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【第七回】感謝思考とは【行動の量と質を上げる】
こんにちは。
【マネージャー向け】チームで成果を出すコツを紹介するマガジン7本目になります。
今までの記事を見てくださった皆様、本当にありがとうございます。
過去の6本は、こちらのマガジンからご覧になっていただけます。
さて、本日は
「感謝する意義って何なんだろう?」という方向けに、
感謝思考について紹介したいと思います。
私は現在、海外事業室長としてメンバーを率いて事業や拠点の立ち上げを担当しております。
自身はもちろん、メンバーのモチベーションを上げるために試行錯誤してきました。
感謝思考とは?
結論から言うと、
自分の身の周りにあるモノに対して、当たり前の基準を下げ、有り難いと感謝する思考です。
詳しく解説します。
例えば、以下のような状況だったとします。
メンバーが期待通りに動いてくれない
皆さんも一回は経験があるのではないでしょうか。
この状況に対して、感謝思考でアプローチすると、
メンバーがいてくれるのは"当たり前じゃない"。一緒に働いてくれるのは"有り難い"ことだ。
つまり、今の状況に対して「あることが当たり前」という基準を下げるということです。
期待の根底には、やってくれるのが当たり前という考えがありますね。
当たり前の基準が下がるとその分、有り難いと感じることができます。
なぜ感謝した方が良いのか?
結論から言うと、
・人間関係が良くなる
・パフォーマンスが上がる
詳しく説明します。
人間関係と仕事の成果に関係があることは明確です。
退職理由のランキングでも「人間関係」は3位につけてます。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
(引用元 : リクナビNEXT 転職理由と退職理由の本音ランキングBest10)
仕事で成果を上げるには、感謝の気持ちを持って(人間関係を築き)、仕事に取り組む必要があります。
また、人間の心理として、「感謝されたいし、感謝したい」と思うものであるといったことも理由の一つです。
脳科学的に見ても、感謝の感情を持った方が人間のパフォーマンスは上がると言われてます。
イギリスのウォーリック大学の研究では、幸福な気持ちで作業をすると生産性が12パーセント向上し、不幸せな気持ちだと10パーセント下がることがわかったそうです。
(引用元 : ライフハッカー 「感謝の脳科学」があなたのビジネスを変える)
人間の脳はいつも「快(幸せに感じる)」と「不快(不幸に感じる)」を無意識に判別してます。
感謝の感情に関しては、100%「快」になります。
つまり、感謝をすると
・人間関係も良好になり
・感謝する側もされる側もパフォーマンスが向上する
ということです。
自然と感謝ができるようになるには?
結論から言うと、
あたり前を減らすことです。
例えば、
・今日も仕事か。
・メンバーが期待通りに動いてくれない。
・家族と一緒じゃなくて1人になりたいな。
「明日も同じことが起こる」と考えていること = 「あたり前」と言えますね。
また、あたり前は不満を生む要因にもなりますね。
あたり前と考えないとどうなるかと言うと、
・今日も元気に働けることは"あたり前ではない"。(感謝しよう。)
・メンバーが毎日出勤してくれることは"あたり前ではない"。(感謝しよう。)
・家族と過ごせる時間があることは"あたり前ではない"。(感謝しよう。)
つまり「あたり前が減ると、不満も減り、自然と感謝が増える」ということです。
感謝を伝えるコツは?
結論から言うと、
感謝を感じたら直ぐ表現すること。
「有り難いな。」と思っても、「こんなことでありがとう伝えても意味ないかも。」と、感謝を伝えない場面もあるかと思います。
そんな時は一回、感謝を受け取った場面を思い出してみてください。
どんな小さなことでも感謝を受け取ると、心が温かくなったはずです。
感謝する側の視点で考えるのではなく、受け手の身になって、感謝の気持ちを表現しましょう。
感謝は伝えた方が、自分も相手も幸せになります。
先ず、身の回りにいる人に感謝の気持ちを伝えることから。
そして、些細なことでも感謝し合えるチーム作りをし、チームのパフォーマンスを最大化しましょう。
今回は以上になります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
前回の記事「ポジティブ管理思考とは」はこちらから。
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