宙船(UFO)を太陽系から追撃する目的で創設されたらしい。
それは、(当然核廃絶・平和を前提とするため)アメリカを支える(牛耳る)軍産複合体にとってだけでなく、古い社会のパラダイムを覆すことになる脅威であるから、むしろその意味では自然なことだろう。そうした動きの導火線になった出来事が「ロズウェル事件」であった。
これは単なる古臭いUFO墜落事故ではない。
それを機に世界は大きく変わった。
ロズウェル事件を皮切りに、以来、米国は異星のテクノロジーを懸命に導入してきた。皮肉なことにそれは、とりわけ軍事力の進展に大きく寄与したわけである。
それは、世界がさらにこれまでの予想をはるかに超えた変動を迎えることを予想させる。そして、そのことこそが、この事件が「トップシークレット」扱いになった所以である。
しかし、そこには同時に光明もあった。
ロズウェル事件で生き残ったエイリアンは、おそらく人類がこれまでに耳にしたことのないような地球史と、驚嘆すべき精神哲学・科学(というべきか)を語ってくれていたからだ。
🛸神話の誕生
多くの伝説や神話がある。
ヴェーダにせよ、旧約にせよ、ギリシャ神話にせよ、千夜一夜物語にせよ、マヤ神話にせよ、ナバホにせよ、古事記にせよ、浦島伝説にせよ、世界中に散らばるそれら文献や口承は、どれも今日からすれば「荒唐無稽」である。
現代人にとってみれば「想像力にもほどがある」、と思考停止に陥るようなものも少なくない。
もちろん、編年や地政学や、文化人類学的な変遷、また時の支配者による歪曲・捏造・プロパガンダはあったにせよ、そこには一様に異形な姿の存在、人間離れしたパワー(フォース)を持ったものの存在がほの見える。
どうやらそこには、人間ならざるもの、異星人の介入抜きに語れないナラティブの数々がひしめいているようだ。
オーパーツの解釈同様、それが地球上で刻まれた”不都合な真実”であった場合、研究者や学者らはそれを”都合のいい真実”としてゆがめる。
言ってみれば、それを「神話」や「おとぎ話」と称しているだけのことではないか。
『エイリアンインタビュー』は、ロズウェルの神話といってもよい、と僕は思う。
もちろんその書簡の真偽を巡る論議や、内容的に賛否両論はあるのは承知だが、それはひとまず置いて、ここでは、特にエアルと呼ばれた異星人はいったい何をどのように考えていたのか? という角度に重点を置いてこのインタビュー内容を掘り下げてみたいと思う。
なぜなら、神話は真偽の壁を超えるからである。
◇ロズウェル事件概略◇
東スポですが、(記事は)本モノです😄
ただし、声明の中身はデタラメです🤣
ここにきて、こうまで白々しいのは、相当に追い詰められている状況を逆に露呈しているから面白い(まるでバイデンさんが書いたような文面ではないか?)。
文中「1945年以降~」という記載に注意されたい。
まるで、無理くり「ロズウェル事件」(’47年)を絡めた物言いである。
それはまた、これよりさらに二年前にやはり同じニューメキシコ州で起きたという「サンアントニオUFO墜落事故」まで射程範囲に入っている。
この事件はちょうど’45年に同州サンアントニオのトリニティ(核)実験場近くで起きたとされている。
あまりお詳しくない方に、まず物語の発端となったロズウェル事件の概略を記しておこう。
言うまでもなく、UFOマニアでなくてもあまりにも世界的に有名な「UFO墜落(偽装?)事件」だ。
だが、その事件が今日の文明に及ぼした驚嘆すべき異星のテクノロジーと、それを生み出した存在の精神性を知る者は少ない。
今年も7月5日から7日まで開催される「ロズウェルUFOフェスティバル」。
なんだか、例のごとくパロディー化することでその地はすっかりコミカルな”ディズニーランド”となった感がある。しかし、事件当夜は米軍あげての物々しい厳戒態勢がひかれ、さまざまな分野から錚々たるお歴々がこの地に集結したのである。
ただ事ではなかったのだ。
◇エイリアン・エアルの来歴◇
墜落UFOの周囲には、2体のエイリアンの死体があったが、それとは別にもう一体は生存していた。
その生命体がこのインタビューに応じた「エアル」という異星人である。
彼女〔1〕と唯一テレパシーを通して交信できたのが、米陸空軍看護師のマチルダ・オードネル・マックエルロイ(写真)だった。
そのマチルダが陸軍航空隊婦人部隊医療隊曹長を退役後、没収されずに持っていたこの情報文書をローレンス・R・スペンサー氏に託した。それは事件から60年も経った晩年のことである。死を目前にしたマチルダが、当然口外を禁じられていた当時のインタビュー内容の手稿を作家のローレンス・R・スペンサーに郵送したところがこの”物語”の発端である。
