#165 【映画】夢を追わない人間は野菜と同じ/『世界最速のインディアン』(2005年)
夢を追うのは子どもの特権でしょうか?
何歳からでも夢を追う人生でいたい!という方に勇気を与える映画をご紹介します。
■あらすじ
実在したベテランのバイク乗りパート・マンロー。実話を元にして描かれている映画作品です。
60歳を超えてなお、バイク乗りとして世界最速の記録を出すという夢の実現を目指したライダーの物語。
■物語はゆっくり。夢と情熱を淡々と。
はじめてタイトルの『世界最速のインディアン』を観たときは、
アメリカ大陸の先住民である『ネイティブ・アメリカン』のことだと思いました。しかし、本当は違いました。
バイクメーカーが出しているバイクの車種です。
物語の序盤、若かりしパート・モンロー(21歳)が購入したバイクが『インディアン・スカウト』という車種でした。
そのバイクを40年以上大切に使い、メンテナンスしたり、修理しながら40年以上愛車として使い続けていました。
パート・モンローが抱き続けていた夢とは、
愛車の『インディアン・スカウト』に乗って、世界最速記録を塗り替えることでした。年齢関係なく夢を持ち続けることの大事さを教えてくれる作品です。
その夢を実現するために苦労しながら前進していくのですが、典型的なヒューマンドラマの映画とも違いました。
大きな挫折や絶望を体験してもなお、信念をつらぬき通した主人公が奮起して大きく変化していく物語ではありません。
63歳という肉体的なギャップがありつつ、主人公のパート・マンローは淡々と丁寧に、着実に夢の実現に向かって進んでいく姿がかっこいいです!
アメリカで開催されていた「スピードウィーク(最高速度記録会)」 に挑戦するために、日々の毎日を過ごしているパート。
ある日、彼が隣の家の子どもに語ったセリフが印象的でした。
静かに語る姿が渋くてかっこいいです。
老若男女関係なく、旅先で出会う多くの人々を魅了して巻き込んでいくパートの魅力が描かれています。
■映画の感想
自分の夢を40年以上も持ち続けている姿は、周囲の人に対しても勇気を与えてくれます。
あたらしいチャレンジをしようとしたとき、自分の頭の中だけで膨らみ続けてしまう不安や心配があります。私自身、二の足を踏んでしまっていることも少なくありません。
足を止めてしまいそうなときにこの作品を観ると、
『年齢を言い訳にすることはできないし、なんだかんだ考えながら夢を諦めずに追いかける姿はかっこいい』と思わせてくれます。
■さいごに
パート・マンローの年齢のおよそ半分しかないぼく。
まだまだ夢を持つことを諦めるにははやい!
ダイエットと筋トレもがんばります!!!