#112【格言】「夢を持って大きなビジョンを描こう」人生計画を立てて生きる。孫正義の言葉
孫正義といえば、携帯キャリア業界の重要人物として有名です。
ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長を知らない人は少数派だと思います。
総資産約2兆円、年収約52億円といわれています。
日本だけでなく、世界でも有数の資産家トップの方です。
私たちの生活に欠かすことのできない携帯電話。
通信インフラとして、今なお発展し続けている企業ソフトバンクグループです。
その企業を創りあげた孫さんと、実はちょっっっっっとだけ共通点があります。それは、九州の佐賀県出身ということです。
世界有数の資産を持った孫さんの生き様の詰まった言葉と行動を今回はご紹介していきます。
■孫正義さんの50年間の人生計画
華々しい大成功を続けている実業家として逸話も残っています。しかし、それ以上に地道な活動をされていたようです。
知識やスキル、テクニック、専門性だけでなく、圧倒的な人間力と大成功には欠かせない鍵となっているのが、"50年間の人生計画"かもしれません。
20代で名乗りを上げ
30代で軍資金を最低で1千億円貯め
40代でひと勝負し
50代で事業を完成させ
60代で事業を後継者に引き継ぐ
これは、20歳になる前の孫正義さんが、
今後の50年間の人生のために立てた「人生計画」です。
■生き方を決めた本の存在
孫さんは2冊の本に大きな影響を受けたと言われています。
・司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」
・日本マクドナルド創業者 藤田田氏の「ユダヤの商法」
1冊目の坂本龍馬の影響で「何事かを成したい」という志を持つ。
2冊目の影響で具体的な行動をしていくことを決めたと言われています。
「ユダヤの商法」に感銘を受けた孫さんは藤田氏に直接会いに行くという行動もされています。
当然ながら大企業の社長である藤田氏からは門前払いを受けたそうです。
しかし、何度も会いに行ったことで藤田氏が関心を持ち、15分だけ社長室で会う機会を得たそうです。
そこで、自身がアメリカに留学へ行くことを告げます。
そして、「アメリカで何を学ぶべきか」を質問しました。藤田氏からはコンピュータやIT分野の可能性を学び、現在のIT実業家としての基礎を築いたといわれています。
これまでの孫正義さんを調べてみると、この「人生計画」を実行しているといえます。
人生計画になくても、日本全体のIT革新を加速させていたり、学校の設立や被災者支援のために100億円の寄付を行うなど社会貢献にも携わっています。
■IT実業家の言葉
IT実業家というと、効率化や仕組などを重視している人のように思っていました。しかし、孫さんが残している言葉の多くは、"人柄"や"物事の解釈"を大事にしている印象を持ちました。
そのなかのいくつかの言葉をご紹介します。
"口に出して紙に書いてコミットする事。それは成功への近道"
できるかどうかではなく、なにをやるか決めてそれをコミット(宣言)するだけなのかもしれません。
"人生は、何と素晴らしいものだろう。幾多もの困難はある。しかし、それらを乗り越える勇気と努力を惜しまなければ、何時か必ず良き事が起こる"
上手くいくこともいかないこともあって当たり前。
どんなときでも動くことから始めて、勇気と努力を継続していけばいつかは良い結果にもつながるのだと信じています。
"最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ"
"夢が未達でも落ち込む必要はない。追い求め続けている間は達成に近づいている"
願望や理想を「いいな」で終わらせません。実現していくために必要な具体的な計画を立てて行動していくことがスタート地点になります。
私自身も50年計画といわなくても、まずは、5年後、10年後の自分の理想の姿や計画を紙に書き出します。
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