スペンサー氏は手稿を受け取った翌年の2008年にその内容を『エイリアンインタビュー』として出版し、初めて世に知らしめたわけだが、彼は同著の冒頭で「この本の内容はフィクションです」と謳い、また手稿のすべてを焼却したと記している。
このことから、同著を「フィクション」として鵜呑みにされる方もいるが、もし僕がスペンサー氏の立場であれば同じことをするだろう。
少し考えればお判りのように、この場合、自らを「SF・ファンタジー作家」とし、草稿を燃やして灰にすることが、個人の生命を保障し、また世間とのスタンスを維持するぎりぎりのラインだからである(表向きは)。
と同時に、実際はマチルダの手稿はおそらくどこかに温存されていることだろう。なぜなら、僕もそうするだろうからである。
エアルは自らを「ドールボディ」と称している。
身長は120㎝くらいで小学5年生程度。灰色がかった茶色の皮膚、大きな黒い目。そして手足には3本の指。
非常に華奢な体形でアタマだけが異様に大きい。
そう、典型的ないわゆるグレイタイプのエイリアンだ。
エアルは自らの母星を明らかにしていないが、このグレイタイプのエイリアンは、後の有名なヒル夫妻のエイリアン誘拐事件でおなじみになった。
このことから、エアルの種族はヒル夫妻事件の際に検証したようにレチクル座ゼータ星(星座)がそれだという説もある。
その後もホイットリー・ストリーバーの『コミュニオン』などの作品や、映画などでも多く登場したことから、エイリアンといえばこのグレイを指すほどまでになったことはご存じの通りだ。
また、わが国で著名なUFO研究家・並木伸一郎さんは、このタイプの宇宙人と日本との関連性に触れる面白い見解を述べている。
僕の知る範囲では、グレイエイリアンは、善良でもなく邪悪でもなく、むしろ無機質的で人間を単なる動物のように見ている。同じグレイでもいくつかの種族があり、一概に見分けがつかない。エリア51で科学者に交じって働くなど割合「使われる側」(あるいはエアルのような人形?)としてのイメージが強い。闇側の手先になったこともあるが、今では光側についている。
という程度で、それがエアルたちを指すのか否かは不明だが、「無機質的」というのは、当然人間のような有機的生命体でないわけだから、なるほど合点がいく。つまり、本体ではなく、文字通り「魂の器」であり、アバターであるわけだ。
いくつかのET種族が宇宙空間での移動の際に自らを危険にさらさないための分身がこの形態(人形=グレイタイプ)になるのかもしれない。飛行機やヘリの形状が一定であるように、それは宇宙工学的(?)に集約された人体のプロトタイプなのかも。
ただし人形とはいえ、これ
とは、また別のものらしい。
彼女らは「ドメイン」と言われる膨大な銀河系をまたいだ文明を組織しており、エアルはその一員の遠征軍の士官であり、パイロットであり、エンジニアでもあった。
ドメインは、物理宇宙全体の約 4 分の 1 に相当する宇宙領域全体にわたって、膨大な数の銀河、星、惑星、月、小惑星を管理しているという。
片や闇側の連合体として「旧帝国」という存在が挙げられている。
スターウォーズでいうところの「帝国軍」と「反乱同盟軍」のスペースオペラと酷似しているが、銀河系内での光と闇の抗争はむしろ僕たちの潜在意識下に刻み込まれた記憶であり、それは今日比較的知られている「銀河連合(光の勢力)」vs.「闇の勢力(地上での呼称はカバール、DS=ディープステート、ハザール、ハザリアンマフィアなど)」でも同様だ。
また、後者はヨーロッパの一部皇族、ローマカトリック、イタリアの「黒い貴族」、イルミナティ、イエズス会などの権力構造の傘下にある。
(付言すれば、こうした「光対闇」という命題は、そのまま(西欧的な)二元論的=観念的=世界観だと捉えがちだが、僕は単にそれ(分裂)以前から今日まで続く実際の抗争=銀河戦争=であると思う)
〔1〕彼女=エアルには生物学的な性別がなかったが、マチルダは交信時に受けた感覚からそう呼ぶことにしたという。
🛸「個人の不滅」神話
──エアルの思想・宗教観
「東洋哲学だな」
この『エイリアンインタビュー』をあらためて”ちゃんと”読み返してみて驚いたのはそのことだった。
宇宙人がどうのこうのという前提はすっ飛んでしまった。
なぜ、宇宙において「東洋哲学」か?
