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適切な感度設定でセンシング不全は防げる

読む時間がないよ!という方はこちらへ↓↓

1分で記事をまとめています。


なぜセンシング不全だと危ないのか?

今回は、

センシング不全になるとどうなる?

適切な感度の設定方法
・なぜその設定なのか?

についてお伝えします。

センシングとは?  センシング不全とは?
 こちら👈        こちら👈

センシング不全になるとどうなる?

オーバーセンシング状態

心臓が1回拍動する中で、数回オーバーセンシングが起こると

オーバーセンシングした回数だけ心臓が拍動した!
と認識してしまう。

拍動以外にも、筋電位やノイズ等の拍動以外の電位をセンシングしてしまうと、 

心臓が拍動していないにも関わらず拍動していると認識してしまうのです。


【アンダーセンシング状態】

心臓が拍動しているにも関わらず、拍動していないと認識してしまう。

つまり

心臓が動いとるのに本体が勘違いしてペーシングを打ってしまうのです。

そしてそれは、

心房にリードがある時:設定感度がP波より高い
心室にリードがある時:設定感度がR波より高い

この2つの場合に起こります。

これって非常に危ないですよね。

だから、適切な感度を設定して、センシングさせてあげる事が大切なのです。

適切な感度の設定方法

オーバーとアンダー。

そして適切な感度を図で書いています。

感度が1.5だと「オーバー」

そして5.0でも「アンダー」

この時の適切感度は「2.5」

・なぜその設定なのか?

感度設定は、波高値の2倍。
もしくは1/2の間隔をとることが理想
だから

です。

不全になっていなければ多少ずれても問題ない場合もあるそうです。

この図の場合は

できるだけ2倍もしくは1/2の間隔をとりつつ

不全にならない設定に合わせたため、感度設定は「2.5」となっています。

適切な感度設定にすることで
センシング不全は防げる!


次回は「ペースメーカーの基本動作:モード」についてお伝えします。

モード。。。病棟や循環器外来ではよく聞くのではないでしょうか。

お楽しみに✨

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