バカ親とバカ娘
77歳の母から「職場でむかつくことがあったから、仕事やめてやろうかと思って」と愚痴の電話がありました。
何があったんだ?と思って、聞こうとしたら「その話は長くなるからまぁいいや。それより気持ちを切り替えるためにアイルランドに会いに行こうと思うんだけどどう?」と言います。
‥‥‥‥え!マジ?
なんと77歳の母が私に会いにアイルランドまで来ると言うのです。
「これが最後の海外旅行になると思うから」
…でもそれ、前に4年前(コロナ直前)に一緒にアメリカに行った時にも同じ言葉を言っていたような気もする。
この親にしてこの子あり
うちの母親はずっと教師をしています。22歳で大学を卒業してから77歳の今も。中学の社会の先生で、途中から小学校の先生に転職(?)しました。
そんな母は、60歳でいったん定年退職になったときに、ピースボートで世界一周旅行をしていました。そして70歳の時に「南半球は行ったことないから」と2度目の世界一周旅行をしました。(←素晴らしい行動力と経済力)
4年前は、その時、私の娘がアメリカに留学していたので「孫に会いにアメリカに行きたいから一緒にいこ!」と言われ、連れて行きました。
その時もスカイダイビングがしたいと言い出し(私もしたかった)のでしました。しかもフロリダで!
ばあちゃん(当時73歳)、私(46歳)、娘(21歳)の3世代でのスカイダイビング。スカイダイビングのインストラクターもびっくりしてました。(予想以上にしんどかったらしく、そのあと寝込んだけど)
そんな豪快な母(ばあちゃん)ですが、普段は本当にケチくさい生活をしていて、賞味期限がめちゃくちゃ過ぎてるものでも「大丈夫よ!だって、ほら!私、死んでないじゃん」と言って、あきらかにそれはやばいでしょうと思うようなものも平気で食べています。服も全く買わず、昔の着物をリメイクして、「ほら!高級なのよ、この生地」と自慢してます(ちなみにセンスは超いまいち)。その分、稼いだお金は旅行にドカン!と使うのです。(といっても常に一番安いプラン)
母は一人暮らしなので、2度目の世界一周旅行のときは、民生委員の人から「あのー、お母様の家のシャッターがずっと閉まっているので心配しているのですが(←孤独死していないか)」と連絡があった、なんてこともありました。4か月も家を空けているから心配になったそうです。
そんなことはおかまいなしで、「そろそろ今年あたり死ぬような気がする」といいながら、毎年ピンピンしてます。
私、この遺伝子、もらったんだ‥‥😅
いいんだか悪いんだか…
OkanのOkan(OBan?)
ちなみにうちの母親、英語は全く話せません。英語を覚える気はゼロ。日本語でも気持ちがあれば何でも伝わるわよ!って感じで、日本語を貫きます。
とまぁ破天荒っぷりは特上レベルです。
私の子供らに相談をして、子供たちがアイルランドに行きたいなら一緒に行くことはできるかな?とただいま調べ中。
さぁ、Obanは果たしてダブリンに来れるのか?
将来の自分を見ているようで、自分が怖い😱
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