おかん留学②私にとって重要なのは「場所」ではなく「人」
I'm stressed
思いっきり愚痴ります!ダブリン留学が始まって2週間。まだまだホームシックのおかんです。
この環境に馴染めてない理由1
飲み会の席でアイルランド人男性がチリ人男性に「君の顔は醜い(不細工?)ね」と言っていました。チリ人は驚いて「僕って醜い?」と私に尋ねてきました。私はさすがにムカついて、そのアイルランド人に「あなたは失礼な人だね」と思いっきり言い返してやりました。なんでそう言うことを言うのかわかりません。だから私はそのアイルランド人が苦手。酔った席とはいえ、そんなこと言うものかな?ちなみにチリ人男性は全然醜い顔ではありません。南米人って顔してます。イケメンかどうかはよくわからないけど。
馴染めない理由2
授業が終わったらクラスメート4人でパブに行こうと言う話になりました。でも待ち合わせの時間になっても2人が全然こない。1時間も待たさせれた後に「今日は疲れたから帰る」と連絡が・・。しょうがないから他の友達と合流して別の場所で飲み直しました。その夜、ドタキャンした2人が別のグループと飲んでいる写真がインスタに上がっていました。嘘ついた?なぜ?意味不明。台湾人とチリ人はそんな感じか・・と疑いの目。その後、その2人はよく授業をサボって出かけています。あぁ、そう言うことか。
馴染めない理由3
ムスリムの人。ビールが嫌いだから飲み会には行かないという。宗教上飲めないからではなく、hate(嫌い)と言う。ここはギネスビールの国、アイルランドだぜ?と思ってしまうのですが、ムスリムの人は授業が終わったらすぐに帰ってしまいます。家で勉強してるのかな?よくわからない。これも文化の違いなんだと思います。
馴染めない理由4
イタリア人とスペイン人と奥様友達とお出かけした時、レストランの前を通ったらオリーブオイルの匂いがふわっとしました。そして、どんなオリーブオイルが好きかという話になりました。どんなオリーブオイルかぁー、わからないなぁー。これは日本人でいう“どんな醤油が好きか“と言う感じかな?それとも味噌かな?と思いながら話を聞いていました。イタリアやフランス人はどんなワインが好きかと言う話に時々なりますが、どんなオリーブオイル?と聞かれると私にはわからない。多分「味噌はやっぱり赤味噌よね」「いや、白味噌でしょう」「何を言ってるの?合わせ味噌に決まってるでしょ」って会話と同じかな?と。
馴染めない理由5
クラスメートにスピーキングが全然できないトルコ人がいます。彼から「これから僕の隣に座ってもらえますか?」と言われました(正確に言うとGoogle翻訳を見せられた)。「もちろんOKだよ!」と返事をしました。どうやら彼は昨日隣になった人に怒られたようです。そして「Okanだけが僕を支えてくれる」と言うのです。それから毎日私は授業の時に彼の隣に座るようになりました。その後、他のクラスメートから「あのトルコ人と一緒にいてあなたはいいの?彼は何もしゃべれないし、それではあなたの勉強にならないでしょ。席代わった方がいいんじゃない」みたいな陰口を聞きました。ああ、そう言うことか、と少し納得。
でも彼は留学をし始めた頃の私と同じです。どう喋っていいのかわからないのです。私も最初は全く喋れなかったけど、当時、私はクラスメートに「Don't worry」と言ってサポートをしてもらえたからこそ、今の自分があるのです。だから私はトルコ人の彼をちゃんとサポートしたいと思っています(とはいえ、サポートできるほどしゃべれるわけでもないけど)。でも周りはそんな雰囲気ではありません。私は周りに気にせず、トルコ人のクラスメートと一緒にいるようにしています。今の彼はまだ喋れないけど、文法はわかっています。あとは口にするだけです。「Don't worry. Tell me more」と言って、変な英語の者同士がおしゃべりしてます。「ん?なんじゃそりゃ」と通じないこともたくさんあるけど、それはそれで勉強になると私は思っています。私は仕事のキャリアのために勉強をしているわけではないので、それほど正確な英語でなくてもいいと思っています。だから彼を受け入れることができるのかもしれません。それにマルタでたくさんの仲間に助けてもらったから、助けるのが当たり前だと思ってます。でも周りはそうではなさそう。寂しいものです。
マルタではなかった考え方の違いや人間関係の難しさを今、体験しています。これは文化や宗教の違いだからなのか?いや、それはマルタでも同じだったはず・・・と思いながら、未だ手探り状態です。
おかんロス。離れてわかるありがたさ
マルタを離れて2週間。私は子供のようにホームシックになっていますが、マルタに残った友達が「みんな“おかんロス“になっているよ」とありがたいお言葉をくれます。私もマルタロスです。
マルタにいる時は楽しかった、幸せだなと言うのを日々感じていましたが、離れてみて、よりそれを強く感じます。もしマルタしか留学していなかったら、マルタの良さをここまで感じることはできなかったと思います。友達がいるありがたさ、優しい言葉をかけてもらえるありがたさ、でもその環境の中にずっといると、そのありがたさが、いつの間にか当たり前になってしまってしまうのかもしれない。離れたからこそわかったありがたさ。ありがたや、ありがたや。(早口言葉のよう)
どこで暮らすかよりも誰といるか
ダブリンはとても綺麗な街です。道も整備されているし、建物もかっこいい。「素敵!教会かな?」と思って写真をとっていたら“ただの公民館“だった!なんてことはザラです。
建物のクオリティの高さにはほんと感動します。天気は思ったよりいいです。雨ばかりかと思いきや私が入国してから雨は降っていません。電車もバスも何もかも(マルタと比べて)だいぶ進んでいる感じがするし、お店もいっぱいあってとても便利な国です。家賃は高いけど、スーパーの食材はめちゃくちゃ安いです。電気や水道が止まることもないし、シャワーの水圧もしっかりあります。(しつこいけど)マルタと比べると、タイムマシンで20年くらいタイムスリップした感じがします。
でもどんなに場所が素晴らしくても一緒にいる人が楽しくなかったら、私は楽しくないんです。だから私は“場所“ではなく、“人“が重要なんだと思いました。
(学校にちょっと慣れてきた感じはするけど)このホームシック、一体いつまで続くのだろう。
とはいえ、学校はクラスメートの入れ替わりがあるし、学校以外のコミュニティも視野に入れて行動をしようと思ってます。へこたれていては、人生もったいないですからね!
がんばろう!おかん!