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渡辺祐真×安田登「はじめての漢詩〜名漢詩の鑑賞と漢詩の創作を通して〜」(動画)


開催当時のフライヤー

皆さんは漢詩を読まれるでしょうか?

 漢詩は中国での長い歴史を持つだけではなく、菅原道真から夏目漱石に至るまで、多くの日本人によっても作られ、読み続けられてきました。

 いわばもう一つの古典です。

 漢詩にはいくつかのルールがありますが、それをおさえておけば、グッと身近になります。

 今回の講座は、漢詩に馴染みがないという方に向けて、漢詩を読むことと作ることを通して、漢詩に親しんでいただきます。

 前半では中国や日本の名漢詩をいくつか味わい、その読みどころについて考え、後半では形式や平仄といった基本ルールを抑えて皆さんと漢詩を作ります。

 ぜひ漢詩に出会いに来てください!

【今回の講座で取り扱う予定の漢詩人】
空海、菅原道真、石川丈山、元政、大田南畝、良寛、夏目漱石、
謝霊雲、陶淵明、韓愈、白居易、杜甫、李白、李賀、李商隠、柳宗元……

・高校時代にビートルズの漢詩訳をしていた
・良寛と空海は別にして漢詩に触れてこなかった
・漢詩の基本的な構造について
・杜甫「絶句(江碧にして鳥愈々白く)」を読む/起承転結について
・伊達政宗「醉餘口號」を読む
・杜甫の緻密さと李白の雄大さ
・一休宗純や良寛の思想が垣間見える漢詩
・江戸時代の漢詩人:石川丈山、釈元政/和歌では表現できないもの
・空海の漢詩の面白さと難しさ
・引用やコラージュが上手い夏目漱石の漢詩
・漢詩はパズルのように作ることができる/平仄について
・はじめて漢詩を作るときには七言絶句を10個くらい作った方がいい/二四不同、二六対というルール

などなど
ぜひお楽しみください!

※ 本イベントはは2024年1月18日に隣町珈琲で収録されました。
※付属のPDFは併せてご覧ください。


開催当時の様子

★出演者プロフィール★


●安田登(やすだ・のぼる)
1956年千葉県銚子市生まれ。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、甲骨文字、シュメール語、論語、聖書、短歌、俳句等々、古今東西の「身体知」を駆使し、さまざまな活動を行う。著書に『あわいの力~「心の時代」の次を生きる』、コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』、『すごい論語』(以上、ミシマ社)、『異界を旅する能~ワキという存在』(ちくま文庫)、『能~650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)など多数。隣町珈琲でも「論語と⾝体」「古事記から探る⽇本⼈の古層」「古典から読む未来」シリーズなど連続講座を多数開催。

●渡辺祐真(スケザネ)
1992年生まれ。東京都出身。東京のゲーム会社でシナリオライターとして勤務する傍ら、2021年から文筆家、書評家、書評系YouTuberとして活動。ラジオやテレビなどのメディア出演、トークイベント、書店でのブックフェア、大学や企業での講演会も手掛ける。
毎日新聞文芸時評担当(2022年4月~)。著書に『物語のカギ』(笠間書院)。編著に『季刊アンソロジスト』(田畑書店)。「スピン/spin」(河出書房新社)に連載中。

※こちらの動画コンテンツは「隣町珈琲の本棚」の有料プランに入るとご覧いただけます。


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