子供のためのデイサービスって、何?
最近、”児童デイサービス”とか”放課後等デイサービス”という、学校へ通う子供向けの福祉施設が増えています。どんなイメージがあるでしょうか。
デイサービス=高齢者の介護施設だと思っていた!子供向けのデイサービス? どういうこと?? 名前のイメージでイロイロ想像してしまいますね。ちなみに、6歳未満は”児童発達支援”という施設になります。
ぶっちーはいつもたくさんの求人を見ていますが、職員の募集をよく見かけます。仕事内容は「障がい児の支援」と書かれていることが多いのですが、きっと、介護に近い仕事をイメージするのではないかなぁ?と思っています。
確かに身体障がいや知的障がいの施設もありますが、よく見かける求人はほとんどがそれ以外です。
そもそも、「そんな施設があること知らない」という人も多いのでは。
どんな子供たちが通っているのかというと、「授業中、ずっと座っていられない」「整理整頓ができなくて机もカバンもぐちゃぐちゃ」「いつも一人で遊んでる」「言葉は理解してるのにひらがなを上手に読めない」「集中すると呼んでも気づかない」などなど。。。
「みんなと同じようにできないことがある。」というイメージです。
ぶっちーは放課後等デイサービスで働いたことがあるので、学校の先生やスクールカウンセラーさんともお話する機会があり、「できればもっとひとりひとりに合わせてゆっくり向き合ってあげたいけど、沢山の子供たちいる学校ではなかなか難しいんだ」って話をよく聞きました。
放課後等デイサービスは、その「ひとりひとりに合わせて」のフォローを学校外でしてくれる場所。
友達とのうまく付き合う方法や、自分の得意なことを探して自信をつけたり、苦手をどうやってカバーするか方法を考えたり。学校ではなかなか教えてもらえない日常生活の上手な過ごし方をゆっくり学ぶことができる場所です。
昔は「目立つ子」「ちょっと変わった子」だったのが、”発達の障がい”という診断がされるようになったので”障がい児”と呼ばれるようになっただけなんじゃないかなと思います。
「一人ひとりの子供のために寄り添ってあげたい。子供のためになることを教えてあげたい。」という志で先生を目指すのであれば、子供の数の多い幼稚園や学校で働くとは違う「やりがい」を感じれる場所だと思います。子供の成長をダイレクトに感じることができます。
学校とは違うところといえば、ママの子育て相談がよくあります。ぶっちーは保育・教育の免許は持ってないけど、障がいの診断受けた息子を育てているので、メンターの役割でママの相談をよく受けていました。
施設を利用したいとか、働きたい場合もですが、施設にはそれぞれの特徴やサポート内容があります。運動が多かったり、学習サポートがあったり、イロイロです。ぶっちーの息子は人との関わりが苦手だったのでソーシャルスキルトレーニングをしているところへ通っていました。
なかなか認知度が上がらず、縁がないと興味もないところかもしれませんが、あまり偏見を持たずにどんな場所が知ってもらえると良いな~と思います。