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生きた価値ある情報を選びぬく方法

昨今、知りたいことはほぼなんでもネットに載っています。僕のバイクは「全然売れていない」(メーカーの友人談)タイプで、オイル交換を自力でしようとしたところ、そう簡単にやり方が出てこない。
でも、粘って、探して、探して、やっと個人でバイク店を営んでいる方がyoutubeにアップしているのを探し出し、大いに参考となったことがありました。やはり、探せばなんでもある。

しかし、情報の確度や精度に関しては、サービスによって偏りがあります。

個人的な感想ですが、Twitterは最も不安。そもそも偽情報を拡散させるツールとしても利用されているので、もはや全て疑ってかからなければならないくらいです。

インスタはエロや金に関するDMが多くて鬱陶しい。怪しい巨乳美女からフォローされたり、外されたりとか、もはや何をしたいのかも意味不明な「技業者」も多数。ただ、配信をしている者としては視聴者の皆さんとの繋がりを保てるという意味では便利です。

youtubeは友人曰く「民度が低い」。罵詈雑言のコメントに、もうやめようとかと思ったそうなのですが、でも、一定の収入もそこで発生しているのでやめられないのだとか。

最も信頼をしているのは新聞で、毎日、全紙読んでいます。同じニュースでも扱う大きさが異なったり、見方も変わります。全方位からアクセスしないと、自分の考えに偏りが出てくる可能性があります。

生きた価値ある情報を得る方法

そうした中、今月から始めたオンラインサロン「コミュニケーション大学校」では「アウトプットとインプット両方にまずは慣れる」ことを目的に、メンバーの皆さんとさまざまなテーマでやりとりを続けています。それぞれの人生経験で得た情報、学び、そうしたものを動画や記事でアウトプットする。それは受け手にとっての新たなインプットになる。コメントや感想は、励みにもなるし、自分を客観的に見ることにもつながる。

生きている情報を、信頼できる仲間たちから得られる。そして自分の学びにもつながる。

無料で使えるものは、相応のリスクがあります。精度や確度に不安が生じます。「お金がかかる」というのは理由があって、新聞全紙を読むのはそれなりに費用がかかりますが、でもしっかりとした多方面にわたる情報を得られる媒体として、相応の価値があると考えています。

僕のサロンは月額3300円で募集をかけ、即日定員に達しました。日々のニュースやその解説を伝えているほか、コミュニケーションのコツも学び、各メンバーの生きた情報も得られる。そしてアウトプットの場として活用できる。

昨今、情報に関して「無料」に慣れている私たちですが、皆さんそれぞれの生活や仕事に合った「有料で得られるもの」を考え直してみてもいいのかもしれないな、と特にサロンを運営してから意識するようになりました。

フジテレビ報道番組プロデューサー
森下知哉

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