という問題。
僕が「これは捨て置けない」と思ったのは実はそれが引き金になったからである。
東洋哲学──ちょうど半世紀前に「老子」と出会い(当然本人ではなく書籍『道徳経』)、爾来僕の考え方の根幹になっているわけで、エアルが語るには、その老子こそ、釈迦と並びこの地球を抜け出しアセンションした稀有の人物と来たからには、まあ「捨て置けない」ではないか?
スペンサー氏自身も、この著の根幹について「すべての不滅の霊的存在に捧ぐ」と「 献辞」で記している。
そこが、本著が単なるエキゾチックな好奇心を煽るだけのものや、「参考資料」として脇に置いておくような多くのUFO関連の書物と、袂を分かつ点である。
◇生命体の本質「IS‐BE」という概念◇
エアルは多くの星の言語を理解できたが、地球惑星においてはサンスクリット語しか理解しなかった。英語という言語は初見だったらしく、マチルダの質問に対しても、「ウ~、ハ~」程度の答えしかなかった。そこでマチルダは古典的な英語の教本を声に出して読み聞かせたり、この惑星の様々な古典文学を彼女に与えた。エアルは(寝ることをしないので)それらを夜通し読み通して、瞬く間に理解へつなげたという。
興味深いのは、エアルが好んだのは『不思議の国のアリス』『ドン・キホーテ』『千夜一夜物語』『ハックルベリーフィンの冒険』『ピーター・パンの物語』『ガリバー旅行記』などだった。エアルに言わせれば、それらは「優れた技術や力よりも優れた精神と想像力を持つことが大事であることを示している」からだという。
こうして、今度はエアルが師でマチルダが生徒というように立場が変わった。
これから述べることはマチルダという一士官個人の意見ではなく、ドメイン文明を代表してのそれである。
これは革新的な、そしておそらく人類がもうすぐたどり着くだろう真理だと思う。
「宇宙」というとき、僕たちは自分(ここ)という座標軸を決め、そこから眺めていたようなもの。しかし、宇宙は客体ではなく、自分=宇宙である。
空間の広がりや、時間の流れをどうして僕たちは知ることができるのか?
「自己」というものがそれらと同じく動いていては絶対に分からないのではないか?
自己がその外(絶対界)にいて、初めてそれを分かる(認識できる)のではないですか?
