海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ジェネラル・ルージュの伝説」
海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ジェネラル・ルージュの伝説」読了。
儲からない救急医療で悪戦苦闘する外科医の、倫理について。
「ナイチンゲールの沈黙」の裏で同時並行で起こっていた話なので、場面が被るところがある。
「…伝説」の方に、著者のデビュー時の話や創作秘話があるのですが、架空の小説世界を作り込むこと(虚数空間の統一…!)は当初から「差別化になる」と意識していたそう。
さらに、「シリーズ物は、新刊の度に過去作も蘇る」と。
賢い。
登場人物たちの相関も複雑になり、時系列でも辻褄を合わせるから、やってみたら大変たったそうですが…。
ハリー・ポッターを意識していた、とあり、納得しました。
次は、「イノセント・ゲリラの祝祭」を読みます!
今期、ドラマもやるんですね。