草木の音色 ~植物との交流の日々~

3人それぞれの場所、それぞれの視点で、感じた事を順番に写真と言葉で綴ります

草木の音色 ~植物との交流の日々~

3人それぞれの場所、それぞれの視点で、感じた事を順番に写真と言葉で綴ります

最近の記事

mio:セイヨウトチノキ(horse chestnut)

<ヨーロッパの街路樹でよく見かける樹:ホワイトチェストナット(マロニエ)> すっかり初夏となったイタリアより、この見事に満開なお花が街路樹のように植わっている通りが近所にあり、いつも自転車で走りながらウキウキしています。 この美しいポンポンと白く咲いている花が遠くからでも見えるので、最初見た時何かと思って近づいて行ったのを覚えています。 私の近所の大好きなセイヨウトチノキ通り(命名私) <セイヨウトチノキ(学名:Aesculus hippocastanum L. トチノキ

    • kumiko : 銀杏

      秋も深まり、街の木々も葉を落とし始めました。 ことあるごとに思い出す、私の中に忘れられない木があります。 それは中学校の中庭にあった、とても大きな銀杏の木です。 アスファルトが貼られたところに一本だけ、昇降口の目の前にありました。毎日通る場所にいつもある、新緑の葉や黄葉した姿。はっきりとは思い出せないのですが、それは印象として私の中に現れます。 確か中学校3年生の時だと思いますが、中庭の掃除担当になりました。 秋、晩秋の頃、たくさんの黄色い葉を竹ぼうきで掃いて掃除しまし

      • misa:7歳までは夢の中(カモマイルジャーマン)

        〇7歳までは夢の中〇 ルドルフ・シュタイナーのこの言葉は、私が第一子妊娠中に出合ったものです。わが子達は夢の中から現実社会に生きる年齢になりましたが、当時、シュタイナーの教育や思想に深く感銘を受けたのを覚えています。なんて愛に満ちた世界を肯定する言葉なんだろと。シュタイナーについてあまり詳しくないんですけどね。生活の中で実践もできていません。。でも、素敵だなぁと思います。 〇月と潜在意識〇 ホロスコープには天体のテーマがあり、そのテーマを発達させる年齢域というものがあり

        • kumiko : 小さな循環

          春から夏にかけて家にいることが多く、よく庭の植物をぼんやりと眺めていました。 朝日にかがやく新芽や、ホースで撒く水に映る虹。 庭木の花には、たくさんのハチが蜜を集めに訪れていました。羽音を聞きながら、(この花はミツバチを養っていて、その植物を育てる私も、間接的にミツバチの命を支えているのかも。)ふと、こんなふうに思いました。 今までそこまで思いが至りませんでした。  〈 循環 〉 私がまだわかっていない、もっと大きな巡りがあるのだと思いますが。 庭にはレモンバーム(学名

        mio:セイヨウトチノキ(horse chestnut)

          mio:セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)

          <ドタバタの不幸続きから解放されて、、> ご無沙汰しております! この頃本当にドタバタで、、仕事を失い、事故に合い、なんだか色々なものを手放した一ヶ月でした、、、(というより勝手に離れていく、、) やっとこうしてパソコンの前に座るほどに落ち着いてきて、やけくそを通りこして笑うしかない日々です。(汗💦) イタリアはすっかり常夏の太陽サンサン <絶望的な気持ちを助けてくれる植物> さて、こんな時でも植物に助けられて、癒されて、生かされています。 今回の記事、何について書こ

          mio:セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)

          misa:主よ、人の望みの喜びを(アカマツヨーロッパ)

          〇星読み〇 前回、私の日記で火星が「おめぇほんとそれでいいのかよ」と、問うてきます…と書きました。火星をあらわすキーワードとして勇敢さ、戦い、行動力、勢い、男性性、怒り、スピード感、などがあります。現在、天体の火星は自分のホームである牡羊座に滞在し(勢いは増し増し)、山羊座に滞在している、木星、土星、冥王星とサイン上でプレッシャーの配置にあるため、山羊座を意味する社会のシステムや組織に対しての反発や怒りが噴出しやすい時期だといえます。 〇自分の内なる火を自分に使う〇 牡

          misa:主よ、人の望みの喜びを(アカマツヨーロッパ)

