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つくる人も、食べる人も みんなが笑顔になれるエシカルな消費スタイルを創造する



「もったいない」ものに 価値を見出し社会に活かす


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(138)


<株式会社ロスゼロ>
 2018年に設立し、大阪市内に本社を置く 食品ロス削減を目指し、フードシェアリングサービス「ロスゼロ」を運営している。このサービスでは、作り手と食べ手をつなぎ、「3分の1ルール」※や外装不良などの原因で発生した余剰商品をECサイトで販売している。また、2021年からは食品ロス削減サブスクリプション「ロスゼロ不定期便」を開始し、ユーザーは2500名を超える。資本金6000万円の卸・小売の流通業だ。

※「3分の1ルール」とは、食品メーカーとスーパーなどの小売店の間に存在している商習慣で、食品の賞味期限が残り3分の1となる前に、卸業者が小売店に納品しなければならないという不文律で、たとえば、賞味期限が6ヶ月の商品の場合、「賞味期限が残り2ヶ月を切るまでに小売店に卸すことができなければ、卸業者は商品を食品メーカーに返却し、最終的に廃棄されることになってしまう。 

「ロスゼロ」は、まだ食べられるのに関わらずさまざまな理由で食べ手のもとへ届かない「食品ロス予備軍」を食べ手のもとへ届けるフードシェアリングサービスで、「食品関連事業者や流通上で発生した、食するのに問題はないが行き場を失ったもったいない食品」をロスゼロが買い取り、最後まで消費者に届けるというもの。
また、「ロスゼロ不定期便」は、日本初の食品ロス体感型サブスクリプションサービスで、不定期・不定量に発生する食品ロスの特性をポジティブに活かし、食品製造や流通段階で行き場を失った余剰・規格外食品を消費者に直接つなげている。また、未利用の原材料を使ったアップサイクル食品DtoC※事業も運営している。

※DtoC(D2C)とは、「Direct to Consumer」の略で、メーカーが、自社が開発、製造した商品を問屋や小売店などの流通ルートを通じて売るのではなく、ECサイトを通じて消費者に直売するビジネスモデル

また、「ロスゼロ」は、楽しくおトクに食品ロスを削減することを目指し、食品「ロスゼロ」・フード「ロスゼロ」通販やサブスクリプション、未利用材料のアップサイクルフード開発に取り組むことで資源循環社会の実現を目指している。
「もったいない」ものに 価値を見出し社会に活かす、持続可能な社会を実現することをVISIONとし、「ロスゼロ」を通じ、つくる人も、食べる人も みんなが笑顔になれるエシカルな消費スタイルを創造することをMISSIONとしており、SDGsに関する情報発信も行っている。

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★ 創業者の文美月氏は、在日コリアン3世として1970年奈良市出身、留学・結婚・出産を経て2001年に自宅でネットショップを起業、常時1万点のヘアアクセサリーを取り扱う人気サイトに急成長。2006年、代表権を家族に譲渡し、2010年より、使われなくなったヘアアクセサリーを日本全国で回収、ラオスやカンボジアなど発展途上国の少女に寄贈する活動を開始し、カンボジアでの奨学金の創出や、若者の職業プログラム支援にも取り組んだ。 

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◆ ある時カンボジアの学校のトイレをつくるためのクラウドファンディングを企画した折に、返礼品に規格外のチョコレートの提供を申し出たメーカーがあり、本来なら捨てられるはずの食品が、誰かにおいしく食べてもらえ、メーカーのブランドに傷をつけずに食品ロスを減らせた経験からロスゼロを奇想したようだ。

カンボジアにて

❤ 決して順風満帆に事業が推移したわけではなく、アクセサリービジネスの急成長過程で心を病んで5ヶ月間も自宅を出られない経験をしたこともあるそうだ。行動がありきで突き進む猪突猛進型の経営者なんだろうが、ロジカルシンキングが出来るイノシシ・・・?

文美月氏

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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社ロスゼロ コーポレートサイト
https://losszero.co.jp/
◎食品ロスゼロ マーケット
https://losszero.jp/
◎ロスゼロ不定期便
https://losszero.jp/products/futeiki004

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