よー、そこの若いの
今の自分は幸せなのか、
ふと自分に問いかけてみる。
半人前の自覚を持ちながら、
エリアの統括責任者になることを選んだ。
あの日から職場の内部の関係性、業務量、
時間外の過ごし方は一変した。
今の私は、朝礼や会議の内容決めと日程調整、
仕事の割り振りのコミュニケーションなどが
誰かの見よう見まねにとどまっている。
そこに私の思いはなく、自分を客観視しても
この人についていけるかは甚だ疑問である。
今の日々は筋トレでいうところの、
負荷を1日中かけ続けている毎日である。
超回復の日を作りたい。
まずは今抱え始めた透明のバーベルを
持ち上げ切らなければならない。
これがどうにも持ち上がらず、
日々うなっているだけである。
今朝、不朽の名作「嫌われる勇気」を再読した。
『孤独や不幸は自らが自らを守るために作り上げている』というのが、アドラー心理学の主張である。
その文章をきっかけに、
改めて自分の今を見つめなおす。
今の立場だからこその幸せがあるはずだ。
そしてその先に、私の殻を破ってくれる、
私が本当に見直すべき弱点や課題があるはずだ。
ここからは私の脳内の殴り書きになるため、
構成やら読みやすさは保証ができない。
この立場だからこそ、今までチームのようで
深くまで知ることができなかった社員の思いや
こだわりを感じることができる。
今まで関わることすらできなかった先輩と
コミュニケーションが取れる。
エリアの売り上げを背負うことで、
人を動かす難しさや動いてくれる人への感謝を
誰よりも勉強することができる。
プレイングマネージャーとして、一社員として
成長せざるを得ない環境に身を置いている。
私のエリアは活発な人はもともと少なかった。
着任してきた1年前からそれは感じていた。
責任者になる前の私は、発言してくれる人の存在が嬉しくて、その言葉に対して誰よりも大きなリアクションをして、一緒に盛り上がることに徹していた。
竹原ピストルのyouthという曲の中で
人にあって自分にないものが
自分にあって人にないものさ
という歌詞がある。
私は閑散とした空気の中で過ごすことが
とても苦手な人種である。
裏を返せば、私はエリアの中で誰よりも、
エリアを盛り上げたいという熱がある。
私は社員に一線を引かれだしたと感じていた。
その線を引いたのは他ならぬ私自身である。
竹原ピストルは、Forever youngという曲で
あの頃の君にあって
今の君にないものなんてないさと叫んでいる。
統括責任者という名のもとに、
新しい出発点に立った私。
らしく生きるためには勉強せざるを得ない。
そんな日々の繰り返しである。
それでもこの文章を通して見えた
小さな萌芽を大切に育てていきたい。