このIS‐BEという概念は、なぜか「I AM=私はその人である(I AM運動)」の精神を連想させる。このことは、僕たち人間存在こそが、宇宙の造化を司り、その意志によって何になるのかを決めている、という(現代人から見れば)破天荒な宇宙論につながる。
「引き寄せの法則」どころか、それは「創造の法則」である。
しかし、このくらいで驚くにはまだ早い。
◇自己が宇宙(幻想)を創造し続けている◇
ここで注意しなくてはならないのは、前の項で書いたようにIS-BE(僕たちの本体=魂)は、時空を離れたところにいるということ。それは空間を創造し、その中のモノが動くときに時間が生まれる。
また、ここでいう「幻想」とは、むしろ「現実」と僕らが言っているものに近い。あるいは「ビジョン(イメージ)」と呼んでいるものに近い。なぜなら、ビジョンが「現実」(という幻想)を創造するからだ。それを絶えず僕らは行っているのだ。
これを「なるほど般若心経の世界観だ」と、ただ納得するのではなく、傍観するのではなく、また研究するのではなく、それに入っていかなければならない。
少数の真に洞察力と自己批判精神を持ち得た科学者は、このことをよく自覚ている。だから、暗中模索し葛藤している。
物事の結果(物質)を追いかける科学は、「陰極まって陽」のごとく、極微の世界の果てについに精神世界に首を突っ込み、その深淵を覗いて恐怖すら感じている。
「シュレーディンガーの猫」のように古典の量子物理学などで、すでに観察者(主体)とモノ(客体)が一体であるというパラドックスに遭遇し、そこには物理そのものの概念を再検討せざるを得ないようなとんでもない事態が発生しているようにも見える(←知らんけど、直感で書いてます🤔)。
◇彼らが「ヴェーダ」をもたらした◇
ヴェーダは、そもそもチベット高原~ヒマラヤ山脈あたりに伝わった叡智と聞く。この説明はそれをなぞっているかのようにも見える。伝えた側はアルデバランと記憶しているが、そもそもドメインがどのような編成チームで、果たして3次元物理次元の形態を持つとはいえ、実際は高次元の連合なのか否かすら謎である。
有名な「銀河連合」以外にも善意の異星人の連合や同盟などがあるそうだが、その一つと解釈しておくほかなさそうだ(もっともチャネリングの多くがそうであるようにエーテル次元のアルコンの干渉という見方もあるが、アルコンが自らの手の内を明かしたりはしまい)。
◇人間の精神を支配する目的で創作された多くの神々◇
エジプトの神々が、悪の勢力が作り出したニセモノだという言い切りには驚かされる。
本稿の後篇をご覧になればお分かりのように、ピラミッドもスフィンクスも、そこに何らかの秘密があるかのように見せかけ、人類攪乱を目的にしたハリボテにすぎない。
それにしても、壮大で重層な、しかも手の込んだ舞台セットではないか。
この一言で、多くの研究家たちはこの本の頁を閉じるだろう。
仮にこれが真実であったとすれば、多くのエジプト学、ピラミッド学が無意味なものになるし、吉村作治先生などは引退を余儀なくされるどころか、「私の人生は何だったのだろう」ということになるからだ(笑)。笑い事ではなく、多くの学者は絶望の淵に立つ。
エジプトの女神アセト(イシス)やホルス、オシリス、ハトホル・・全部デタラメということ以上に、もしこの著がスペンサー氏の手の入った偽物であったとすれば、彼スペンサー氏はわざわざここまで思い切った逸脱をあえてするだろうか?
偽書は、(現状の時代考証や風潮に照らし合わせて)さもそうかもしれない、と思わすような「作為」がどこかに在るものだ。
エジプトの神々についてはもちろん僕は神学者でも考古学者でもないのであずかり知らない分野だが、ここでいわれる「個人には力はない。ただ神々だけが力を持っているという観念を人々に刷り込んだ」という件については、これまで何度も述べてきた通り全面的に賛同する。
エジプトは後期アトランティスの最後の植民地だったという説がある。
時代考証的に不明だが、アトランティス文明本体もそうであるように、闇に覆われた時期もあったかと思う。
その点は、次に取り上げる「『監獄惑星』という踏み絵」でもいえることだが、エアルを含むこの「ドメイン」という銀河の勢力が、あるいはある一方向の角度から地球惑星を見ており、実際とはややずれているという見方もあるし、逆にそれ以外の見方の方がずれているとも言えるかもしれない。
一神教の、つまりユダヤ・キリスト教の誕生である。
これは、いわゆるセンシティブな問題をはらむので、あえて言及しないことにするが、僕個人的には、上の内容には全面的に同意する。
◇シナイ山で「モーゼ」に顕現した「ヤハウェ」の真相◇
ホログラフィー技術は、これからやってくる闇から光りへの転換時に、イエスが大空に顕現し、あらぬ方向に民衆を誘導するなどの闇の画策もあったらしいが、既に光の勢力によって無効化されていると聞く。
◇モーセの「十戒」に秘められた催眠暗示◇
東洋哲学的に見れば「戒」というものは早晩破れる。
逆説的に言えば、破るためにそれはあるようなもの。
もっと穿った見方をすれば、「してはならない」ということほど、人は「したい」と思うもので、逆に誘導の意味すら持っている。
そのことは、昨今の世情を見ればあまりにも歴然としているだろう。
国をまたいで『竹内文献』などにも”裏十戒”としても顔をのぞかせるこの「モーセの十戒」が、僕たち日本人には特に馴染めないものであったことが、よくわかる。
「汝、姦淫するなかれ」って唐突に言われたって、「は、はあ」てなあんばいですね。
🛸「監獄惑星」という踏み絵
──エアルは地球をどう見ているか?
