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Soda! ひんやりおやつと、燃える気持ち。

こんにちは。

お仕事で利用者さん宅を訪問してお話を聞いていると、
ほとんどの方がオリンピックをご覧になっていますね。
なかには、深夜もねばって。

早く寝てください(笑)とかも思いますが、
まあ今だけですし、
皆さん嬉しそうに「この誰々がメダルを取った」「選手の努力を思うと感動する」と教えてくれるので、
こちらも嬉しい気持ちになります。


そういえば、
以前デイサービスで働いていたときは
利用者さんとの会話が盛り上がるように
シーズンになればあまり興味のなかったスポーツ観戦(テレビ)もしてみたり
男と女のラブゲームや3年目の浮気など、世代の曲を歌えるようになったりしたなあと、
そんなことを思い出しました。

そのときは、何も疑問に思うことなく 逆に辛いと思うこともなく
とにかくできることをやりたい気持ちで、プライベートもお仕事に全振りしていました。
我ながらよく頑張っていたな〜〜と思います。




さてさて、今回はデイサービスSodaさんでの出店について
ご用意したおやつや、当日感じたことなどを書きたいと思います。



お声かけいただいてからお受けするまでについては、
こちらの記事へ…。

お読みいただいた方、ありがとうございました。涙



そうです。
7月20日の土曜日、
嬉しいことに地元からもほど近く、岡山県総社市にオープンするSodaさんのオープニングイベントにて、暑い夏に美味しいひんやりおやつを提供させていただきました!

Soda OPENING FESTIVAL

○場所
Soda (Instagram)(note)
岡山県総社市総社3-1-14

○日時
7月20日(土)13:00〜16:00

○お品書き
・「Sodaの駄菓子屋」さんより、
 自家製ソーダ三種
・「喫茶みずうみ」← これが私です!
 葛粉の杏仁豆腐と桃のジュレ
 高梁紅茶のチャイゼリー


Sodaさんとはここnoteで出会い、一方的に応援していたので、
お声がけいただいてとっても驚き、嬉しかったです。

その一方で、
岡山県総社市は、地域づくりに力を入れており移住者の方も含め若い世代が増えている地域で、
オシャレなカフェ、美味しいと有名なパン屋さんなどもたくさんあるため、
地元のお菓子屋さんでなく私で大丈夫だろうかと、何度も不安な気落ちに駆られました。

だけど、
声をかけていただいたからには、私にできることを精一杯頑張ろう」と自分に言い聞かせて臨みました。




広島の住まいから車で2時間以上かけてお借りする工房へ向かい、
限られた時間、初めての環境の中でたくさんのお菓子を用意する。

夏真っ只中の出店も初めて。
衛生面に最新の注意を払い、十二分なほど保冷剤を詰めたクーラーボックス二つ体制(実家から借りた)で会場へお菓子を運び、
むすめと一緒に販売する。

Sodaのスタッフさんとも初めまして、
出店のことで母に協力をお願いするのも、
何もかも初めての状況で、
「本当に上手くいくのだろうか」と前日には胃が痛かったけど、
前回も書きましたが本当にやらせてもらってよかったなぁと思います。



Sodaで出会ったひとたち

私もつられていい笑顔


代表の方とはあまりお話できなかったことが心残りではあるのですが、
立ち上げメンバーの他のお二人、
思っていた以上に柔らかくて、思わずこちらも笑顔になるような方たちでした。
おおらかで、相手をほぐすような話し方が、印象的でした。

私のことも気にかけて度々お声掛けくださって、ありがとうございました。

むすめのことも温かく迎え入れてくれて、
キッズスペースでずっと見守って遊び相手をしてくれたスタッフさん、
駄菓子屋コーナーでむすめが一生懸命お話するのを一生懸命聞いてくれたスタッフさん、
にこやかに応対しながら色んな表情を写真で切り取ってくれたスタッフさん。


到着したその瞬間から、
「荷物運びますよ」とお手伝いしてくださって、
皆さんのおかげで
初めての環境が得意でない私も いい具合に肩の力を入れ過ぎず、
流れる時間を楽しむことができました。

こんなふうに残してもらえると
自分のことも少し好きになれそうです。

ほんとうにありがとうございました。
またご縁がありますように。



地域とともに

Sodaさんは、
どうしても閉鎖的になりがちな介護施設のイメージを越えて、
地域に開けた本屋さんや駄菓子屋さんのスペースも作り
地域に根ざしたデイサービスを目指されています。


オープニングイベントは開始前から
たくさんの地域の方々で賑わっていて、

準備段階から
地域とのつながりづくりを丁寧に、大切にされてこられてきたことがわかります。

お隣、北欧のヒンメリ作りのwsからは
終始笑い声が聞こえてきました。
私もやってみたい、ヒンメリ…!


