「みかん軸」と「これはゲームなのか?展」に行った話
・男性ブランコさんの単独公演とこれはゲームなのか展に行った。これはそういうアレです。これが書き終わるころには全て終わっていると思うけど、内容のネタバレとかあるから気をつけてね。
・男性ブランコさんって誰や?って思っている方は、以前「いきもの会議」に出演されていた方(平井さん)とかオモコロの記事でコント「マチコちゃんと花」がマンガになった方と言えば伝わるかな?私は元々ファンとかではなくて、いきもの会議のときに面白い方だなぁツイッターフォローしとこ〜ぐらいで情報がポチポチたまに入ってくるぐらいだったけど、マチコちゃん以外のコントも気になって他にも色々調べてYouTubeで見てたらめっっっっっちゃ面白くて。こういうのとかも面白くて最高なんだけど、特にさっきも出したマチコちゃんと花とか消しなさい!とかの(この下ちょっとだけネタバレあるよ)
最初は面白いコントだったのに、途中あるセリフから急に雰囲気がガラッと変わって会場の空気がピーンってなるのが動画からでも伝わるあの感じ…みんな好きでしょ???私は好き。で、これは直接体感したいぞ!と思ってツイッター見たら丁度単独公演やるよ!というツイートが流れてきたわけですよ。しかも公演期間予定が何にも入ってなくて行ける日が一日あるじゃんヤバ。でもあてくし金欠だから相当無茶をしないと行けないな〜でも行きたい、うわワクサカさん構成に参加されらっしゃってうぁー……よし、ツイッターで誘って誰か声かけてくれたら行こう、という感じでツイッターで聞いてみた。そしたらとても有難いことにその日のうちにお声掛けしてくださった方がいたのでお昼ご飯の学食代と引き換えにいくことにした。
・それと公演がある場所を調べたらちょうどそこでこれはゲームなのか?展が出てきた。同じ場所で面白そうな事が2個同時に起こるな。これもインターネットでゲームが好きそうな方にお声がけしたらこれもとても有難いことに数人ほど集まってくださったので、みかん軸が始まるまでワイワイその方達と展示を観た。だから今日は二本立て。
・なのか展に入ってまず触ったのがこれ。幽霊っていう作品なんだけど、塩ビの触り心地が良くてずっと引きずって
ここにいっぱい並べて遊んでた。誰かが戻すたびにここに置いて近くの椅子に座ってまた誰かが置き直すまでずっと見てたけど、これはどこにおいてもルール的にオッケーなことをみんな知っていたからか避ける人よりも持って行っちゃう人の方が多かったな。あと私は金なき者だから買えなかったけど物販で15000円で同じものが売られていて、もしお金に余裕があったら買いたかった。だれか買ってくれ。
・あとこのフォトジェニックな作品は宇宙ドミノっていって、真ん中の黒い部分とカラフルな小さい板の下の部分が磁石になっていてドミノみたいに倒せるやつだった。磁石でくっついているから倒した時の爽快感は普通のドミノの3倍はあったが、立て直すときの労力は普通のやつの50倍は超えていた。一瞬のための爽快感のためにこれほどの苦行を…ぐぬぬ…と思いながら同伴の方とパチパチ直した。
・記憶交換ノ儀式。人の記憶を自分の記憶と交換して良いものに昇華していくゲーム(?)。私はどうやら幼少期母親に勧められて食べてみたアボカドが泥のような生ゴミのような味だったせいで母親の関係があまり良くなかったらしい。何を言っているのかよく分からないだろうし、あたくしにはそう言った経験は無かったけど、そうとしか言いようのない遊びだから仕方がない。これはゲームなのか?はたまた儀式なのか?
・監視されしつむじ。
・己の「歩」
・あやふやだけど多分黒が勝っているであろうオセロ。
・一番の目的でもあった一年生ゲーム。一年生ゲームについてはこのnoteを見て欲しい、全部載っている上に読み物としても鳥肌モノだからサ。一応ルールをそこ引用してくるとこんな感じ。
ゲーム本体は1から120までランダムに番号が振られたマッチ箱1つで、中には紙片が数枚入っているだけ。ルールカード3枚、エンディングパーティの招待状、ようこそと書かれたカード、メールアドレスが書かれたエマージェンシー用カード。ルールカードは手書きで、例えば「朝焼けを見たら1点」「団地を見かけたら10点」「ボードゲームを作ったら100点」と書かれている。これらのルールは、自分の前のプレイヤーが作ったもので、自分自身も次のプレイヤーのためにルールカードを3枚作成して次のマッチ箱に入れる必要がある。ここで、自分の点数は自分が持っているルールを実行したときに入るのではなく、次のプレイヤーが自分の書いたルールを実行した際に入る、というのがポイントだ。つまり次のプレイヤーが1年間自分の点数を採点してくれる。一方、自分は1年間、ひとつ前のプレイヤーの点数を採点することになる。1人のプレイヤーが、前後のプレイヤーと関わるので、全員で手をつなぎ合って大きな輪を作っているようなものだ。誰がそのルールを作ったのかは、主催者だけが把握していて、具体的には何番のプレイヤーの次が何番なのかを知っていて、プレイヤー同士はわからない。その採点結果を伝え合うのがエンディングパーティだ。パーティに行くと、そこで初めて自分がやってきたルールを誰が作ったのかがわかる仕組みになっていた。もしその人が来ていればその人の点数を伝え、また自分のルールを受け取った人がもし来ていれば自分の点数を聞ける、そこで会話が発生する、というのがゲームの大枠だ。パーティへ参加意思があるのに行けない場合のために、マッチ箱にはメールアドレスが書かれた紙片が入っており、そこにメールすればパーティ中に電報のように発表されることになっていた。
