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ルックバック

劇場上映時は見逃したけど、アマプラで配信が始まったから早速観てみた「ルックバック」です。

原作は公開時に読んでて大枠の展開は知ってたけど、細かい部分でこんな展開だったかなぁなんて思いながら観てた。

自分よりもすごいやつがいるってことを思い知り奮起して頑張るけど、その才能を越えられないと悟り云々っていう、何かを表現しようとする人たちが誰しも経験することを淡々と描き、それらが登場人物の表情や動作ひとつでこちらに伝わってくる。

そういえば乃木坂の松尾美佑ちゃんも同じ趣旨のことを言ってたね。

私はライブが大好きです。乃木坂46に加入してから努力だけではどうにもならないことにたくさん出会って、難しいなと思うことがたくさん増えました。でも、そんな中でライブだけはいつでも私に頑張った分だけの自信をくれました。

松尾美佑

人のことを羨むよりも自分でできることを真面目に一生懸命やるってことですよ。映画で主人公が必死にデッサンやってたことは漫画家になったから役たってたでしょうし。

「Never say never」の歌詞にもあったね。

才能って生まれつきだろうか 努力したって敵わないのか
そりゃ世の中を見渡しだせば 自分よりすごいヤツもいる
劣等感を感じるだろう 自信を失うかもしれない
ホームランなんか打てなくたって
ボテボテでも塁に出れたらいい

乃木坂46 「Never say never」

この曲もオリメンで聴くことができるのは、あと1月半くらいか。

全体の雰囲気はなんだか大林宣彦作品を見ているようでもあり、終盤のエピソードは「ラ・ラ・ランド」のようでもあり、それは主人公の過去に対する後悔と将来に向かう希望が描かれているようでもあり、映画の文脈を理解せずセリフで説明されないとわからない人々は混乱するだけだろうけれど、主人公が再び人気漫画連載という消耗戦に立ち向かうことにした動機となった良いシーンだと思いますた。

途中ケンカ別れする二人だけれど、ペンネームをずっと変えないとこは、やはり主人公の漫画家としての原点であり明日へ向かう希望は、「出会わなければよかった」と思ってしまってた二人の出会いだったってことですよね、みなさん。

最後はおかひなのインタビュー記事から

誤解して欲しくないのは、決して努力を否定するつもりはないということです。バレエをやっていたときも、乃木坂46に加入してからも自分なりに努力はすごくしたと思います。でもそれは報われるためにではなく、自信を付けるためなんです。

モデルプレスインタビュー「乃木坂46岡本姫奈、研修生時代を回顧 “努力し続ける意味”語る「報われたなって思ったことはない」

今夜は歩道橋の選抜発表ですね。
それについて、また書きましょう。

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