保育と社会福祉を漫画で学ぶ 『 アイ’ム ホーム』(石坂啓,1999)と高次脳機能 障害
石坂啓さんの『アイ’ム ホーム』(上下巻,小学館,1999)は、家族とは何か、高次脳機能障害について、また中途障害者、つまり人生の途中で難病や交通事故などで障害を負った人たちの生き方について考えるきっかけを与えてくれる作品です。1999 年の文化庁メディア芸術祭大賞受賞作で、木村拓哉さん主演のドラマにもなった作品です。
主人公の久は、離婚して家を出たのでした。
妻とスバルと三人で過ごした家は「慰謝料がわり」として妻に引き渡したもの。スバルに最後に会ったのは一年前の誕生日でし