◇記憶消去と洗脳と◇
溶けた鉛を口中に流し込まれるかのようなこの一文を、あなたはどう受け取られるだろうか?
通常(常識的に)は笑い飛ばすような記述であるが、その笑いに一瞬でも素面になるような瞬間はないだろうか?
マチルダは、あまりの常識との乖離に既にそう予測していた。
「信じがたいに決まっているが、残念なことに人間の信念体系はもろいものだ」と・・。
彼女は、現に目前にエイリアン・エアルがいなければ自身、絶対に信じるこは出来なかったと、また、彼女自身、敬虔なクリスチャンの家に生まれ育っていることから、三位一体の信念が、魂の不死やらを前にして震撼し、しかしそこに閃光が走ったと述懐している。
思えばおかしな話だ。
多くの人が生まれ変わりは認めているのに、なぜ過去世の記憶がないのか?
そんな疑問も万人が万人そうである事実から、「そんなものだ」と打ち消され、結局強引に納得するほかないように仕向けられている。
この世一度きりの人生であるとお考えの方であればなおさらである。
その一度のためにどこからどういう風に何のために自分はやってきたのか?
あまりにも大きな陰謀が誰にも気づかないように、人類という種そのものの記憶喪失は、だれもそうだとは言わない。
僕は10人が10人そのような感覚を自覚することを期待しないが、少なくとも今これをお読みのあなたには期待したい。なぜなら、自己や社会を見つめれば見つめるほどその度合いは高まるからだ。とはいえ、ことが記憶消去後の「洗脳」「インプラント」によるものであれば、もちろん届かない人には届かない。
実は、コブラはこの件とほぼ同様のことを述べている。しかもさらに詳細にそれを支配しているものの正体は、神話にも登場する「アルコン」(カルマの主)であると。
彼はプレアデスの記憶と情報をもとにそれを述べていると思われるが、星系こそ違えど、同様の認識になることは特記すべき点だろう。
(仮にこのストーリーが真実だとしても?)真相は地上の人間には知りえないことである点に注意したい。
言うまでもなく、記憶を消去された当事者に、それの虚実を推し量るすべもないからだ。地上を何万年もかけて俯瞰し、その構造をとらえる(すなわち異星人の、しかも霊的な)「目」がなくては、それは困難だろう。
しかも、これに続いてエアルは1150年(日本の平安時代です🥺)に旧帝国の最後の母船を破壊(事実上この年で旧帝国は壊滅)したのにも関わらず、その影響は当時(1947年時点)まで残ったままだと言っている。
さながら、消し去った火種が燻り、大量の水蒸気を挙げているかのような。
すでに悪の火種はないのにだ。
残念ながら、それはもちろん今日まで維持されている。
そして、それは一見さらに拡大するかのように見えて、もうじき完全に消え去ることでしょう。
あなたはそれを持続させている正体は何だとお考えでしょうか?
僕は、それは人類の(旧い)信念体系、信仰だと思うのです。
なぜなら、それらはすべて刷り込まされてきたものだから。
そしてさらに、僕はその電磁バリア(コブラはそれをべールと呼んでいる)はまもなく取り払われると思っています。
最後の方に記しますが、薄々その正体が氷解してきた気がするからです。
それを顕在化させているのは僕たちの思考回路そのものにあるのではないか?
