推しのバーイベに行ってきたお話
娘。のヲタクになって色んな現場に行ってきたけど全てが関西圏であり、遠征など自分には無関係だと思っていた。知らない土地に行くのは不安だし向こうで迷うもんならそれはもう地獄だし。
遠征で言うと飛行機や新幹線に乗る方が多いだろうけど、飛行機はまず乗ったことがないし乗る機会もない。新幹線も中学生の時に乗ったっきりでほぼ未知数。なので自分の中に移動手段のひとつとしてカウントされておらず、せいぜい阪急かJRの2択。そうなると「関西以外全部無理」というスタンスになってしまい、今まで数々のライブやイベントを見送ってきた。
ですが今年、自分の中で東京に行くスイッチが突然入ってしまったのです。
その理由は…。
「ほまたんのバースデーイベント」
もう何度も言っていますが自分はモーニング娘。'23の岡村ほまれさんを推しメンにしている。最初に惹かれたのがBalladというコンサートで「M」のカバーを歌った頃だから今年でもう3年ぐらいになるだろうか。あんなに可愛い声なのにしっかり歌い上げる強さがあって「この子すげー…」と感じたのが昨日のことのように思い出せる。あの時マジで凄かったな。他にも素晴らしい歌を聴かせてくださった方も居たけど、インパクトで言うと1番だった気がするんよね。
それからなんやかんやあってほまたんの沼にしっかりハマり現在に至る。なおなんやかんやについては過去記事を参照して下さい、ここで書くとまた大脱線してしまうので←
(読み返したらずっと同じようなこと書いてて語彙力なんとかならんかと頭抱えとる、歌声の話もうええねんとか思われてそう)
ただ情けない話、これだけ推しているのにバースデーイベントには一度も参加したことがない。配信やDVDばかりで観に行くという考えが浮かばずひたすら指を咥えて待つのみ。それは冒頭で書いたように「関西以外全部無理」というスタンスが心にこびりついていたからである。
参加する人たちの感想がTLに流れてきた時はまるで遠くで打ちあがってる花火を見ているかのよう。自分もその流れに加わりたい、けれどどうやって行けばいいのやら…。そんな思いが毎年のように頭の中を駆け巡る。この時点で行動力のある人はスパッと遠征するんだろうけど大インドアな自分はなかなかその決断までにたどり着けなかった。
そんな状態のまま今年の2月に盛りだくさん会というイベントに参加することになる。娘。メンバーとチェキを撮ったりお話したりサインを書いてもらったりする最高に楽しいイベント。ちなみにこの時の場所は南港ATC。まっすぐ大阪。まぎれもない大阪。大阪となるとあれだけブーブー言ってた腰がすぐに上がるんだから不思議。どれだけ関西に根付いてんねん。
盛りだくさん会前はほまたんと何を話そうかと頭を悩ませるのがいつもの流れ。ライブの感想・シングルの話・趣味の話・普通の雑談。色んなテーマを探していくうちにふとバースデーイベントの話を思いつく。自分は話し下手の聞き下手な人間だからテーマは少しでも多い方が良い…。どう転ぶかは分からないが簡潔に話をまとめてバーイベトークをほまたんにぶつけてみた。
すると想像以上にほまたんの反応が良い。詳しい内容は省きますがとにかく観に来てほしいという思いが伝わってくる。それだけバーイベはほまたんにとって特別なものなのだろう。ヲタクである以上そんな事は知っていたつもりだったが改めてそれを痛感した。そしてこの時「今年は絶対バーイベを観にいこう」と決心したのです。
その後しばらくしてバーイベの情報が発表され、秒でチケットを申し込む。お知らせを読んでいると今回からスタンディング・声出し・コールが解禁されるらしい。コロナ禍にヲタデビューした自分にとって何もかもが初めての経験になる。
初東京・初バーイベ・初コール…。こんなにも初めてが重なる時はこの先多分無いかも知れない。こうなったら能動的にやるのみ。会場への行き方、東京での電車の乗り換え、新幹線のシステムなど自分でも驚くぐらいスムーズに調べ上げ、まだ当選もしていないのに当日のタイムスケジュールを立てるなど異様な気の早さで物事を進めている。怖っ。自分こんだけ動けたんや。
結局自分は適当な理由をつけて諦めていただけで動こうと思えばいくらでも動ける。物理的に無理な場所もあるだろうけど、少なくとも東京は全然行ける距離。こんな事なら去年から動き出せば良かった。いや、去年だと覚悟がつかなかったかもな。やっぱ推しに直接言われたのが大きかったな。
色んな事を考えているうちにチケットの当落発表日を迎え、結果は1部2部ともに当選。ここまで動いて落ちようもんならショックが凄かっただろうしホッと胸をなでおろしたのを覚えている。いよいよバーイベか…。どんな感じになるんかな…。考えれば考えるほどワクワクが止まらず、ひたすら高揚感に包まれていた。
