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なぜトレーニーは健康の先へプルスウルトラしてしまうのか?

諸君、全然大丈夫じゃないが、私が来た!!
今日は筋力トレーニングと健康について、競技者の目線から思っていることを書いて行こうと思う。まずは、一般的に良く言われている筋トレのメリットを述べていこう。

世間で言われている筋トレのメリット

ガンの死亡リクスが下がる
②高齢になった際の筋力低下を補える
テストステロン、セロトニン、ドーパミンなどの体に良い物質が生成される
QOLが上がる
⑤基礎代謝が上がり太りにくくなる
⑥カッコイイ体になって女子にモテる

他にも色々あるのだろうが、おおよそこんなところだろう。生活習慣病が蔓延した現代において、筋トレは最高の解決策であり、全人類行うべきだ!!などという主張も一理はあるのかもしれない。しかし、これはあくまで『健康のための筋トレ』の話である。

筋トレの持つ悪魔的中毒性について

これは私の持論だが、健康のための筋トレにバーベルやダンベルといったフリーウェイトは必要ないチョコザップにあるような、安全な軌道で動かせるマシンを10回3セットでチョコチョコやるだけで良い。頻度も週2回程度、時間も45分程度だ。

これを読んだ敬虔なトレーニーの諸君はこう思ったのではなかろうか?
『そんなもので筋肉がつくわけがない』
と。あえて言おう、おまえらそういう所だぞ

考えるに、トレーニー達の求める『筋肉』健康のための『筋肉』には大きな乖離があるように感じる。健康のための筋肉なら、細々マッチョ(細マッチョの更に下位互換)程度で十分だろう。体脂肪率も15%程度で良いはずだ。

しかし悲しいかな、『筋肉をつける』という行為には悪魔的な魅力があるのだ。

多くの人は健康のために細マッチョになりたくてジムに入会し、少しだけ筋トレをして、少しだけ筋肉がつく。大抵の人はそれで満足するのだが、
一部の人はこう思ってしまうのだ。

『あともうちょっとだけ筋肉がほしい』

これこそが魔界への扉である。人間の欲望というものには際限がない。つまり、この『ちょっとだけ』という筋肥大への欲求も、際限がなくなっていってしまうのである。彼らは思う。

「俺の腕周りは38cm『しか』ない。細すぎる」

本来、腕周り38cmは相当太い。しかし、彼らにはもう常人の基準が通用しない。彼らは思う。

「俺の腕周りは45cmだ。だが50cmになりたい」

彼らは思う。

「地球で一番太い腕が欲しい」

更に彼らは思う。

「腕だけ太いのはカッコ悪い。腕に見合ったデカイ肉体が欲しい」

更に更に彼らは思う。

「地球で一番のマッチョ男になりたい」

もっと筋肉が欲しい。もっともっともっと筋肉が欲しい。もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと…

そしてこれと同じ現象は、「筋肉」への欲求だけでなく「筋力」への欲求でも起こり得る。

ジムに入会して最初の目標に「ベンチプレス60kgを持ち上げる事」を掲げる人は多いだろう。そして60kgを達成し大抵の人はそこで満足するのだが、一部の人はそう思わない。先程と全く同じ現象が発生する。彼らは思う。

「ベンチプレス100kgを挙げたい」

更に彼らは思う。

「100kg挙がったから次は150kg挙げたい」

更に更に彼らは思う。

「地球で一番の力持ちになりたい」

もっと筋力が欲しい。もっともっと筋力が欲しい。もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと…

お分かりいただけただろうか?
これが筋トレの持つ悪魔的な魅力である。そして、筋肉という悪魔に取り憑かれた僕たちは、容易く健康を飛び越える

体脂肪率5%未満を目指す過度な減量によって性欲が減衰し、モテる以前の問題となるだろう。

バルクアップや筋力増強を目指すための増量はハイカロリーな食事となり、腎臓に負担をかけるだろう。

重すぎるバーベルを担いだ関節は悲鳴をあげ、怪我を誘発してしまうかもしれない。

ジムに行く頻度は週4以上となり、QOLは消滅。QOM(Quality Of Muscle)ばかり気にする用になってしまう。

これが俺たちトレーニーが健康の先へプルスウルトラしてしまう理由である。
誤解の無いように書いておくが、プルスウルトラしてしまった筋トレも、やらない事に比べればギリギリ健康に良いはずだ。そうであってくれ。

プルスウルトラのしすぎには注意

本記事を読んでいただいた皆様には、健康で文化的な最低限度の筋トレを勧めます





なんて言うわけねェよなぁ!!どうせ、ここまで読んでくれたおまいらは、筋トレ中毒への注意喚起とか、トレーニングは健康のために行うべきとか、そんな内容の記事だど思って来たんだろ?

甘ぇんだよ、低タンパク質が!!この記事はな、「勧誘」なんだよ!健康のための記事じゃねぇ!筋肉の押しつけ合いさ!ムキッムキッの筋肉のな!

筋肉に黒いストリエーションが走る!!

健康健康うるさい、黙ってパワーリフティングをやれ

パワーリフティングは地上で一番筋力を必要とするスポーツです。
足の力を試すスクワット。 上半身の力を試すベンチプレス。 背中と腰の力を試すデッドリフトの3種目から成り立っています。 この3種目をそれぞれ、3回挑戦して、一番重たい重量を合計して戦います。

MEGA POWER

パワーリフティングとは筋トレBIG3と呼ばれる、スクワットベンチプレスデッドリフトの合計重量を競う競技であり、シンプルさの中に隠された奥深さが魅力だ。

スクワット(「グッドリフト猛」好評連載中)
ベンチプレス
デッドリフト(プライバシー保護のためオールマイト先生に補助をお願いしました)

パワーリフティングのメリット


・BIG3が実施できるジムならどこでも練習可能
・挙上重量を追い求める過程で筋肉がつく
・目標が数値化されるので成長を実感しやすい
女の子にフラレても君にはバーベルがある
・彼氏が浮気しても君にはバーベルがある

ストレスは全てバーベルにぶつけられる
重い物を持ち上げる事程楽しいことはない
・試合会場でたくさんの人に囲まれる中でバーベルを持ち上げる事で、承認欲求が満たされ絶頂、二度とバーベルなしでは生きられない人生になる。
・こんな記事をここまで読んでしまったのだからもうやるしかない

ふん、健康目的の筋トレなど

ドドンド ドンドン 汗明(かんめい)!!

俺に提案がある。お前もパワーリフターにならないか?


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