サポータータイプの生き方に自信を持ちたいのです。
自分が自分の人間性を使って何かを生み出すような仕事や、何か目立った成果を挙げるような仕事に苦手意識がある。そして、そういうことができない自分、それに積極的に取り組もうとしない自分について、常に何かから逃げているのではないか、という罪悪感のようなものが付き纏うことがある。
しかし、そう思う一方で、これは得意不得意の世界に属するものであって、無理してやる必要もないのではないか、という思いもある。
自分の中に、この両者の板挟みに置かれた葛藤が常に存在する。
でも最近は、そうした罪悪感や幻聴に惑わされずに、まずは自分が幸せに生きることが大事だと思うことにしようと考えている。
私は元々、自分が率先して欲望のままに動き回るよりも、周りの人々が過ごしやすくなるような動きを無意識的に取ってきたのだ。
地域の子どもたちを連れて行ったキャンプでは、困っている子どもや青年仲間に対して優先的に声をかけていたように、助けが不要だと判断したところについては干渉せず、人出が足りないところや助けを求めていそうなところに引き寄せられるような感覚がある。
ピアノをソロで弾くよりも、合唱コンクールの伴奏役の方を進んでやっていたように、自分が強烈なスポットライトを浴びるよりも、スポットライトを浴びている誰かが気持ちよく輝けるように周りを固めたいと思う感覚がある。
その方が、自分が自然に身を任せて動けるスタイルなのだ。
いわゆる主人公タイプではなく、主人公の横にいてそれを助けるサポータータイプである。
そして、そういう人間には、きっとそういう人間の生き方があるはずだ。
弱点克服マインドが大事になるときもあるのだけれど、まずは得意で自然にできることをどんどん伸ばしていくことの方が、自信を持って生きていける幸福の道へ通じている気がするのである。