◇地球に着陸? あなたは我々が発狂しているとでも・・◇
「宇宙人が地球に来ない理由=すでに悪い宇宙人たちにそこは牢獄惑星にされ、精神を病んだソシオパスたちが跋扈しているから」
明快過ぎる。
ちなみに、最後の「ヒマラヤ地方で囚われた・・」のは、同所に基地を構えていたドメインの3000人の士官たちで、人間と同じく記憶喪失にさせられ、地上に残されたままという。実はマチルダはその一人だった(だから唯一テレパシー交信が可能になった)ということが後ほど明らかにされる。
さて、囚われの星・地球の真相は、これだけでは済まない。
いい加減記述するのもおぞましい事実がそこにあった。
◇地球は周辺銀河や惑星の「ゴミ捨て場」◇
これを読まれて、「なるほど、だから俺はここにいるんだ」と、良きにせよ悪しきにせよそう思われる方もいるかと思います。
「変質者の流刑地だと?」
ふざけるな、という思いは置いておいて、多少は「なるほどな」と思い当たる節もあるかと思います。
しかし、一番愕然とさせられることは次のことではないでしょうか?
いわゆる「天才」、インテリや発明家や科学者が確かに存在することは見てのとおりですね。
しかしながら、問題はそれら逸材が「旧帝国」によって「不要なもの」としてこの地球に送られてきた理由です。
その「すでに過去にあったものの焼きなましであり、目新しいものではない」という子憎たらしい”判決”、言い分に啞然とさせられるではないか?
「どんだけ?」ですね。
陳腐過ぎて君らは要らないというわけです。
当事者にとってこれほどに愕然とさせられることは他にないでしょう。
◇火星のシドニア地域の地下の秘密基地◇
この文脈から言えることはただ一つ。
救いようのない牢獄の放置プレー。
ではないでしょうか?
要はドメインにしても、他の種族にしても、みすみす罠が張り巡らされた牢獄惑星になんて近づきたくもないということでしょう。
第一次世界大戦の引き金になったサラエボ事件。
渦中のオーストリア=フランツ・フェルディナント大公にウォークインしたドメイン側の勇敢なIS-BEにしても一時はとらえられてしまったわけだ。実際、光側の代表たるプレアデスの戦士の中にもこのバリアにかかり、人質として囚われ、拷問されるなどとずいぶんな仕打ちにあったものがいたと聞く。
僕は、読者にいたずらに出口のない恐怖心をあおるためにこれを書いているのではありません。
歴史にせよ世界情勢にせよ「現実」をまず直視することが大事だと思うからです。
これを読まれているあなたであればお気づきのように、僕たちの周辺にあるものは、現実ではなく、それはマトリクスです。巷間で流布されている情報は、この『エイリアンインタビュー』の内容を笑う以上にはるかにとてつもなく、嘘とトラップとナンセンスまみれです。
ただし、先にも触れた「エジプトの神々」同様に、ここにある記載が正しいというわけではない。
それは捏造という意味ではなく、ドメイン遠征軍のフィルタを通しての地球という姿だから、むしろ「偏向」がない方が不自然かと思う(おそらく、いくつかの惑星の住民間では「あそこ(地球)ってやばいらしいじゃん?」「怖いわよねぇ」なんて会話がなされていることは想像に難くないですがね)。
翻って、先ほどの僕の「グレイ観」などを当人たちが耳にしたら噴飯ものか、怒るかもしれないほどにズレているだろう確信がある💦(それは、マスメディアが彼らをいいようにオモチャにしてきたから当然ですね。なにせ、エササニ星人などを耳にすると「何ササニシキ?」なんて心の中で思ってしまうレベルですから)
さて、地球監獄惑星はそうだと思う。
闇の勢力がその地表に電磁バリアを仕掛け、善意の異星人も、地球人も、そのIS-BE(魂)でさえも出入りできなくされたのも事実だと思う。
さらに、この地球に多くの種族(スターシード、スターチャイルド)が訪れているのも事実だと思う。
ただ、気になるのは、
「隣の銀河やシリウス、アルデバラン、プレアデス、オリオン、ドラコニスなどの無数の「旧帝国」中の惑星系からこの地球に捨てられてきた。」
という件である。
これらは「銀河連合」の主力を担う星々ではないか?
