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バヌアツ共和国に船で行った話 後編
おっちゃんと決別した僕は、とにかくサーフィンがしたかった。サント島はいまいち太平洋のウネリが入らず、道路がある村の近くは波が全く無かったのだ。
とにかくサーフィンがしたい。俺はサーフィンがしたい。
ネットカフェで色々調べると、どうやらバヌアツ最大の街、エファテ島のポートビラ周辺でサーフィンが出来るようである。
mixi(笑)でバヌアツの日本人サーファーを発見!早速連絡をして、図々しくもサーフィンに連れてってくださいと頼んだ。
そもそも日本人がサント島にいる事が珍しいようで、ポートビラで会ってくれるそう。
飛行機は高いのでエファテまでは船で行く事にした。雑魚寝のフェリーみたいな感じで、24時間は少なくとも掛かった気がする。結構揺れるので現地の人が船酔いでゲロ吐いてる音がずーーっと聞こえてた。
バヌアツレゲエ
フェリーではゲロの音を避けるために現場の仲間に教えてもらったバヌアツレゲエの NAIO BANDをずっと聞いていた。
エファテ島
エファテについて早速mixiで知り合ったヒロ・ドヤマさんにランチでお会いして情報収集。
相乗りタクシーに乗ってパンゴポイントやブレーカーズに行けば念願のサーフィンは出来るとの事。
念願のサーフィンをして我に帰った僕は気がついた。
この先、泊まるところが無い。
うーん。どーする。出会ったヒロ・ドヤマさんはツアー会社を経営されていて、その相方のヒロ・オーツカさんはホテルまで経営されていた。
なんと、、、ホテルのメンテナンスの仕事を毎日すれば、改装中の部屋に無料で泊めてくれるらしい!!
あれ?またタダ働きじゃね?
まいっか。サーフィンできるし。
と言う事でホテルのメンテナンス部としての活動が始まったのである。
見よ!このメンテナンス部としての作品たちを!
事務所用サーフボードラック
ツアーデスク用のチラシ入れ
重要な転機。
ここで割と重要な転機が訪れた。
この年バヌアツは世界で一番幸せな国に選ばれ日本のメディアがヒロさんたちの所に続々と取材に訪れたのである。
ウェークアップ!ぷらす の辛坊治郎さんが取材にいらっしゃって撮影のお手伝いさせて頂いたり、
所さんのダーツの旅のダーツがたまたまバヌアツに当たって、ネタ探しのお手伝い、ビシュラマ語→日本語の翻訳などなどやらせて頂いたり。
そして念願の、、、
お小遣いがもらえたのである!
日本のメディアの人たち、そしてヒロさんたち本当にありがとう!
調度この頃、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在していたユッピーから連絡があり、旅行代理店に就職したヘル君がゴールドコーストに社員旅行で滞在するとの事。
じゃーみんなで合流しよーぜーと言う事で、
僕はお金が手に入ったのでオーストラリアのゴールドコーストに移動するよ!
全部で3ヶ月弱ぐらいの滞在だったと思うがバヌアツは素晴らしい旅だった。
おっちゃんは旅に出る前に”俺は何か勉強したかったら、タダ働きさせてもらうのが1番近道だと思ってる” と言っていた。
バヌアツの旅が終わりに近づいて、それが解ったような、騙されたような、不思議な気分だよ。おっちゃんありがとう!この旅は忘れない!
改めてバヌアツ最高!超オススメです。ありがとうございました!