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これからの時代を生き抜くための「乗り越える力」

★今日は共創の時代・・・レジリエンスの重要性
<山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る>
 山中伸弥教授と成田奈緒子医師が共著した『山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る』は、子育てに関する貴重な洞察を提供する。この本では、ノーベル賞受賞者である山中教授が、自身の子育て経験や考えを初めて詳しく語り、成田医師が最新の小児脳科学の知見を交えて対話を進めている。


本書の中で特に注目されるのは、「レジリエンス(乗り越える力)」の重要性についての議論で、これからの時代を生き抜くために必要な力として、二人はこのテーマに深く掘り下げている。

他にも、「ほったらかしが子供を伸ばす」「親子でええかっこしいをやめる」など、気負わない提言が満載で、子育てに悩む親にとって、非常に参考になる内容が詰まっている。

子どもの成長やレジリエンス(困難を乗り越える力)において非常に重要な要素として言及されているのが「自己肯定感、社会性、ソーシャルサポート」

★自己肯定感:
 自己肯定感は、自分自身を肯定的に捉える力だ。これが高いと、子どもは自分に自信を持ち、挑戦に対して前向きに取り組むことができる。家庭での対応としては、子どもの努力や成果を認めることが大切であるとしている。

★社会性:
 社会性は、他者と良好な関係を築く力だ。これにはコミュニケーション能力や共感力が含まれる。社会性を育むためには、子どもが他者と関わる機会を増やし、協力や助け合いの経験を積むことが重要であるとしている。

★ソーシャルサポート:
 ソーシャルサポートは、困ったときに周囲から助けを得る力だ。家族や友人、教師などからの支援がこれに該当する。子どもが困難に直面したときに、適切なサポートを求めることができるようにするためには、日常的にサポートを受け入れる姿勢を育てることが必要であるとしている。

❤ これらについて 私はとても共感する。
 私が担う評議員校である 定時制高校の子どもたちは、様々な過酷な境遇を生きてきた。そこから前を向き立ち上がり一歩を進めるには、これらの要素がとても大切だと言うことが、評議員を通して感じてきたからだ。

以下、ある年の卒業式の記録。
 定時制高校の卒業式。 4年間という月日は、社会と家庭と学校を行き来する人生の縮図だったのだろう。 手渡された文集や俳句集、弁論大会記録が物語るのは、社会性の培われてゆく姿そのもの。友人や仲間、教師や家族、職場の先輩や同僚との繋がりが絆へと変わり、信頼という心の栄養となる。
全校生徒、保護者、来賓などが卒業生を見守りながら静かに、厳粛に卒業証書授与式は進んでいく。真骨頂は10分を超える答辞は聴くものの心を鷲掴みにする。卒業生全てに贈られる大きな拍手はなによりの卒業証明だと思う。

おめでとう
そして、ありがとう!

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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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