          kumiko : こびとの視点で

          しばらく雨が続いていたり、用事が入っていたりして思うように動けない日々が続いていました。 少し息苦しさを感じていたのだと思います。 どこか広いところに行きたい!と急に思い立ち、お弁当を持ってひとり公園へと向かいました。 日が差すと緑が生き生きとして、影とのくっきりとしたコントラストが初夏を感じさせます。 日陰でシートを敷いてのんびり空でも見ようと思っていたのに、いつもの癖で地面の草花ばかりに目がいってしまいました。 まずは広い野原を歩いていると馴染みのかおを見つけました。

          misa:バラ

          薔薇はふんわりと動かす 凝り固まった思考、体 五感は満たされハートの扉が開いていく 通りの向こうの真っ赤な薔薇が凄かったよ、息子が教えてくれた 多次元世界の入り口はドラえもんのポケットだけじゃないらしい 〇神代植物公園〇 6月某日、緊急事態宣言が解除され神代植物公園も開館。植物の勢いに圧倒されながら公園内を回ってきました。薔薇が見頃で、馥郁たる香りに包まれながら、ただただ幸せな時間を過ごしてきました。私の拙い文章よりも↓ (フィデリオ↑) (ブルーバユー↑

          Mio:ヘリクリサム

          <ロックダウン生活から解放され、、> さて前回の投稿から約一ヶ月が経ち、イタリアではついに全国の封鎖が解除され、長かった自宅生活から徐々に解放されつつあります。 そんな中、私が何よりも待ちわびていたのはパドヴァ大学植物園の開園です。 この植物園は私がイタリアにいる理由の大半をしめているので、少し解説を、、。 中世の時代のパドヴァ植物園 <パドヴァ大学付属植物園の再オープン> パドヴァ大学植物園は1545年に創設され、世界で一番古い植物園とされています。 その植物園の特

          kumiko : ドクダミ

          はじめまして。kumikoです。 わたしは少し歩けば緑豊かな植物に触れ合えるところに住んでいます。 あてもなく導かれるままに散歩しながら、足元にある植物との出会いを楽しんでいます。 今回、mioさんとmisaさんに誘ってもらって、日頃感じていることを文章に綴る機会をいただきました! こころにあることを見えるかたちにする作業は、わたしにとってチャレンジです。 楽しんで取り組んでいきたいと思っています。 ドクダミ :  Houttuynia cordata 5月も終わりに

          Misa:キンセンカとサイプレス

          あたたかな土 透明な水 遠くに光を感じて 大きく伸びをしたら おはよう新しい世界 何が起きても 生命の誕生がある限り この世界を信じていられる 小さな種が 地球にすべてを委ね 芽を出したから 〇 YES 〇 2020年3月、世界中にコロナウィルスの感染が拡大。日常生活は大きく変化し、様々なことが起こる中、庭に蒔いたキンセンカの種が芽を出しました。この芽をみた時に、大丈夫、と感じ、素直に感じたことを書きました。私の中で、ジョンレノンがオノヨーコの個展

          Misa:キンセンカとサイプレス

          Mio:レモンバーベナ

          <Ciao a tutti!> さて、一番手は私、Mioです!初回なので少し自己紹介もかねて、、、 イタリアに植物の研究を兼ねて約1年前にパドヴァの植物園に呼ばれてやってきました。 世界中の植物の声を聞き取れる体質で、何処かに行く動機はいつも植物たち、、そんな私がイタリアのビオ農園で伝統野菜や薬草を育てながら見えてきた植物のストーリーをお伝えします。 <園芸店へ、、、> さて、皆さんご存知の通り世界中ではいまコロウイルスのおかげで自粛生活が続いていると思います。 イタリアも

          初めまして:自己紹介

          〜草木の音色〜 2018年、フラワーエッセンスの勉強会で出会った3人 現在に至るまでに3人それぞれ植物との関わりを継続中 偶然同じ誕生日だったMisaとMio、今年お互いにお祝いメッセージを送る中で急に閃いた植物の声を言葉にするというアイデアをnoteにてスタート! Misa:世田谷在住。アロマトリートメントを習得しながら、星と精油の関係性を見つけるのが好き。小さな庭で植物を育て楽しく豊かに暮らしたい Kumiko:杉並在住。フラワーエッセンスと共に日々を過ごす。散歩をし