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子なしの心境の変化

私は子どもがいない主婦だ。

そして来月には50歳になる。

不妊治療も経験してダメだったし、
もちろんもう自然妊娠なんて期待していない。


私はずっと、子どもがいる人に嫉妬して来たし、
これからもずっと、そうやって生きて行くんだと思っていた。


「時が経てばいつか吹っ切れる」とか、
「他人は他人。自分は自分の人生を歩けば良い」とか、
ありきたりなことを言われても、その気持ちは変わらなかった。

SNSもnoteも、子どものいる人をフォローすることはしなかったし、
特に子育ての悩みを綴っている場所は徹底的に避けた。


私はそんな僻み根性丸出しアラフィフおばちゃんであったのだが、
少し前から気持ちに変化が見え始めた。


そう。一週間前のこれ ↓


しつこいけど・・
私の神様であるスピッツの草野マサムネさんが、
ラジオで私の名前を二度も呼んで、
そして私の悩みに向き合ってくださった。


この事実に、私はもう子どもがいないことなんて関係ない。

こんなことは、本当に小さくてどうでも良いことだ。


そんな風に、少しだけ思ってしまった。



もちろんその他の、私が会話が苦手なことも、
我が家が原発事故で住めなくなったことも、
たまに喘息になることも、痔もちであることも、
部分入れ歯があることも・・

とにかくありとあらゆる悩みが、消えることはないけども、
本当に小さなことだと思えるようになったのだ。


そんな風に思えた自分に、自分が一番驚いている。



もしかしたら、この気持ちは今だけのもので、
いつかまた僻み根性丸出し・・に戻ってしまうかも知れない。

でも私はきっと、スピッツの曲を聴く度に、
毎週マサムネさんのラジオを聴く度に、
この声でまた幸せな気持ちになるだろう。

今、私は今まで生きてきた中で一番幸せな時だと思う。


私ってすっごく単純なんだな。


そして草野マサムネさんは、とても偉大な方だ。

でも本人はそれに全く気づいていない。(そこが良い。)

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