端的にいうと、参加者は他人のために一年間ポイントをかせぐがその他人は自分のことは知らないしこのゲームを最後までやっているかは分からないけどそういう暗闇の中でどうにか繋がりを感じようね、っていう感じのゲーム。私はこういう一期一会みたいな繋がりがどうしようもならないくらいに好きなのでどうしてもやりたいという気持ちが先走り、何を紙に書いてやろうかと前日からずっと考えを巡らせていた。でもペンをとった瞬間全部忘れちゃった。それでもちゃんと書いたから誰かの手に渡っているはず。頼むぞ〜。
・そんなこんなで展示をみていたらお昼に集まっていたはずなのに外は真っ暗になって「なのか展」組との解散の時間になった。楽しい時間に限って進むのは早い。
・解散した後、急いで駅でアニメキャラのカードが欲しくて買ったイカ天と釜玉うどん大盛りをかきこみ、みかん軸をご一緒する同伴の方と合流し、また3331(会場)に戻る。
・こういった芸人さんのライブは初めて来たけどなんかファンからのお花がいっぱい並んでいたり、すごくいい感じな雰囲気だったな。あとスタッフとしてワクサカさんが普通に物売ってたり列形成していてびっくらこいた。すげぇっ。
・開場。なんか写真だと暗い感じにみえるけど本当はオレンジ色のあたたかい光(後から知ったけどこたつの中をイメージしていたらしい)で、同伴してくださった方とおしゃれだねぇ素敵だねぇと言いながら初めての空間をキョロキョロと見渡した。整理番号は真ん中よりも若干後ろ寄りだったが後ろの真ん中らへんに座れたので初めてにしては上々なポジショニングだったな。前らへんではファンらしき方が楽しそうに談笑していたりぼーっと照明を見つめていたりしていた。公演は4日間ぐらいあるがファンの方は同じコントを毎回見に行くのだろうか、となるとそこまでに心を動かす何かがそこにはあるのだろうな。
・開演。コントの内容について細かく言うのはちょっと難しいから断片的に言うぞ!まず感じたのは、全体的に短編小説を読んでいるかのような雰囲気だったぞ!こういうの本当に行ったことが無くて分からないからもしかしたらみんなそうなのかもしれないけどネ…!それは次に何が来るんだ…とドキドキする感じがページをめくったり目で文字をなぞったりしているときの感覚と似ているからというのもあるだろうし、あと短編小説でみんなが大好きな別々のお話がある時一点で交わるアレがあるってこともあったのかもしれない。でもそれは私にとってとても心地が良く「コント」という言葉には到底当てはまらないような何かを感じた。これはお笑いのライブなのか?
・あと今回も私の目的の一つである途中から空気がピーンってなる瞬間に何回か立ち会えて「こっれこれ〜!!!」と思いながらその時が来るたびに前のめりになっちゃった。印象に残っているコントの一つとして、露骨に言動が狂っているヤバイ探偵(浦井さん)が最初は好き放題暴れていて依頼人(平井さん)が他の探偵に当たろうとして帰る直前にハッ・・・・こいつ・・・みたいな雰囲気に急ハンドルを切るやつがあったんですよ、ねぇ。しかもその名探偵の姿がまるで一瞬の幻のようにまたようわからん探偵に戻って終わるんですよぉ~~~~~。多分これ見てない人が読んでもぜ~んぜん伝わらないと思うんだけど、あたくしがわざと伝わらない様に言葉を重ねているわけじゃないし、台本のセリフそんまんまのっけてもあの雰囲気は伝わらないだろうし。でもこういうことなんだろうね、ライブって。なるほどなるほど。
・あっあと入場したときに手書きで「全日本トランポリン選手権2018」と書かれた紙(同伴の方も何か違うパワーワードが書かれていた)がフライヤーとともに配られて最初は何か素敵な言葉が来場特典でもらえるのかなと思っていたら、最後のコントが最後までコントが書き上がらなかった(まさか未完=蜜柑ってこと…?)からと言って、観客にそのパワーワードを丸めて舞台に投げさせて、続きのセリフを随時そろくしゃくしゃの紙を拾い上げていったのは流石に予想つかなくてびっくらこいちゃった。拾う言葉が毎回内容が違うから何回観ても同じものがないらしい。はぁ〜〜〜〜よぉ考えるわ。
・なんか気づいたら終わっていた。まだ見させておくれよ、まだ私は見てたいんだってと思っていたけど、舞台の台本を買って見てみたら結構な厚みがあったし時計見たら結構な時間になっていた。楽しい時間に限って進むのは早い。帰り際ワクサカさんと少しだけお話ししていただいたのだがそこで、カカポのぬいぐるみはもう届いていることと次の単独公演は5月ぐらいにやるかもという情報をゲットした。いきもの会議と次の公演、行こう!!!
・オチが思いつかないから稚児と遊んだときに「いろいろ」と書かれたカゴで見つけたタンバリンを載せちゃお、アディーデヴェルチ。
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