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4.寝る直前にギャンギャンうるせー女
マサオは小学生としては寝る時間が遅くて、それは僕にも責任があるんだけど、あの日の晩、ちょうど23時位にその声は聞こえだした。声の主は鬼子である。
「マサ、音読しなさい!」
え!?こんな時間に!?僕は仰天した。だって鬼子は今の今までテレビ観ながらフラフープをグルグルと回した後、今度は風呂に1時間も入って誰も洗面所を使えない状態にしていたくせに、てかさ、正確には1時間シャワーなんだけどさ。湯船につ
3.子供に無関心な母親
僕と鬼子は子供の親権を争うための離婚調停をしていた。しかし3回の調停では決着が付かず、次からは裁判で争うことになった。そもそも子供の親権は、母親が勝ち取れる率が9割だと知らされていたから、僕に勝ち目がない事は覚悟していたが、調停員たちの判断では『調停では何とも言えないから裁判で決着つけてよ』ということだった。それだけ鬼子の主張や行動がはちゃめちゃだったからに他ならない。
僕が主張していたのは主に
2.白いご飯オンリーの日
こんな事言うと世の女性たちの反感を買うらしいんだけど、それでも言わせて。僕は僕で、めちゃくちゃ仕事を頑張ってきたってゆー自負があるんです。ご飯を食べずに仕事をし続けたこともあるし、まだみんながスヤスヤと夢の世界を楽しんでいる夜明け前から仕事を片付けていた時もある。言ったらなんですけど、めちゃめちゃ『食わせてきた』わけですよ。
そんなある日のこと、ひと息つこうとリビングに行ったら小学生の息子が食事
1.鬼って本当にいるんだ
2020年もあと少し、という、本来ならクリスマスだの、イルミネーションだの、お正月の支度だのとウキウキワクワクする時期なのに、はたまたスケボーに行こうか温泉にしようかと幸せな悩みに浸っているはずなのに、今の気分は最高に最悪。気持ちがちっとも落ち着かず、うっかりするとすぐに目頭が熱くなって、人生最大の失意のどん底に何度も落とされまくるという日々を送っているのです。
なんでそんなに落ち込んでいるのか