地球に送り込まれることはあっても住民を捨てやしませんねぇ。
僕が知る限り、シリウスを除く他星は確かに闇の配下になった経緯はあるものの、間もなくこれを排除した。
ただし、シリウスは不可侵の星であるはず。
この一文から伺われるのは、少なくとも「ドメイン文明」は「銀河連合」とは異種のものであるということだ。
しかも、変質者や犯罪者、さらには天才たちをごちゃまぜに放り込んだというのは、外部からはそう見える(見えても当然?)だけで、違いますね。
第一、凶悪犯(悪の親方)が凶悪犯を閉じ込めてどーする? それは手下や味方につける利用価値があるんとちゃう? と突っ込みを入れたくなる。それとも、「悪人」としてさえ役立たずの半端者なのか?
どうやら、地球を取り巻く天の川銀河の情報は、それに集約している銀河連合の方が正確で詳しいようですね。
ここが「踏み絵」です。
閉じ込められているのは僕たちなんですよ。
この地球で、何も考えず、お上(支配者=闇の勢力)の御意のまま、反抗は悪いことだからと決してせず(陰で愚痴をこぼし)、与えられたわけの分からぬタスクをきちんとこなし、時間から時間までそうして働き、わずかな給料から高額な税金や光熱費やらを払わされ、仕方のないことだからと(クニには何兆円という金を、ダメな国に貢ぐほどの有り余るカネがあるのに)節約という美徳を励行し、休日は疲れ切った体を家族サービスという慰安に費やし、世間にも会社にも家族にも立派な善男善女といわれるシープルに仕上がる・・という人生です。
誰かにとって都合のいい、誰かにとって愛される、誰かにとってかわいらしい、誰かにとって褒められる、誰かにとって尊敬される・・そういうものに私はなりたい、という人生です。
つまり、与えられた人生です。
それに抵抗(ライトウォーリア、ライトワーカー)するために僕たちはいまここにいることを思い出そう。
(ちなみに、僕自身は自分をライト〇〇など、滅相もない、思ったこともないが、ライト=光のというから誤解されやすいわけで、それよりも「普通の」「当たり前の」でいいかと思う。なぜなら、僕らが相手にしているのは「異常」だからだ。そしてその異常性に支配された星とその住民だからだ)
地球上にはまだわずかだが、大丈夫、同志はこの宇宙にとんでもない数がいるのだから。
◇罠◇
さあ、エアルの話は続く。
まだまだ、地球に張り巡らされた罠は底知れなく深い。そして広範囲だ。
ドメインですら手に負えない、また手にしたくもないと言っているのだからあきれたものである。
旧帝国の仕掛けた罠は、美しいモノに向かう人間の心を襲う、
その波長を拾って自動的に作動する。
美しい女性に向かって動くとき、それはハニトラとして作動する。
ああ、もう滅茶苦茶ですね💦
ちなみに、連中(闇)の嫌うものは、美しさであり、純粋な愛であり、やさしさですからね。
そして、
最も一般的なトラップ(罠)の仕組みは、
だそうだ。どことなく蜘蛛の巣にかかった獲物のようで、もがけばもがくほど身動き取れなくなる。
やり口がキメラ(アンドロメダ起源の悪の親玉=蜘蛛の属性)っぽいではないか?
そしてさらに2024年現時点においても継続されている、と言いたい。
とりわけ太字はまんまである。
ここでいう「電磁波兵器」とは、いわゆる指向性エネルギー兵器を指すのだろうか? ピンポイントでライトワーカーを狙い撃ちし、精神的ダメージを与えたり、死に至らしめたりしている。
さて、このように惑星地球を眺めてゆくと、次のようなアイロニーも許されるのではないだろうか?
この世は、正直者と嘘つきで成り立っている。
すなわち、喘ぎ、苦悶し、呻吟し、怒り、泣き叫び、抵抗し、反逆し、うろたえ、自暴自棄になっている「正直者」と、常に笑い、高みの見物をし、分かったようなそぶりをし、悦に入っている「嘘つき」とである。
【後篇】につづく