強いドリブルをつくためのドリブルドリル「パワードリブル」
ミニバスを始めたばかりの子にドリブルをさせると、どうしても手のひらだけでドリブルをつく、いわゆるペチペチドリブルになってしまいがちです。
ドリブルをつくための腕の神経が未発達なので、最初に正しいつき方が出来るようになれば、その後の上達の速さにも影響すると思います。
私が最初に指導する時のポイントは、以下の通りです。
①パワーポジョションをしっかり作る
ドリブルを強くつくためには、パワーポジョションでつくことが必須です。最初はパワーポジョションを維持することも辛いと思うので、短い時間で良いので正しい姿勢を作る練習をします。
②腕をしっかり伸ばしてドリブルをつく
ドリブルを強くつくには、パワーポジョションを使った上で、手首だけではなく腕全体を使ってつく必要があります。そのためには、ボールを腰の横で構えて、そこから真下に腕を伸ばしてボールをは放し、伸ばした腕に跳ね返って来たボールを腕を曲げながら捕える、というつき方をさせると良いでしょう。最初は跳ね返って来たボールを上手くキャッチできないと思いますが、何度も繰り返しているうちに少しずつ出来るようになってくると思います。
利き手ができらようになったら、反対の手でも出来るように練習させましょう。
③10回連続でドリブルをつく
1回ずつの強いドリブルが上手く出来るようになったら、それを10回繰り返しできるように練習します。10回となると時間も長くなり、パワーポジョションを維持することも大変になってくるので、ある程度休憩させながら、姿勢を保ったままドリブルさせる事が大切です。
これも、利き手である程度上手に出来るようになったら、反対の手でも練習しましょう。
ドリブルがなかなか強くつけないときは、ドリブルの強さで競争させてみましょう。
やり方は、子供達に間隔をあけてパワーポジョションを取らせ、「せーの」で一斉にドリブルをついて一番高くボールが跳ね上がった人が勝ちというゲームです。
競争となると子供達はがぜんやる気を出すこと間違いないでしょう。
それが出来たら、その強さでついてしっかり捉え、連続でドリブル出来るか試させます。
最後には強くついて跳ね上がったボールの下を何回潜れるかというコーディネーショントレーニングも組み合わせると、より効果的な練習になると思いますので、ぜひ取り組ませてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!次回は動きながらのドリブル練習メニューをご紹介したいと思います。次の更新をお楽しみに!
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娘が所属していたミニバスチームで、元日本代表選手のヘッドコーチの元で、お手伝いとして帯同審判員・分析班・低学年担当コーチを務めていました。…
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