Mio:レモンバーベナ
<Ciao a tutti!>
さて、一番手は私、Mioです!初回なので少し自己紹介もかねて、、、
イタリアに植物の研究を兼ねて約1年前にパドヴァの植物園に呼ばれてやってきました。
世界中の植物の声を聞き取れる体質で、何処かに行く動機はいつも植物たち、、そんな私がイタリアのビオ農園で伝統野菜や薬草を育てながら見えてきた植物のストーリーをお伝えします。
<園芸店へ、、、>
さて、皆さんご存知の通り世界中ではいまコロウイルスのおかげで自粛生活が続いていると思います。
イタリアももれなくロックダウン生活を余儀なくされていた訳ですが、、、
2ヶ月ほど引きこもり生活が続いた頃、私のアパートの大家さんが(上の階に住んでいる)不意にやってきて、「車で郊外のスーパーに行こうと思っているんだけど、そのお店の前に大きな園芸店があるわ、あなた興味あるんじゃない?一緒にいく?」と声かけてくれました。
もちろん、自宅、職場、スーパーと半径2キロ以内しか移動していない私は喜んでついていくことに!
そこで連れて行ってもらった園芸店が思った以上に広くて、ちょうど春先で植物や野菜を植える人たちの為の苗が溢れていました。
私もお気に入りの種や、苗を購入して帰ってきて、、、、
私が購入したオレガノ、レモンバーベナ、シダがベランダに仲間入り❤
<レモンバーベナ>
レモンバーベナという植物には私はとても思い入れがあって、長野県の薬草店で働いていた頃、何度もこの植物に癒されたのを覚えています。
ドライのハーブティーもとても美味しいのですが、フレッシュの光いっぱいの葉っぱのお茶は心隅々まで潤してくれる特別な植物です。
レモンバーベナは南米原産の植物なのでとにかく暖かい所では育つのですが、長野の冬はマイナス10℃となる環境でも冬場は部屋に入れたりしてなんとか自分で育てたくて苗を買ってはチャレンジしたのも懐かしい思い出です。
そんなレモンバーベナ、うちに連れて帰ってうっとりと香りを楽しみ早速フレッシュのハーブティーを楽しんでいると、ある日本の友人の名前を呼びます、「Mちゃん元気かな?調子悪いかも、連絡してみたら?」。
彼女の事が私も頭をよぎり、(なぜなら彼女もレモンバーベナの大ファンなのを知っていたから!)すぐにメールしてみると、案の定、調子が悪く頭痛や微熱があり辛そう。
でもレモンバーベナの精霊が彼女に癒しを送ったから良くなったかな?!
こんなことが日常茶飯事にある私の毎日、次は誰の所に精霊が飛んでいくかな、、☺
<Lemon verbena (学名:Aloysia citriodora, verbemaceae)>
レモンバーベナは和名が香水木というくらい、とにかく香りが良いのでヨーロッパではよく石けんやシャンプーの香料として使われているのを見かけます。
また本来は木になりますが、なかなか日本ではそこまで大きいものに出会った事がありませんね。
ここイタリアでは自分の肩くらいまでの大きさの物なら見た事があります。
この薬草の特徴は、自分でも何に落ち込んでいるか分からないくらい落ち込んでいる、深い悲しみの中にある人に働きかけます。
悲しみの深さとは人それぞれ自覚が違うようで、表に全くでないタイプの悲しみや傷などもこの薬草はすくいあげてくれます。
昔ナーサリーで働いていた頃、この植物の葉っぱをちぎって香りを嗅いでもらったところ、ポロポロと泣き出した人を何人も見ました。それだけ言葉ではなく何か直接的に働くものがある様です。
一般的には不安症に働き、鎮静作用と最後には充足感を与えてくれます。
皆さんも段々とこの植物を嗅いでみたくなったでしょ?!
お水に浮かべるだけでも癒される😊
さて、今回はこんなところで、次回は自宅の小さなお庭で更に愛しさを爆発させているMisaさんです❤
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