コロナで禁止ばっかりにされている授業だかこそ
最近、腰が痛いのでビールを控えています。どうもトモです。ビールを飲まないと次の日の朝が調子いいなぁと思いつつ、飲みたいという気持ちもあり、葛藤をしております。
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さて、休校が延長された学校もありますが、再開する学校もあります。再開する際、授業に多くの制限が設けられています。例えば、
・ペア対話禁止
・グループ活動禁止
・対話活動禁止
・児童同士が向き合った活動の禁止
・児童同士が触れ合う活動の禁止
・教室の中を動き回る活動の禁止
「オンラインにすればいいじゃん」
とか、そういうハイテクな声も周りから聞こえてきます。私もそう思います。
でも
でも
でも
そんな選択肢はないんです!公立学校には・・・だから私は、
「禁止ばっかりで、一体どうすればいいんだよ!!」
と、嘆いております。
嘆いてばかりでもしょうがないので、手持ちの武器を考えます。
残された指導法は・・・
『一斉指導』
しかないんです。主体的・対話的で深い学びが着目されるようになり、一斉指導に対するネガティブなイメージが広がりました。
新学習指導要領の全面実施のこの時期に、まさか一斉指導に戻らなくてはいけなくなるとは・・・なんとも皮肉なものです。
「一斉指導かぁ、子ども達、退屈しないかなぁ」
そんな不安が私にはありました。
だからこそ、一斉指導を効果的にする方法を追求していく事とします。
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さて、私たちが学生のころ、
「楽しい授業」
って、ありませんでしたか?
私たちが学生の頃は、座学が中心で活動はあまり重視されていませんでした。
しかし、確実に楽しい授業はありました。
そして、その授業って、本当にわかりやすかったと思います。
では、私たちが感じたその「楽しい授業」はなぜ楽しいと感じたのでしょうか?
先生の教え方が上手だったからでしょうか?
確かにそれも一つの理由かもしれません。
しかし、私はこう思います。
「先生が一番楽しそうに授業をしていた」
先生が笑顔で、ずーっと楽しそうに説明をしていると、聞いているだけなはずなのにとっても楽しい授業になっていたと思います。
説明が上手な先生は、きっとその授業が大好きで、楽しそうに説明していたのではないでしょうか?
それもそのはず、人間には「ミラーニューロン」というモノマネ細胞があるからです。そのモノマネ細胞は、人間の感情までもモノマネしてしまうそうです。
つまり、子どもが授業が楽しいと感じるということは、
「教師が授業を楽しんでいる」
という事になります。
「なるほど!楽しめばいいのか・・・」
「とは言っても、そんなすぐに授業を楽しむことはできないよ。」
そんなことを思うかもしれません。
そこで、私の考える授業者が授業を楽しむための3つのポイントについて、お話しさせていただきます。
◯ポイント1「教材研究で自分が楽しむ」
「教材研究」というと、子どものためにわかりやすい授業をするためにする事が多いと思います。私もそうです。
ですが、教材研究をしていると、時々自分が、
「なるほどぉ!そういうことか!」
と、ワクワクする事がありませんか?
つまり、教材研究の目的を、子どものためにわかりやすい授業をするためでなく、自分がワクワクするポイントを探すという目的に変えることです。
自分が教材研究でワクワクした分、実際の授業にそのワクワク感が乗ります。ミラーニューロン効果で、授業がワクワクした授業になると考えます。
◯ポイント2「笑顔で授業する」
「いやいや、簡単に笑顔って言うけど、つくり笑顔しかできないよ」
という声が聞こえそうです。
そうです!つくり笑顔でいいんです!
なんと、つくり笑顔をするだけで、人間の脳にはセロトニンという幸せを感じるホルモンが分泌されるそうです。
つまり、幸せを感じながら授業をすることができるんです。
つくり笑顔だけでいいんです。
心の底からの笑顔でなくていいんです。
できない人は、口角だけ上げても効果はあるそうですよ。
つくり笑顔と聞くとイメージが少し悪いようならば、「子どものための笑顔」と考えてみてはいかがでしょう?
子どものために笑顔で授業すると、教師は幸せを感じます。
さらに、ミラーニューロンとのコンボにより、子どもも幸せに感じるようになります。
笑顔で授業するだけで、子どもも教師も幸せを感じる授業にすることができるんです。
◯ポイント3「できない事も楽しむ」
授業をしていると、できないで子どもは悲しそうな顔をします。
教師も、自分がどう教えていいかわからない時、とても悲しい気持ちになります。
でも、逆に考えてみましょう。
「できないことって、いけない事ですか?」
学校は、できないことをできるようになるために来る場所です。
だからこそ、できない事も楽しめる事が大切です。
そのためにも、教師自身ができない事を楽しめる事が大切だと考えます。
教えててわからない時も、
「ごめん!先生、この部分よくわからないんだ」
と、正直に子どもに打ち明けてみてもいいかもしれません。
子供って、結構優しくて、できない事を素直に打ち明けると一緒に考えてくれます。
そして、できたときに
「みんなと一緒に成長できて、先生嬉しい!ありがとう」
と感謝の言葉を伝えることが大切です。
できないことを教師が楽しむことが、子どももできないことを楽しめるようになると考えます。
(ですが、学級によっては余計に荒れに繋がる場合もあるのでご注意ください。)
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いかがだったでしょうか?
これ以外の「授業を楽しむ方法」があると思います。そんな方法があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
今、私たちにできる授業は限られています。
だからこそ、「私たちが授業を楽しむ」という原点に私は帰りたいと思います。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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