そしていよいよ5月9日。ほまたんの誕生日とバースデーイベント。日付を跨いだ瞬間は各SNSでお祝いをして早めに就寝。それでも予定の1時間より前に起きてしまったので身支度をゆっくり済ませて出発、駅で新幹線に乗り換えて東京へ向かう。久しぶりの新幹線にテンションが上がるも「よく考えたらこんな事で嬉しくなってる自分ダサい」と、勝手に湧いて勝手に恥じていた。田舎者特有の調子乗り。全部がダサい。ほぼ芋。
それから東京駅に到着し、JRや都営新宿線の乗り換えに戸惑いながらも何とか繋いで辿り着いたのがこちら。
今回の会場であるタワーホール船堀。駅から出て1分という驚きの近さ。ちなみに乗り換えに戸惑いとは書いたものの割とすんなり行けたので開場の2時間前に到着してしまった。
一応1時間前に着く予定だったんだけどな。
早いに越したことはないけど早すぎる。
どんなスケジュール組んでてん。
辺りを見ると近くにマクドナルドがあったのでタツタにナゲットに自分なりのお肉メニューを食べてテンションをバーイベ用に上げていく。ここまで来たらあとは楽しむだけ。帰りの事は帰りに考えれば良い。
そういや昨日グッズが発表されてたけどほまぴょんの衣装バチバチに可愛かったな。本番もあの衣装なんよな。めちゃくちゃ可愛いんだろうなぁ。
色々考えているうちに開場時間が近付いてきたので慌てて建物の中へと向かう。会場へは電子チケットと顔認証システムで入るのだが、座席は入場してから分かるという超絶ヒヤヒヤもの。これで万が一大後ろなんて引こうものならだいぶヘコむ。もちろん始まってしまえば楽しむのは今までと一緒、けれどそれを事前に知るか直前に知るかでは傷の受け具合が全然違う。心臓をバクバクさせながら開いてみると…。
「近い。近すぎる。自分史上かなり近い！！」
去年の夏からどの現場でも2階席が続いていて「人の頭見飽きた」「いつなったら1階に降りれますのん」だった自分にとってはかなりの良席。こんな事があっていいのだろうかとロビーの片隅で静かに噛みしめていた。一度気持ちを整えてからホール内に入り席へ向かうと、やはり近い。その近さにかしこまってしまい、なぜか少し背筋を伸ばして座る自分が居た。
今思うと意味わからん。面談ちゃうぞ。
ドキドキが止まらないまま待っているといよいよ開演時間が訪れる。前日から声出し解禁ということもあり、会場内は瞬時に大声と熱気に包まれた。これがコロナ前では当たり前の景色だったのか。未知な空気に飲まれているとついにステージ上にほまぴょん衣装のほまたんが登場したのです。
はい可愛い。めちゃくちゃ可愛い。めちゃくちゃキラキラしてる。席が近いからほまたんのアイドルオーラがダイレクトに伝わってくる。っていうかこの曲「ラララのピピピ」じゃないの？ということは…。
気づけば一心不乱にコールをしていた。なかなかタイミングが掴めなかったりしたけどそれでも全力でコールした。その結果今まで体感したことのない熱さを味わい、あっという間に1曲目が終了。これはヤバい、ヤバすぎる。これはマジで盛り上がる。今までコールに対して後ろ向きな気持ちを持ってたけどそんなもんは一気に吹き飛んだ。そりゃライブが楽しくなるはずだ。
その後例のさわやかな大ブーイング()を挟んでコーナーに入り、気持ちが少し落ち着いてきたころにほまぴょんの姿を見るとその可愛さに改めて惹かれた。合間に見せる色んな表情や振る舞い方。どこを切り取っても可愛い。そして再びライブに入ったときに放たれるオーラ。まさに最高のアイドル。こんなに幸せな時間を過ごせるなんて夢のようだと何度も感じた。何よりステージ上で弾けるぐらい楽しそうなパフォーマンスを魅せてくれる姿が素敵すぎる。久々に歓声を浴びて笑顔になるほまたんがマジで可愛かった…。もっと上手く言い表したいんだけど言葉が出てこない。語彙力が足らん。ただずっとずっと楽しくて、幸せで、この先絶対忘れる事の出来ない時間になった事だけでも伝われば幸いです。
このあと2部もしっかり観に行きましたがもう記事が冗長になっているので割愛させて頂きます、なお1部よりも熱気がどえらい事になってました。多分場内は湿度100％だったと思います。
こうして自分の初東京・初バーイベ参加は幕をとじる。幸せすぎて長い夢でも見ていたような気分になり、帰りの新幹線では呆けた状態でひたすら座っていました。ほまたんを推していて良かったと心から思い、同時に推し続けていきたいとも思った。推しは偉大だなんて言葉をよく聞くけど昨日はそれをひしひしと感じ、自分がどれだけ推しから元気を頂いてるのか再認識した日でもある。本当に楽しかった…。何回言っても言い足りないほど楽しかった…。
本当にほまたんには感謝の気持ちでいっぱいです。これからもその成長と進化を追いかけさせてくださいな。
超絶長い記事になってしまいスミマセンm(__)m
推しになるとあれこれ書きたくなるのでご容赦を…。
これからも推しの記事をちょくちょく書くと思うのでぜひほまたんの事を覚えて頂けると嬉しいです。
ではではありがとやしたっ。