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山田五郎 オトナの教養講座

Youtube番組配信が始まって比較的初期から更新を見つければその都度見てて、時々行く美術館や博物館でもこの番組(あるいはぶらぶら美術・博物館)で得たニワカ知識をフル活用して楽しませてもらってた山田五郎氏なんだが、そんな氏がキュレーターを務める番組「山田五郎 オトナの教養講座」内で自身のがんを公表されてた。

こういうのを知ってるか知らないかで、いろんなものの見方やオモシロがり方が変わってくると思ってるわけです

報告の内容を聴くとがんはかなり進行しているっぽいし、見た目少しやつれているようにも見えてしまうけれども、口調はこれまでとそれほど変わらず少しホッとしたというのが正直な気持ちですね。

そんな山田五郎氏なんだけど、自身のがん治療で体験したことなどを面白おかしく話しされてた。実際にはひどく落ち込むような状況なんだろうけれど、そんな中でも初めて体験すること(がんの状況やその治療の過程や手段)に興味を持ち観察している様子はちょっと楽しそうでもある。
(抗がん剤治療の点滴が4,5時間くらいかかるとか、周りの人を見るとその時間を快適に過ごせるようにそれぞれが工夫しているとか、治療の副作用で髪の毛が抜けるのは知ってたけどヒゲも抜けるとか、それも手で撫でると抜けるレベルであり、抜けるのは黒いやつだけで白髪のは抜けないとか、同じく副作用で指先がしびれてて感覚が薄くなった結果、原稿を書くときのキーボードのミスタッチが増えたとか、いろんな話を面白おかしく話されてました)

ワシも自身の体調不良の検査で受けた大腸カメラの、検査前の下剤的な2リットル程度の、ちょっとポカリスエット風味な薬を時間をかけてゆっくりと飲む過程で近くにいた同じ薬を飲んでるおっさんが「ビールならこれくらいすく飲めるんだけど、コイツにはもう飽きた」なんてデカい声で話してたことや、そのあと麻酔や鎮静剤などなしで実施されて痛がるワシに「大丈夫ですよー」なんて若い女性看護師さんに優しく慰められながら受けた検査時の苦痛(もう二度と経験したくはない)や、検査結果の画像を見ながらドクターから「ポリープもなくてきれいですねぇ」なんて褒められた(?)こと、そのあと手術が終わって手術室から病室まで運ばれる間に麻酔でちょっとモーローとしながら見た天井の様子とか、病室のベッドで受けた処置については数年前の(別の)手術時から変わったことなどについて、それぞれその状況をその時やその後に思い出して面白いと思ったりしたし、最近人生初のCT検査で、あのドデカい機械の飲み込まれながらちょっとドキドキ・ワクワクしたこととか、検査後にドクターに説明されながら見た自身の連続的輪切り画像を「なんか知らんが、カッチョええ」って思ったりとかした身としては、なんだか山田五郎氏の気持ちがよくわかる気がしたりして、大変な状況を報告されているにも関わらず、ちょっと楽しい気持ちにもなってきたりしたことを正直にコクハクしますね。

まあ、山田五郎氏自身の説明によれば、体調が許す限りこれまで通り仕事はされるとのことで、ファンとしては「身体が第一ですけど」と思いながら、番組配信をこれまでと同じように楽しみにしとりますわ。

なんてこと書きながら今回はおしまいです。

山田五郎氏について書いてたけど、半分は自分語りだな。
まあ評論なんて書けないワシがこんな文章を書き散らすってことは、結局ソレだということは自覚してるんだけどね。

また書きますね。


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