【読書感想】大人は泣かないと思っていた
お久しぶりです。
出産して4ヶ月が経ちましたが
育児の息抜きに、読書しつつ楽しんで毎日過ごしてます(^ ^)
今回は寺地はるなさんの「大人は泣かないと思っていた」を読みました。
一言で言うと、とても心温まるストーリーです。
【この本のあらすじ】
時田翼32歳、農協勤務。大酒呑みで不機嫌な父と二人暮らしで、趣味は休日の菓子作り。そんな翼の日常が、庭に現れた“ゆず泥棒”との遭遇で動き出す──。人生が愛おしくなる、大人たちの「成長」小説。(集英社文芸ステーションより引用)
【簡易的すぎる感想(笑)】
①翼くんが、物事を冷めた目で見るクールボーイかと思いきや、実は人情味溢れる素敵な男性!
→翼くん、卒なく仕事をこなすクールさと、他人を思いやれる二面性を持っている男性です。私的に、翼くんの性格がタイプすぎて、つい感情が入ってしまいました♥w
②玲子さんかっこいい!
→めっちゃ憧れの女性!キャリアも積んで、自分の軸もしっかり持つ。相手が男性だろうが、年上だろうが、自分の意思を貫く女性✨こうゆう考えの女性、すごく素敵だなと思いましたね!
③お父さん、頑張ってるのは分かるけど、もうちょっと時代の流れにのってほしいよね!(笑)
→やっぱり昔のオジサンってこうゆう古い考えなのかなあ🤔ww
偏見かもしれないけど家庭に入り、子供を産むことが女性の幸せって思ってるオジサン達は、ごく稀に居そうですよねw
たしかに、オジサンが現役時代は家族のために一生懸命働いてたことは間違えないと思うけど、自分達の青春を謳歌した時代とは、もう違うってことを理解してほしいですね😭
【印象に残った名言3選】
①「他人の事情にあれこれ口を出す」は、「本人のいないところで噂をする」に並ぶ、無料で楽しい娯楽の一つだ。あたし達は、おばさんの娯楽として消費された
→本当にその通りだと思いました。
人って、何だかんだ他人の噂とか悪口好きなんですよね。やっぱり悪い話の方が盛り上がるし、他人の悪口を言って、相手に同調してもらえたりすると、「あ、自分だけじゃなくて◯◯さんも同じこと思ってたんだ!」って、親近感湧くと思うんです。でも他人の悪口が共通点なだけの友達って、何か虚しいなって思っちゃいました。
本人のいないところで言うのは、悪口じゃなくて、長所にしよう。相手のいいところを見つけよう。
②「いろんなひとを傷つけもしたし、迷惑をかけたもの。でも過去があっての、今のあたし。だからどうせ頭をつかうなら、あの時こうしてたらどうなったかな、なんてことじゃなくて、今いるこの場所をどうやったらもっと楽しくできるか、ってことを考えたいのよね」
→ありのままの自分を受け入れるってやつだ。これ、言葉で言うだけならすごく簡単なんだけど、実際やってみろって言われたら、ほとんどの人が出来ないと思う。でも、仕方ないんだよね。失敗した自分も、迷惑かけた自分も、全部全部自分なんだから。そんなダメダメな自分を認めてあげられるのって、自分しかいないんだよなーって思った。
③自分が小柳さんと会うために生まれてきたわけじゃないことも知っている。知ってはいるけど。 「一緒にいられてうれしいなと思って」 ようやく本人に言えた。まだ一度も言っていなかった。大切なことなのに。
→きっと人は、誰かと会う為に生まれてきたわけじゃない。というか、何のために自分は生まれてきたかなんて、分かる人いないと思う。
でも、大切な人に「あなたと一緒にいられて幸せ」って言ってもらえたら、それだけで「ああ、自分は生まれてきて良かったなあ」って思えると思う。私も、大切な人には、一緒にいてくれてありがとうって感謝の言葉を伝えていきたい。
【終わりに】
・ほっこりしたい人
・ルーティンワークに疲れてしまってる人
・狭いコミュニティで生きてて息苦しさを感じてる人
などにオススメかなあ🥰
楽しんで育児してますが、あーあーと思ってしまうことも正直多いです。笑
でも、そんな繰り返される毎日の中でも細やかな楽しみを見つけていこうと前向きな気持ちになれた小説でした(^^)
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