シュートレンジを自在にコントロール!「スキーマシュート」
ゴールの斜め下からのシュートがある程度入るようになってきたら、
今度はゴール正面からのシュートに挑戦させてみるのがよいでしょう。
シュートの打ち方は「3ジャンプシュート」と同じで、
最初はゴール正面のすぐ近くから。
入ったら1歩下がって同様にシュート。
そうして1歩ずつ下がっていき、どこまで入るかチャレンジさせます。
ポイントは、
① シュートを打つ前にボールをお腹の下に下げないこと
特に力の弱い子はボールを一度下げて勢いをつけようとしがちですが、
そうするとコントロールが定まりにくくなります。
あくまで足と手を連動させてタイミングよく打つことで
距離を伸ばすようにさせましょう。
② シュートを打った後の手は「チョウチョ」の形
専門用語では手を回内させるというようですが、
シュートを打った後はゴールに向かって腕をまっすぐに伸ばし、
両方の手のひらが外側を向いた状態で、
手首の裏側がくっつくくらいの形を作るのが理想でしょう。
③ 最初は形を作ることを優先させて、入る入らないは気にしない
なかなか入らなかったりすると、
やみくもにシュートを打ちがちになりますが
「手がしっかり伸びてるね!」
「チョウチョができてるかな?」
「ボールがまっすぐ飛んでるからOK!」
「リングにあたった!もう少し!」
といったような感じで、シュートを入れること以外にも
やるべきことを意識させ、できたことがあればとにかく褒める。
子供はだれでも褒められると嬉しいものです。
「〇〇がダメ!」「××ができてない!」といったような
ネガティブなことを言うとやる気をなくしてしまう子もいるので
気を付けましょう。
バスケを始めて最初の頃にこの練習をしておくと
数か月後に振り返った時に自分の成長を実感させやすくなり、
子供の自己肯定感を増やすことにもつなげられると思います。
スキーマシュートは基礎的な練習ではありますが、
成長して背や手足が伸びるにつれて感覚が変わってくるので
ある程度上達してからも定期的に取り組ませた方がよいメニューだと思います。
低学年の複数の子供にいっぺんにやらせるときには、
シュートを打つべき距離に小さなカラーコーンを置いて位置の目安とし、
選手一人一人に好きな色のカラーコーンを持たせて、
最初は一番近い距離のコーンの隣に並べて置かせ、
順番にシュートを打って、入ったら自分のコーンを1個ずつ後ろにずらし、
外れたらコーンを1個前に戻すのを繰り返し、
誰が最初にフリースローラインまで下がることができるかを競わせると
楽しく練習させることができます。
レベルに応じて制限時間を設けたり、
途中から戻るのをなくすなどして調整してあげると
より集中力を維持して取り組んでくれることでしょう。
正面に慣れてきたら斜め45度からボードを使って入れさせたり、
0度の角度からスウィッシュを狙わせるのもよい練習になると思います。
以上、参考にしていただければ幸いです♪
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娘が所属していたミニバスチームで、元日本代表選手のヘッドコーチの元で、お手伝いとして帯同審判員・分析班・低学年担当コーチを務めていました。…
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