【執筆途中】Vtuberが楽しすぎたのでもっと考察することにした
初めましての方は初めまして、ともちーと申します。
この記事は続き物ですので、初めての方は前の記事から読んで頂いた方がより楽しめるかと思います。
▼V独特の『企業勢』と『個人勢』という文化
前回の考察ではざっくりとしたVtuberの歴史を振り返り考察してきましたが、その中で『企業勢』と『個人勢』という単語を何度か使っていたことには気づいたでしょうか?
個人的にはこれ『Vtuber業界独特の文化だよなぁ』と思っていて、非常に面白い対象として見ています。
前回の考察を例に出すと、Vtuber四天王ののじゃロリおじさんは個人勢、他の4人は企業勢ということになりますね。
前回紹介したVtuberさんを個人勢と企業勢で分けると
▼個人勢
バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん(ねこます)
りむとまき
魔王マグロナ
伊東ライフ
▼企業勢
キズナアイ
電脳少女シロ
ミライアカリ
輝夜月
桐生ココ
▼企業そのもの
にじさんじ
ホロライブ
こんな感じで分ける事ができます。
さてV独特と言った物の、バーチャルじゃない生身のYoutuber業界にも事務所という物はあります。
軽く検索してみただけでもいっぱい出て来ますね、個人的にYoutuberさんには正直そんなに詳しくないんですが、それでもUUUMやVAZといった大手事務所は何となく聞いた事があります。
ざっくりwikipediaからまとめてみると
・UUUM所属
・VAZ所属
やばい、まじで分からない名前が多すぎる。おじさん時代に置いてかれてる。
と言う若干笑えない冗談は置いておくとして、調べてみて真っ先に思ったのは
ガチャピンとムックってUUUMに所属してたのか!
でした。
ツイッターで回ってきてガチャピンのyoutubeを見たことはあったんですが、UUUM所属してたのは初めてしりました。
HIKAKINさんや水溜まりボンドさんもお勧めされて動画を見たことはあったんですが、UUUM所属というのは今回初めてちゃんと認識しました。
Youtuber業界のイメージ
僕からしたら、Youtuberと事務所って別物であって、頭の中では繋がってないんですよ。
もっと正確に言うなら、Youtuberさん個人やグループがメインで、事務所はあくまでサブ・裏方というイメージです。
Youtuberファンの人からしたらまた違うんでしょうか、誰かYoutuber業界のファンで考察してる人とか居たら連絡お待ちしてます←
Vtuber業界のイメージ
それに対してVtuberの場合、事務所ごとにある程度グループの輪郭がハッキリとしていて、事務所の内側でのコラボなどが非常に多く見られます。
いわゆる『箱推し』と呼ばれる文化が強く根付いているのも特徴的ですね。
※箱推しとは?
アイドル等のグループにおいて、一人のメンバーを推す「単推し」に対して、グループ全体を推していること。
グループ全体が好き、全体を応援していること。
ピクシブ百科事典より
元はアイドル業界の用語として生まれた言葉ですが、同じオタク界隈という繋がりから今ではVtuber業界でも日常的に使われるようになっています。
特に2020年現在、業界のけん引役となっているにじさんじさんやホロライブさんを筆頭に、事務所としてタレントさんを募集している企業もたくさん見受けられます。
実際、Google検索でVtuberと入力すると『募集』『オーディション』『魂募集』などのサジェストが表示されます。
▼なぜV業界では企業の影が濃いのか?
まず先陣を切ったVtuber四天王の5人中4人が企業勢という業界の歴史があると思います。
Youtuber業界はyoutubeが場所を用意して、そこに個人が動画を投稿していく中で人気者が埋まれたのに対して、Vtuber業界はスタート時点から企業が起こしたムーブメントなわけです。
しかし個人的にそれよりも強い理由として、バーチャルYoutuberデビューのハードルがリアルYoutuberに比べて非常に高いというのがあると考えています。
だってリアルYoutuberとしてデビューしようと思ったら、スマホ1台あれば事足りてしまうのです。
現代人の大半はスマホを持っています、多くの人は動画を撮影したこともあるでしょう。
例え凝った編集が出来なくても、撮影した動画をyoutubeにアップロードするだけでもYoutuberとしてのデビューは出来るわけです。
それに対してバーチャルYoutuberとしてデビューしようと思ったら、まずはアバターが必要になります。アバターを動かすプログラムや設定も必要になります。
アバターを用意して、それを動かした事のある人ってどれくらい居るんでしょうか?
誰だって初めての挑戦には抵抗を感じるものです。
人間に限らず、生物は変化を恐れて、昨日と同じ今日を望む性質があります。
前回考察した3D CGと動画編集というハードル以前に、生物として高い壁がそびえているわけです。
※恒常性・ホメオスタシス
この『昨日と同じ今日を望む性質』をちょっと格好いい言葉で言うと、恒常性やホメオスタシスと呼びます。
人間も昔は今ほど高度な文明を持っていたわけではなく、野生に生きる生物の一種でした。
あらゆる生物に共通する目的は生き延びる事、そして子孫を残すことです。現代まで続いている生物は全てこれに優れていたからこそ、未だに種族として残っているわけですね。
さて、そこで考えてもらいたいのは最も生き延びる可能性の高い行動はなんでしょうか?
答えは昨日と同じ行動です。なぜなら、昨日を生き延びたからこそ今日も生存しているからです。
過去に水や食料が採れた場所では、今も同じように水や食料にありつける可能性が高いのです。そして今まで行ったことが無い場所に水や食料があるとは限らないし、未知の猛獣に出くわして死んでしまう可能性があります。
ちなみにこのように人間心理を、歴史の過程で形成されたとして考えるのを進化心理学と呼んだりします。
閑話休題。
そしてこの高いハードルを越える補助を企業がしてくれるわけです、しかも営利活動という資本主義の世界で最も信頼のおける理由で。
そりゃあ安心できるし、頼もしいですよね。
もちろん『その苦労まで含めて私はVtuber人生をエンジョイするんだ!』という個人勢の人も居るでしょう、それも素敵なVtuberライフだと思います。
でもね、やっぱ怖いもんは怖いんだ。
そして何より、その恐怖がVtuberライフを終わらせる可能性になりかねないから困ったもんなんだよね。
▼個人勢と企業勢の比較考察
※このnoteは執筆途中です。時間のある時に順次書き足していくので、よければ四苦八苦している様も含めて楽しんで頂ければ幸いです。
面白いコメント等があれば考察にゴリゴリ組み込ませて頂くので、気になったところや知っていること、間違っているところなどなどあれば気兼ねなくドウゾ。