海堂尊「チーム・バチスタの栄光」
海堂尊「チーム・バチスタの栄光」読了。
昔、ドラマ化や映画化もされていましたね。
「コロナ漂流録…」を前回読んで、面白かったので別の作品も読むことにしました。
著者は、医師で作家。
凄腕の外科医が担当する心臓手術で術死が相次ぎ、成功の手応えがあるにも関わらず患者が亡くなることに違和感を覚えた担当の外科医の要望により、大学病院の出世コースからは外れている外科手術とは距離を置いていた主人公に内部調査の白羽の矢が立つ。
完璧と思えた手術チームの相関図が、徐々に明らかになる過程が面白かった。
心臓手術って、一旦患者の心臓を止めて、術後にまた停止していた心臓を動かす…という凄いことをやっているんだな…と改めて思いました。
動くはずの心臓に、鼓動が戻らなかった時の緊迫…。
最期まで引き込まれました。