立ち上げメンバーの小武さんのもとには
手作りシロップのソーダを求めて
たくさんの方が来られていました。
「後でお話したいです!」と声をかけられている方もちらほら。

「何を」買うか、以前にと言ったら言い過ぎかもしれませんが、
「誰から」買うかということって、大切だよなぁと感じました。

ソーダ本当に美味しかったです!
スパイスも、紫蘇も沁みました…。



千香さんも、
こんなにたくさんの方に来ていただいてびっくりです。本当にありがたい。頑張ろう。と言われていて、
その気持ちが姿勢に現れているから、
地域の方にも伝わって、
どんどん地域に馴染んでいかれるのだなぁと思いました。



今回のおやつ

Sodaのスタッフさんの印象から私が妄想を膨らませ、二種類のおやつを用意しました。

Sodaさん仕様のカップにしました



ほんとうは冷やして食べるパウンドケーキのような焼き菓子もあったらいいなあと思っていたのですが、
準備期間の一ヶ月は二種類の試作で一瞬で過ぎてしまい、全然間に合いませんでした!
当日お客さんに見てもらうために画像を作ったので載せてみます。

○葛粉の杏仁豆腐と桃のジュレ


二種類どちらも、”寒天を使って固める” ことにこだわりました。

むすめの離乳食期を経験し、ゼラチンもアレルギーに気をつけなければならない食材であると知ったことや、寒天は海藻、無添加なので気にせず食べられるからです。

また、衛生面からできるだけしっかり火を通したかったため、
ゼラチンやアガーは沸騰寸前で火を止めるのに対し、
寒天は沸騰後数分加熱することで煮溶けていくという性質も適していました。


桃はもちろん、岡山産!
昼過ぎに到着してから買うつもりでしたが、
母(私実家が岡山なんです)が、「安くていい桃は朝一に買いに行かないと売り切れちゃうかもよ」と、買っておいてあげるよと言ってくれたので、甘えちゃいました。

総社の産直で、地域の農家さんが作られた桃をたっぷりコンポートにし、
そのまま工房の冷蔵庫で寝かせておいてもらい 味をよーく馴染ませて、
当日朝にジュレにしました。

味付けは、はちみつと、レモンをきゅっと絞って、甘酸っぱく。

新鮮な桃なんてもちろん生で食べるのも美味しいのですが、
お菓子作りならではの贅沢ですよね。

杏仁豆腐も、食感にこだわりました。
寒天だけでは、プリッとする。
葛粉だけでは、とろん、もちっ?とする。
どちらも使うことで、とろとろ〜な食感に仕上げました。



○高梁紅茶のチャイゼリー


高梁紅茶とは、

岡山県高梁産、無農薬の茶葉を使用した和紅茶。

岡山にいるとき度々見かけていたので、
チャイにはこちらを使おうと、すぐに思いつきました。

高梁市北西部は標高が高く昼夜の寒暖差が大きいことから、お茶の栽培に適しているそうです。また、春から初夏にかけて発生する霧が紫外線から茶葉を守り、苦みを抑える効果があるとか。

渋みが少なくあっさりしていて、やさしい香りとほのかな甘みが特長で、
色んな方に食べていただくのにもぴったりだな、と思いました。



冷たいおやつを用意しておいてなんですが、
夏は身体を冷やす食べ物をたくさん摂りがちです。

”紅茶”も”スパイス”も、血の巡りを良くし身体を温める作用のある食材なので、
チャイゼリーは夏に食べるのにぴったりなおやつなのです。

こちらも寒天を使用し、
色々な食感を試作するなかでじぶんがいちばん美味しい、チャイゼリーに合う!と思った
ふるっふる、飲めるゼリーのような食感を目指すはずでした。。。。。。(下に続く)




くやしい


お金をいただいてお菓子を召し上がってもらっている以上、
こんなことを、本当は発信の場で書かないほうがいいと思う。

迷ったのですが、少しだけ残しておきたい。

チャイゼリー、本番で工程を数分勘違いしていて
試作のときのような仕上がりにならず

終わってから、食べていただいた方に申し訳なくて、
個人的には悔しいおもいでいっぱいでした。


どれだけ試作を重ねても、相手に食べてもらえるのは、本番のときのたった一回のお菓子だけ。

なんで、途中で気づかなかったんだろう。

本番で初めてカセットコンロで臨んだがために、予想外の出来事があったから。
無理して、たくさん個数用意しようとしたから。
ゼリーだからどうしても出来上がりから食べる状態までにタイムラグができて、
十分に冷やした後に味見することをしていなかったから。
試作のとき、メモが不十分だった。

今までは、たまたま大丈夫だっただけ。

今回のことで、気づくことができました。

もしまた出店の機会があったら、
準備の前日に、当日と同じ環境で、最終的な試作と確認をすること、
それを準備リストに入れようと思います。



こんなふうに、心の中にメラメラとした思いが湧くというのは、
本気で向き合っている証拠だな、とおもいます。

いい風に書いても、
今回は、自分の一番の仕上がりのものを提供できなかった。
その事実は変わりません。

申し訳ありません、でいっぱいです。


発展途上なわたしです。
ぜんぜん、上手いことできません。効率よくなんて、できません。

これからも、
色んな出会いがあり、
たくさんの「ありがとうございました」があって、
そのぶん、今回のような失敗、心がぎゅっとなる出来事があるのかもしれません。


それはとても怖いことだけど、
前回、ありそろうさんのときにも会いに来て、ずっと応援してくれる先輩たち、
今回も「(子どもが)人生で一番美味しい桃ゼリーで、いっぱい食べました!他のゼリー食べないかも」と言ってくれた方、
控えめに書いた 喫茶みずうみ にも興味を持ってくれて「インスタ見ますね!」と言ってくれた方、、

おやつをお出しする場があったからこそ、
いただいた笑顔や言葉がありました。
挑戦する勇気ももらいました。

だから、やり方はまだまだ模索中だけど、これからも続けていきたい。


出店や、コラボ?(言い慣れてない)の機会やアイデアがありましたら、
お気軽にご連絡ください。


今回も大作になってしまいました。

お読みいただき、本当にありがとうございました。

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