梅津庸一氏、愛知県美術館「未遂の花粉」や美術手帳でも監修をされていて、URANOギャラリー所属の作家で、結構知名度があると感じていましたよ。
いろいろ考え、最も長いレビューになりそうです。(追記:唯一6000文字超えの記事に)
フロレアルシリーズ、森村泰昌のような(ここでわたくし取り上げています)ことで興味。周りの美術関係の人々の評判高く、早めにいったのでした。わたくしもいつしかARATANIURANO時代で拝見しています。これはほかの展示とことなり、メジャー館ではないのですが、雑誌やインターネットでは評判よい様子です。アディショナルで、ランクイン。
インターネットでは「良い意味で悪夢のような空間が最高」「いろいろ衝撃的」「3階にひらける新しい世界が圧巻」「3階にひらける新しい世界が圧巻」など好評の意見で溢れています。
↑こちらのレビューわかりやすいです。
【私の感想】
日本美術を背負う覚悟を感じましたよ、大きく揺さぶり動きました。数百点の点数も圧倒。
日本美術の円循環の、終点が見えたように思いましたよ。
愛知県美術館の「未遂の花粉」でも、接続が中心にある作家さんだと思いました。居心地の良い悪夢ってあります。
ロマン、羞恥、トラウマ。
それとできるならばポーラ美術館の「ラファエル・コランと黒田清輝―120年目の邂逅」と合わせてみてください
黒田清輝、森村泰昌に続く脈々と続くオマージュ・開きなおりの日本文化がよくわかります。
たくさん思いますが、悪い夢は、椹木氏の悪い場所を引き継ごうとしているはず。展示の方法もチープな印象を意識してるよね。ワタリウムでは同年代の個展も拝見したが、群を抜いて良い展示ですよ。美術に対してのメッセージは私も共感しますよ。有用性や明瞭性はないのです。
注文は、陶器の彫刻は数が少なかったら、よく思うのか、よくなく思うのか。ジャムの映像は今後どうやって位置づけていくのか。一つの作品で良くみえるタイプではない可能性もありますでが、すっきりしたものも見たかった。友人とも同じ意見になりましたよ。愛知県美術館でも三越コンテンポラリーギャラリーでも混み気味の展示が多かったので。
【旦那】
「センスあるよね。まじめで勉強好きでもアンニュイ、好感。そのかわり、ニューヨークには似た作風のアーチスト、実はたくさんいる。美術館の文章も気になった。いないと書いているけど、たくさんいる。グローバルじゃなくてドメスティックな像が彼には向いている。それも狙い通りだと思う。そうだとすれば良い」
と言いながら1時間はいた旦那。興味津々の証拠です。
【美術関係者】
高評価。彼、以前から根強い人気があって、楽しみに大型個展を待っていた人多いはず。
三越コンテンポラリーギャラリーの一件で血気盛んな人だと思いましたけど、ロマンチストに感じましたよ。ANOMARY、期間限定だと聞いたので、スペースが変わるのが楽しみです。
これも仲間内で盛り上がりましたけど、アーティストとして生きるとはを知るためにおすすめ。
直前に一緒にTERADA ART AWARDにいったのですが
彼らと近い年代が合同で行っていた展示なのではっきり書きますが、それと比するとこの梅津展は別格です。もちろん他のベスト展覧会も別次元なのですが。
学生さんは、比較するといいと思います。寺田のアーティストさんたちは、みなさんのスタイルが流行りからはじまっている。見栄えはいいけど。これは実際に見たらすぐにわかると思いますよ。
【インターネット、雑誌、新聞の評価】
👍85% GOOD
この展覧会、メジャーな展覧会ではないんですが、評判いいようにみえます。彼の知り合い多いのか~という雰囲気もありますがそれはそれ。男性と、若い女性がいい評価なのかな?
展示やトーク相手を見ると、意外とポップ層に訴えかけた気配。
わからなかったという意見もありましたが、現代美術は解ろうとしなくていいのです。わからなかったのはなぜかを書いたほうが為になるのではないでしょうか。
ワタリウムはJRのときに、知名度を広げましたね。JR展の写真、インスタグラムでもまだでてきます。
ワタリウムさんは本当に頑張っている。応援していますよ。
こういうこともされております、みなさまも是非に。
わたくしたちも小さい力ですが支援しましたよ。
案の定最長のレビューに。ようやく半分。コピーとペーストするだけ。でも体力使います。
展示期間は2022.1.16(日)まで。
◇
トークが面白いですよ。ここで聞けます。
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