リバウンドのお勧め練習法
こんばんは、tonbiです。
今回は前回の続きで、低学年向けのボックスアウトの練習方法をご紹介するつもりでしたが、そもそも低学年のうちはリバウンドを取りに行くこと自体なかなかできない子も多いです。
なので、今回はまず楽しくリバウンドの技術を身につけるための練習をご紹介したいと思います。
1.ジャンピングキャッチ
相手にシュートを打たれたときに、ただゴール下で手だけ上げて落ちてくるのを待っているという光景を目にしたことがある人は多いと思います。
背の大きい子であれば、それで取れてしまうこともありすが、それは本当のリバウンドではありません。しっかりジャンプして取るということを、小さいうちからしっかりと身につけていきましょう。
一番簡単な練習方法は、コーチが選手に向かってゴールの高さより少し受けくらいまでボールを投げ上げて、それを思いっきりジャンプして一番高いところで取る、という練習です。
とても単純な練習ですが、ボールが落ちてるのに合わせて、自分の最高到達点でしっかりとキャッチするのは意外と難しかったりします。
コーチが投げてあげなくても自分でしっかり投げ上げられる子は、自分で何度も繰り返しさせると良いでしょう。
出来るならば、取った後に体の前ではなく、体の横で相手のディフェンスに奪われないようにボールを隠して保持する習慣も身につけたいものですが、まずはとにかく一番高いところで取る感覚を磨きましょう。
2.リバウンドシュート
リバウンドだけの練習は、やりすぎるとつまらなくて飽きてしまうので、あまり長時間やらない方がよいと思います。
高いところで取る感覚を身につけたら、次はそれをシュートにつなげる練習をしましょう。
やり方は、ゴールの前に選手を1列に並ばせて、コーチがバックボードに向かってボールを投げ上げます。そして、バックボードに当たって跳ね返ってきたボールをなるべく高くジャンプしてキャッチし、そのままもう一度ジャンプして、ゴール下でのジャンプシュートを打つという練習です。
なんだかんだシュート練習は子供たちはみんな好きなので、「10本連続で決める」などといったような目標を設定してやると、飽きずに集中してやってくれます。
ボールをジャンプして取りに行く前に、後ろで待っている子に背中を少し押してもらい、パワーポジションで踏ん張って耐える状態からスタートさせると、少しだけボックスアウトの練習にもなって良いと思いまいます。(並んで待っている子の退屈防止にも)
3.連続リバウンド
意外と子供たちに人気な練習メニューです。
やり方は、リバウンドシュートと同じようにゴールの前に1列に並び、最初はコーチがバックボードにボールを投げて、跳ね返ってきたボールを先頭の子がキャッチしたら、そのままコーチと同じようにバックボードに向かってジャンピングシュートをして最後尾に並びなおします。。そして、跳ね返ってきたボールを次の子が同じようにジャンピングキャッチしてバックボードに向かってジャンピングシュート・・・というのを誰かが失敗するまで繰り返す練習です。
これも、「みんなで連続20回」というような目標を設定してやらせると、結構集中してやってくれます。
4.フリースローリバウンド
6人1組でやるとちょうどよい練習になりますが、1人がフリースローを放ち、残りの5人が実際のフリースロー時に付くポジションからスタートしてリバウンドを取りに行くという練習です。
シュートを決めたら1点、リバウンドを取った人も1点というように点数制にして、2周して一番点数が多い人が勝ち、というようなルールを決めて行うと、みんなで楽しんでできる練習です。
人数が中途半端な場合は、リバウンドに入る人を減らしたり、コート外で1回待つターンを作ったりして、適宜調整すると良いでしょう。
以上、今回は低学年向けのリバウンド練習をご紹介しました。本当はボックスアウトの練習を書くつもりだったのですが、その前にまずはリバウンドを取りに行く意識を持たせることが大事かなと思いましたので、ボックスアウトは次回に回したいと思います。
それではまた、次の更新を楽しみにお待ちください。
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娘が所属していたミニバスチームで、元日本代表選手のヘッドコーチの元で、お手伝いとして帯同審判員・分析班・低学年担当コーチを務めていました。…
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