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BLを読んでみた -おさななじみに彼氏ができた話 上下 パース-

注)漫画の感想は最後に載せています。前置きが長いので、感想が気になる方は最後まですっ飛ばしてください 。ちなみにネタバレはナシです。

私は小学生の6年間、「学習と科学」という小学生向け月刊雑誌の購読をしていた。
当時は毎月、月初めに配達の担当の方が家まで届けてくれていたが、今はどうなんだろうか?(というか、まだその雑誌は存在しているのだろうか?)
すごく心待ちにしていた、というわけでもないが、まあそれなりに月初めに届くのを楽しみにしていた。
それが、ある春の日、ふと今月はまだ届いてないという事に気付き、配達漏れを疑った。そして次の瞬間、自分がもう小学生ではなくなっていた事に気づいた。(ちょっとした衝撃だった。)
それ以来、私の月イチの購読雑誌は少女漫画雑誌となり(りぼん→LaLa派)それが私の漫画人生の始まりだった。
その後、中学生から高校にかけては、漫画を買いたいあまりに母から貰った定期代を使い込んでしまうくらいに、漫画にズッポリとハマってしまった。(もちろん使い込みはバレてコッテリ縛られ、自転車通学を余儀なくされた。)
まあ、そんな私も、短大生となり、社会人生活が始まる頃には、それなりに人生リア充させる事に必死で(むっちゃ懐かしい。ポケベルの時代だったよね。)漫画も好きな作家のものをチェックするくらいになっていた。

そんな私の漫画熱に再び火がついたのは、そう、コロナが発生し、ホームステイ生活が始まった頃。
「風の谷のナウシカ」原作全7巻(マイバイブル)を何年かぶりに読んだのをキッカケに、漫画を読む手が止まらなくなってしまった。スマホどころかガラケーすら存在しなかった以前には考えられない、今のWEB上の充実しすぎな漫画情報やアプリ達が、私の漫画熱に拍車をかけた犯人なのは間違いない。
アレコレ読み漁り始めた私に、BLからお誘いの声がかかるのは必然だろう。
ちょっと恋愛少女漫画に食傷気味になっていた私には、これがちょうど良い刺激になった。
そして、BLにハマって早一年半。
今、もし私の宝くじが高額当選したら、BL漫画喫茶店を開く。いやほんま。

それはともかく、今回、これは感想を共有したいな、と思う漫画に出会ってしまったので、書いてみる事にした。

↓↓↓ 感想ここから↓↓↓

それが、この「おさななじみに彼氏ができた話 上下巻」。
これ、見つけた時、すごく気になったのだが、試し読みでドロドロ系かな、と思って購入をすごく悩んだ(自身にHSPの気があるので、ドロドロ系は苦手)。でもやはりそこは読んでみたい好奇心が抑えられず、自分の勘を信じつつも、つまらなかったら売ろうと腹をくくり、購入。(BLは少しお高いので買うのも勇気がいるよね。って私だけ?)
あくまで個人的な感想は、絵・内容・エロ度・その他、の4点でお伝えしようと思う。

★絵
普通に好き。登場人物が、中学生から大学生になって外見が変わっていく人物描写が自然で、また、主人公の人格変わる時や魂の抜けた時の表情がすごく上手くて、今後絵がどう変わっていくのか見続けたいと思った。
★内容
一般の(?)BLにはあまり存在しないと思われる、「みちこちゃん」の存在がもの凄く際立っている。しかも嫌味ではなく程良いスパイスになっている。
下巻で「なるほど、そういう経緯でしたか。」と納得するのだが、上巻読み初めから続きが気になって、一気読みした。
読んだ感想としては、帯の感想に同意。
執着系でドロドロとなりそうな内容だが、みちこちゃんという一歩引いた存在と、どこかコミカルに描かれている脇役たちによって、全体的に重くなるのを上手く防いでいる。
それぞれの主要人物に共感できるし、無理や違和感がなく、読後感も良し。
★エロ度
キスシーンどまり。エロより内容で読ませるタイプ。
★その他
手元にずっと置いておきたいというほどではないが、良い意味でとても印象に残る作品だった。スルーせずに読んで良かった。
因みに同時発売の「Lick」、こちらはエロ度少し高め。絵は「おさななじみ〜」に比べると雑感が否めない感じだが、内容は溺愛・純愛系で、私は好きなヤツだった。

最後に、今のところの私の「ザ・手放せないBL」は下記の3点。
「囀る鳥は羽ばたかない」
  ↑八代を好きすぎる自分がヤバい
「メロンの味」
  ↑絵・内容・空気感・ラスト、どストライク
「高良くんと天城くん」「兄貴の友達」
  ↑人生をやり直したいとは思わないが、
   (今からもう一回人生やり直すとか、
   勘弁してくれ。シンドすぎるわ。)
   でも、こんな学生生活なら
   もう一回経験してもいいかもね。
   と思える青春フォーエバー系(意味不明)


ご参考まで。





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